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コラム

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みちしるべ

2019-09-05
 20年ほど前までは、若い職員がたくさん活躍していた県内の建設コンサルタントも、高齢化が進む。30歳代の技術職員が極めて少なく、多くの企業に「空白の年代」があると聞く▼一時期に比べて事業量がいくらか増えた近年は、新卒の採用に各社が力を入れているほか、将来を見据えた体質の改善に向けて努力を続けるが、技術者として育つには時間がかかる▼週に何度か、取材先で監督員らと打ち合わせをする数人の技術者を見る。その中には、新人と思われる若い人が協議の内容をメモしていた。勉強のため、先輩が連れてきたのだろう▼県の優良業務に若手技術者を表彰する制度ができた。表彰者の一人は、まだ20代後半。業務の責任者を任された彼にとって、大きな励みになったに違いなかろう。(鷺)

みちしるべ

2019-09-04
業界の大きな課題は人材確保と育成。官民挙げて各施策が展開されているが、一方で、社員の質的向上も図っていかなければならない▼今、上司が部下と1対1で面談する「1(ワン)on1(ワン)ミーティング」が注目されている。従来の上司から部下への一方的な教育とは異なり、上司が部下からの話をしっかり聞き取り、今後の行動をサポートしていくやり方で、テーマを先に決めて、仕事の悩みや体調、メンタル、ワークバランスなどについて、現状の課題や改善策等をどう考えているかを引き出していくもの。話は部下が全体の7割程度を占めることが理想的という▼「1on1ミーティング」は、個の質的向上と定着率のアップ、さらに生産性を高めるための時代が要請する新しい社員教育のあり方でもあるようだ。(雀)

みちしるべ

2019-09-03
 先日、女性活躍推進セミナーが県庁で開かれた。建設業経営者や女性技術者などが、建設業で女性が働く上で課題となっていること、改善すべきことなどをピックアップし、その対策案などを話し合った▼女性が働きやすい職場は男性も働きやすい、とよく言われるように、より多くの女性就業者を増やすことで、業界全体の就労環境を改善することがねらい▼女性がいることで、顧客が安心する、現場の雰囲気が明るくなるなどのメリットはあるが、家庭との両立など、まだまだ弊害が多いのも事実▼現場での女性用化粧室・更衣室の設置など、各社で取り組めるところは早急に取り組み、出産・育児などの早期解決が難しい問題については、業界全体を巻き込んで少しずつでも解決へ向けて進んでいきたい。(鴨)
 

みちしるべ

2019-09-02
冠婚葬祭の形態も簡素化の流れで大きく変化している。かつて、派手に行われた結婚式も地味婚が主流になり、籍を入れるだけの無(なし)婚も少なくない▼葬儀も然り。新聞のおくやみ欄を見ても、身内だけで葬送する家族葬が増えつつある。近年、お墓の墓場が話題になっている。やむにやまれず、先祖伝来のお墓をしまう子孫も多い▼止まらない都市への人の流れ。地方の人口減少はまるで秋の日のようだ。それに伴い、空き家が増えるのは当然だ。これを受け、国では個人が不要になった土地や建物を国や自治体に寄付できる制度を考えているという▼地価の下落は落ち着いた感はあるが、資産には正と負があるように、「タダでも」誰も見向きもしない土地も多い。国土の均衡ある発展は望めないか。季節は夏から秋へ。(鶯)

みちしるべ

2019-08-30
先日、県東部土木施工管理技士会と鳥取県土整備事務所、県測量設計業協会東部支部の3者交流会が開かれた。技士会の呼びかけで毎年開催しているもので、毎回忌憚のない意見交換がなされている▼それぞれ立場は違うが、良質な社会資本を安全に作るという目的は同じ。それぞれの業務が円滑に進むよう意思疎通を図ることが重要だ▼今回は、ある工事の事例について、技士会から県測協に設計の考え方について質問する場面があった。設計書通りに施工するのは当然だが、設計の意図を理解すれば施工の注意点も変わってくるという▼これには福政所長も「気づかなかった」と驚いた様子だった。3者間の意思の疎通が何よりも大切。それがそれぞれの技術力の向上と円滑な業務の遂行につながると感じた(鷹)

みちしるべ

2019-08-29
「儲けを出すには、現場を早く叩いてなんぼ」―染み付いた体質はなかなか入れ替えられない。「働き方改革」で、建設現場に週休2日制を定着させるには何が必要か▼「人を増やすにも(会社に)入ってこない。例え人が来たって今度は人件費がかさむ」とは、八頭管内のA級業者。「書類作りも夜遅くまでやっているし、休みが多くなれば余計に負担は増える」と続ける▼入札制度も影響している。予定価格の中にみてある一般管理費は半分以下で取らされる。これでは人員を増やす余裕などなく、今現在、現場で働く人たちの待遇改善だって遠ざかる▼とはいえ、県の受注者アンケートでも7割以上が週休2日制の必要性を認めている。日給作業員の課題とともに、工事書類の簡素化と諸経費のさらなる上乗せは避けて通れない。(鷲)

みちしるべ

2019-08-28
新しく開通した道や、舗装された道を通ると気持ちがいい。道路はいつでも安全に走れるもの。それが当たり前の時代▼ガソリンや自動車にかかる税金を道路整備に充てる、「道路特定財源」が廃止され約10年が経つ。道路整備も行き渡り用途を広げようと一般財源化されたが、ものは壊れるし、時代の流れに沿って変化も求められる▼もし壊れなかったら、先に手を打っておけたらと思う大事故も老朽化が進むにつれ増える。国の懐事情が厳しいから、財布の仕切りをなくす。だが流通網は経済発展の根幹。老朽化で使い勝手が悪くなればその損失は大きい▼ようやく本格化してきた国土強靱化。ハード対策だけでは無理なことは承知の上だが、もし壊れなかったら被害を軽減できたのも事実だ。(雛)

みちしるべ

2019-08-27
語源は奇々怪々。建設に関する言葉も数多い。代表的なのが「建前」。建前は「本音と建前」として使われる。が、建前は音楽・音とは無関係で建築用語。建築では柱・棟などの骨組みを組み立てる▼これが建前。が、中の様子はうかがえないことが、建前の所以(ゆえん)。「蛇口」も面妖だ。ご存じ水道水の出る先の部分のこと。水道管が竜の形をしていたのではない▼明治時代、東京は人家の急増で浄水の汚染が進みコレラの流行となった。その頃、ヨーロッパではコレラが猛威をふるい、日本にも伝染して東京だけで一万人の死者。上水道の改良しかないとなり、明治三十一年に改良水道に着手▼このとき、辻々に設置された水道。竜の顔形か水が出るようだったと。「竜口」と呼ばれない理由は不明という。(雉)
 

みちしるべ

2019-08-26
昨年11月に境港長期構想検討委員会(委員長・須野原豊日本港湾協会理事長)が設置された。境港の将来像(概ね20~30年先の姿)、総合的な港湾空間の形成とそのあり方について検討が進んでいる▼現行の境港港湾計画は2005年度(平成17年度)に策定されたもの。港湾計画の目標年次は普通10~15年であり、今回の長期構想の検討を踏まえて港湾計画も併せて改訂することになった▼中野地区国際物流ターミナル、昭和地区で建設中の高度衛生管理型市場が部分供用、年内完成へ工事が急ピッチの竹内南地区貨客船ターミナルなど、港を取り巻く環境、果たすべき役割がさらに大きく変わろうとしている▼より具体的な内容となる港湾計画は長期構想を実現するための手段。11月の第3回委員会では素案と案を俯瞰、検討する。(鴉)
 

みちしるべ

2019-08-22
 盆が過ぎると、日が暮れるのが一気に早くなったような気がする。暑い夏は当分続くが、稲も背が高くなり、秋は近い▼気が早いようだが、除雪の準備が始まっている。県などの直営が一昔前に比べると大きく減り、民間委託する区間はかなり増えた。「準備に早すぎることはない」と取材先の関係者は気を引き締める。昨シーズンは雪が少なかったこともあり、雪の量が気になる▼雪の前に備えなければいけないのは雨の対策だ。昨年は7月以降、何度かの豪雨災害で、県内にも多くの被害が発生した▼想定外の豪雨や豪雪は毎年、全国のあらゆる地域で発生している。災害対策に万全という言葉はないが、できるだけの備えは欠かせない。そして、暮らす地域の自然環境をさらに見つめ直さなければ。(鷺)
 
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