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コラム

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みちしるべ

2021-12-06
 改正電子帳簿保存法の施行まで1カ月を切った。国税関係書類の電子化促進に向けた法整備で、個人事業主も含めあらゆる事業者が対象となるが、認知度は今一つのようだ▼改正内容のうち、電子保存の義務化というべき項目が物議を醸した。電子取引記録の印刷保存を廃止する条項だが、足並みが揃わない中で大きく舵を切りすぎたか。国税庁は11月、厳格な罰則は当面見送る旨を補足した▼とはいえ7年間の保存を強いられる国税書類は、紙での管理・保管に相応のコストがかかる。罰則適用で強制力を持たせる動きも時間の問題▼建設業界では派手な現場のDXに目が行きがちだが、半径5㍍で起こせるバックオフィスの変革がまずは近道。近い将来に備えて、一度ロードマップを描いてみては。(鵯)

みちしるべ

2021-12-03
 12月に入って慌ただしくなってきた。ついつい取材先に急ぎ、危ない目に遭うことも。注意を怠ってはならない。交通マナーもそうだ。クラクションを不必要に鳴らす車、割り込んで来る車、指示器も出さないまま車線変更する車両…ヒヤリとする▼日本人の良いところは控えめな態度で、慎ましく。つまり一言で表すと謙虚になるか。そんな人が少なくなったし、これが中々できない▼訪問先ではいろいろな話を聞く。「儲からなくても、地域の仕事をコツコツと」。ある老舗建設会社の社長が言う。一方で「外に打って出ないと『井の中の蛙』に終わってしまう」といった、威勢のいい声も▼どちらも納得できる。地域に根差しながら、大海を知ることの両立ができたらどうだろう。いずれにせよ、謙虚さを失わず。自戒を込めて。(鷲)

みちしるべ

2021-12-02
 電気自動車が最初に発売されてから約130年。当初はガソリン車より速く走行できる乗り物として期待された。しかし、航続距離の問題などから長らく内燃機関の車が一般化している。やっとこの10年くらいで日本やアメリカが電気自動車をなんとか実用レベルで使用できるところまで持って来た▼欧米ではガソリン車をこれ以上開発せず数年のうちに電気自動車へシフトする。日本も2030年代半ばには新車をすべてハイブリッド車や電気自動車にする方向で進んでいるとの報道が出た▼とはいえ弊害があるとも感じる。電気自動車の充電ステーションは場所の問題などで整備が大変であろうし、自動運転も環境整備や安全対策について議論の余地がある。まだ問題はあるが、時代の移り変わりは見てみたい。(雛)

みちしるべ

2021-12-01
 日本の四季から秋が無くなっている―そんな言説を近頃よく耳にするようになった。思えば今年も、夏の名残を留める猛暑に閉口する日々から一転、突然冷え込むようになって、季節感が掴めぬ内に師走を迎えていた。秀峰伯耆富士の高嶺は白妙、いずれ平野にも雪が降りてくるだろう▼気象台の発表によれば、今年もラニーニャ現象の影響が懸念されるとの事。昨年70㌢以上の降雪を記録した地域もあったように、平年以上の降雪が予想される▼昨年はまた、感染症対策の為に恒例の除雪車運転実習を中止した所もあった。除雪技術の継承には欠かせない活動。今年はぜひ開催できるようになってほしい▼除雪業者が仕事に困らず、かつ生活に支障をきたさない程度に降ってくれれば有難い。白い頂を眺めつつ、そんな願を掛けた。(梟)

みちしるべ

2021-11-30
 酒の肴(さかな)という言葉が古くからある。字が示す通り、何も魚料理のことではなく、酒と一緒に出てくる料理のこと。ご飯とみそ汁は違うという人もいるが、好きな組み合わせは人それぞれだ▼中国地質調査業協会が講師を長く続ける小学生を対象にしたイベントが今年も岩美町であった。手掘りのボーリングは、子供たちに最も人気があるし、自ら掘削した場所の土質や地形など、興味はどんどん広がる▼スタッフは、同協会アドバイザーの伊藤徹さんら大ベテランと若手。準備は大変だが、表情は誰もがにこやか。講座の内容は小学生を引き付けるし、質問への受け答えもわかりやすい▼ずっと前、この人達が集まれば「土の話を肴に酒を飲む」と聞いたが、やはり本当の話だったかと思い始めた。(鷺)

みちしるべ

2021-11-29
 今年はどことなく寒くなるのが早いと感じていたが、勤労感謝の日前後で急激に寒くなった。山間部では雪化粧したカ所もあり、スキー場にとって恵みの雪になったに違いない▼今年は、赤道付近の南米太平洋沖の海水温度が平年よりも低くなるラニーニャ現象が発生している。この現象が発生すると例年に比べ冬の寒さが増し、日本海側では大雪になりやすいと言われており、この冬は積雪が多くなる可能性がある、と気象庁などは発表した▼雪といえば、各県土や市町村発注の除雪業務も大方受注者が決まり、除雪体制も整った。各地で除雪出発式も開かれ、あとは本格的な積雪を待つのみだ▼除雪業者の皆さんのおかげで、我々住民は道路を安全に通行することができる。除雪作業が無事に終わることを願って、ご安全に!(隼)

みちしるべ

2021-11-25
 ある建設会社の技術者を取材した際、非常に丁寧な姿勢で取材に対応してくれた。後日、その会社の社長に「すごく謙虚な方ですね」と話すとこのように答えられた。「謙虚という言葉は仕事が一人前になって初めて使われる言葉」だと。この言葉が心に染みたのを今でも覚えている▼能の大成者である世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉は、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないか。この言葉は「是非」「時々」「老後」の後に続く。仕事や人生において初心を生涯の供とし、傲りや高ぶり、油断といった気持ちを戒め謙虚な姿勢で道を進むよう説いている▼言葉が染みる理由は、自身に足りないものだと感じるからだ。初心に返り、仕事に励んでいきたいと思わされる金言だった。(鴎)

みちしるべ

2021-11-24
 19日夕方から見られた約4時間の天体ショー。「ほぼ皆既」レベルの部分月食は実に89年ぶりと、圧倒的な時間と距離のスケールは天文現象ならではだ▼その広大無辺の宇宙へ版図を広げようと、各国が鎬を削っている。日本、ひいては建設業界も機を逃すまいと、国交省や大手ゼネコンが今年相次いで技術開発に乗り出した▼通常工事への逆輸入も念頭に置いている。自前で取り組む無人施工のノウハウはもちろん、周辺技術にも目を見張るものが。作業指示書を映し出すコンタクトレンズや、水が燃料になるエンジン―こうした研究すら今や途上にある▼人類の本格的な宇宙進出が実現した未来に、業界はどんな変化を遂げるのか。ともすれば、新たな「国土」から地球を眺めるような日がくるかもしれない。(鵯)

みちしるべ

2021-11-22
 忘れられない笑顔がある。近しい間柄の人と突然の別れが続いた。ついこの間まで会話していたのに。思い出すのは一緒に笑ったその人の笑顔。笑い顔は元気になる源のはずなのに、反対に、別れのつらさも増幅させる▼最近は園児や児童が建設機械に触れあうイベントを取材する場が多い。わいわい騒がしいこと。そこにあるのは、子供たちの屈託のない本来の笑顔。大人だれしも巻き込んでしまう。建機の運転席に試乗した子供はみな真剣なまなざしでレバーを操る。仕事のイメージもわくことだろう▼関係者によると、建設業の担い手確保・育成策は高校生では遅すぎる。もっと早い段階から関心を引き付けた方がいい、と言う。そして、将来の建設業を受け継いでもらえたら―。それまでは、あふれる笑顔で迎えられる業界でありたい。(鷲)

みちしるべ

2021-11-19
 今年の都道府県魅力度ランキングでは、北海道が13年連続で1位に。順位に不服を申し立てる県も出るなど世間の関心も高いランキングだ▼下位に目を移すと茨城県が前年の42位から最下位に。しかし、地元民は「中途半端な順位ならば、最下位の方が話題性がある」という声も多い。冷静な反応だ▼建設業もイメージアップに努めている。男性の職場という印象が強かったが、最近では現場で働く女性も珍しくない。県内でも2019年に建設業で働く女性の会「とっとり建設☆女星ネットワーク」が発足し、建設業で働く女性を後押ししている▼建設業は中にいる人が感じる良い点が外からは見えづらいかもしれない。積極的にPRしていくことがイメージアップ、魅力度アップに繋がる。記者として情報発信を常に心掛け、その一助となりたい。(雛)
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