26年度鳥取県優良工事/土木工事ラインは90点/営繕工事は84点以上に
26年度の優良建設工事選定で、県土整備部は土木系工事の候補ラインを90点に設定した。過去最高になった前年と同水準。また、営繕系工事(建築・設備)は前年から1点引き上げてラインを84点に定め、過去最高だった一昨年並みとした。
候補ラインに届かなかった現場でも、各発注機関による推薦枠があり、近く全ての候補現場を取りまとめる。
表彰件数は、例年通り土木系40件、営繕系10件が目安。
土木系は90点以上の現場22件を確認しており、当確線上に乗った。地区別では鳥取6、八頭8、中部1、米子6、日野1件。最高点は92点(鳥取1件)だった。
残りの枠18件は候補ライン未満の現場から各地区が推薦現場を選ぶ。地区別の推薦枠は、発注件数で案分し、鳥取4、八頭3、中部4、米子4、日野3件とした。
一方、営繕系は候補ラインの84点以上に7件(建築一般5件、管工事2件)が該当。地区別では鳥取3、中部3、米子1件。最高点は85点(3件)だった。残りの枠3件は、東中西の県下3地区から1件ずつを営繕課がまとめ推薦する。
同部の説明によると、各発注機関が提出する推薦調書は旧盆前までに出そろいそう。同部では「8月末までに受賞者を決定したい」(県土総務課)と話している。
26年度の選定対象になった工事件数は、25年度に完成検査した500万円以上の土木系工事512件と営繕系工事179件。平均点は土木系83・66点、営繕系79・22点だった。
全木協県協会/熊本県に先遣隊を派遣/支援物資を被災地に/今後の人員派遣も調整
全国木造建設事業協会(全木協)の鳥取県協会と山陰木造住宅協会は、1日に熊本地震の被災地に2人の先遣隊を派遣して支援物資を届けた(=写真)。全木協は大規模災害の被災地で木造の応急仮設住宅を素早く建設して被災者の生活再建を支援する団体で、被災地では物資の支援とともに今後の人員派遣などについても現地の関係者と調整した。
支援物資は飲料水、離乳食、乳児用ミルクなどで、ジューケンの島田丈彦さんらが被害の大きい宇城市に隣接する甲佐町内で「熊本工務店ネットワーク」の久原英司会長に手渡した。同協会の加藤辰宏会長は「熊本県は10年前の地震被害で多くの木造仮設住宅を建設し、能登半島地震でも全国の協会員にノウハウを提供している。鳥取県協会の設立についても多くの協力を得た縁もあるため、先遣隊を現地に派遣した。災害は全国各地で多発しており、他人ごとではない。協会は地域を越えた民間団体の支援活動の実績を持っており、連携の強化と共に素早い被災者支援に向けた技術力を向上させる」。また、山陰木造住宅協会の多賀啓司会長も「被災状況は全国組織のネットワークを通じて九州地方の関係者と連携しながら把握。迅速な派遣につながった」と先遣隊の出発式で話していた。
鳥取市/3施設の利活用で民間提案/市場性や活用方法など調査
鳥取市は、市が保有する施設の有効活用に向け、民間事業者から利活用に関する意見・提案を募るサウンディング型市場調査を3日から実施している。対象は、宝木小学校、瑞穂小学校、浜村小学校放課後児童クラブの3施設で、民間活力の導入による財産の有効利用や地域活性化につなげることが目的。調査結果を今後の利活用方針の検討に反映させる。
意見の募集期間は9月18日まで。参加対象は、対象施設を活用した事業の実施主体となる意向を持つ個人または法人。市は、(1)対象財産の市場性(2)実現可能な活用方法(3)活用に当たって必要な条件―の3項目を中心に意見を求める。活用方法では、福祉施設や教育施設、作業所、住宅用地、駐車場用地など幅広い用途を想定し、実現可能性や事業化に向けた課題・懸念事項について提案を受け付ける。
また、民間活用を進める上で前提となる条件や、市に求める支援・条件などについても意見を募り、事業化の可能性を探るとしている。
市は今回の調査結果を9月下旬までにまとめ、今後の活用方針を検討していく。
倉吉市/優良施工者6社を表彰
倉吉市は、2026年度の優良建設施工者表彰式を倉吉交流プラザ(倉吉市駄経寺町)で開き、6社を表彰した。
7月31日に開いた式で、広田一恭市長が受賞者に表彰状を手渡し、施工技術の高さなどを讃えるとともに、他の模範となる内容の工事を手掛けたことに感謝。
各社の代表者と記念撮影し=写真=、今後の活躍に期待した。25年度に完成した工事で、検査評定値が特に優良だった施工者を対象に選定。
受賞者は次の通り。
※土木部門=重道組▼河野建設▼東伯建設
※管部門=中海工業
※舗装部門=井中組
※塗装部門=三洋塗装工業
東福原大規模宅地/地鎮祭挙行し安全祈願/辻工務店と石田コーポ
辻工務店(米子市二本木)と石田コーポレーション(米子市米原8丁目)が、米子市東福原2丁目で計画する大規模宅地造成の地鎮祭が3日、現地であり、関係者が工事の安全を祈願した。
市道新開川左岸堤線沿いで、「やす井家具」北側の農地。開発面積は2万3228・76平方メートルとなっており、計画によると、181・33平方メートル~354・31平方メートルの計70区画を整備する。
祭主による祝詞奏上後、造成設計を担当するアートスペースの渡部規充副社長が刈初め、辻工務店の辻能実社長、石田コーポレーションの石田遼馬社長が鍬入れ=写真=、施工を担う平井組の西澤賢史社長、舩原設備工業の伊藤裕樹社長が鋤取り。
玉串をささげ、安全を祈願した。
工期は27年6月末までを予定。近くには、同市中島1丁目の団地「サフィールコート中島」があり、一帯の宅地化が進む。
次期計画に岸壁増深など/境漁港巡り新規事業化要望/山下農水副大臣が現地視察
山下雄平農林水産副大臣=写真中央=らが7月29日に県営境港水産物地方卸売市場を訪れ、1月の地震による被災状況を視察すると共に、平井伸治知事や地元水産関係者と意見交換した。県は、国が策定する2027年度以降の次期特定漁港漁場整備事業計画に、係留岸壁の増深や大型車両に対応した計量設備の整備などを位置付け、新規事業化するよう要望した。
境漁港では、消費者の安全・安心へのニーズや水産物の輸出促進に対応するため、14年度から高度衛生管理型市場の整備を進めている。26年度の8号上屋完成をもって、現行の特定漁港漁場整備事業が完了する見通しだ。
一方、近年はマイワシやサバ類の資源が回復傾向にあり、まき網漁業の水揚げが好調に推移。25年の水揚量は12万8000トン、水揚げ金額は246億円で、全国順位は数量が3位、金額が4位だった。26年上半期も水揚量が前年同期比10%増の10万2000トン、金額が52%増の198億円に達している。1日1000トン以上を水揚げした「大漁日」は、前年同期の26回を上回る42回を数え、7月3日には水揚げ金額が200億円を突破したという。
県はこうした水揚げ量の増加を受け、大型漁船を係留できる岸壁や冷凍・冷蔵施設など陸上処理能力の不足を訴える。延長130メートルの係留岸壁を水深4・5メートルから7・0メートルへ増深するほか、セミトレーラーに対応したトラックスケールの整備、かにかご上屋の床面改良を次期計画として位置付けるよう求め、要望書を手交した。
また、1月6日に発生した島根県東部を震源とする地震で被災した岸壁の早期本復旧も要請した。境漁港では地震によって岸壁の沈下や段差が発生し、フォークリフトの走行が困難になったほか、血水などが滞留する衛生上の問題が生じた。1月23日に応急対策工事を終え、3月16、17日に行われた災害査定では、事業費1億4173万6000円が決定している。県は、高度衛生管理型市場としての機能を早期に回復させるため、本復旧に向けた国の技術的支援を求めた。(2面へ続く)