県土整備部/26年度補助・交付金/砂防と急傾斜で30億円配分/基礎調査にも3億円を
県土整備部は、26年度補助と交付金の砂防・急傾斜地崩壊対策事業30億7100万円を各県土整備事務所と局に配分した。国認証ベースでは30億8600万円が内示されており、差額は「6月補正」後に追加配分する。
国認証ベースで前年度比約6%増。同部治山砂防課は「積極的に予算要求した結果」と説明している。
配分額の内訳は、補助事業16億5500万円、交付金事業13億9300万円。主なカ所は、江浪谷川(若桜町吉川)、宮の谷川(南部町倭)などのダム堰堤を促進するほか、呑谷川(鳥取市佐治町尾際)、横路川(日野町秋縄)などを対象に堰堤改築や施設修繕に取り組む。
急傾斜は、川中地区(鳥取市用瀬町)、藤津2地区(湯梨浜町)、加地土居地区(若桜町中原)などで施設整備を継続。東山町地区(米子市)は、米子アリーナの背後で新規着工する。
また、地すべりは河本地区(鳥取市佐治町)で新たに対策事業を進める。
このほか、土砂災害防止法に基づく基礎調査は事業費3億円を配分した。各県土の配分額は次の通り。
▼鳥取県土=6億0800万円▼八頭県土=6億0300万円▼中部県土=4億0900万円▼米子県土=7億6800万円▼日野県土=6億2600万円▼本庁=5500万円
鳥取市/2.4億円で5月ごろに/八葉寺地区地すべり
鳥取市は、市道早牛勝部線(同市青谷町八葉寺=写真)の地すべり対策工事に着手する。概算工事費は2億4000万円で、5月にも公募型指名競争入札で公告する。
地すべりは2022年1月から2月にかけて兆候が見られ、集水井工など一部対策工を実施してきた。
先月に災害査定の決定を受け、復旧延長54・8メートル、抑止杭工(口径500ミリ)26本、集水井工(高さ12メートル)1カ所、ボーリング工782メートル、ワイヤーネット併用鉄筋挿入工197平方メートルに着手。工期は12カ月に設定する。事業期間は2~3カ年を見込み、来年度以降に周辺道路の復旧工事を発注する。
工種はとび等一般と土木一般のどちらかになる見込み。市内に本店を置く2~3社JVが対象になる。
5月ごろに公告し、6月定例議会で繰越承認を得て、9月定例議会での本契約を予定。
ZEB改修など5件公告/鳥取環境大学5月開札
鳥取環境大学は8日、学生センター棟のZEB化に向けた改修工事など工事5件を制限付き一般競争入札(価格競争)で公告した。5月8日、14日、20日開札する。予定価格は税込み。
※5月8日開札(入札書提出期限5月7日まで)
◆学生センター棟ZEB化改修工事(機械・建築)=鳥取市若葉台北1丁目=管工事A級2者JV(鳥取県土、八頭県土管内)[概要]空調換気設備、給湯設備などの改修。工期27年6月30日。予定価格3億2384万円
◆学生センター棟ZEB化改修工事(機械・建築)=同=電気工事A級[概要]空調換気設備、給湯設備改修に伴う電気工事一式。工期27年6月30日。予定価格9059万6000円
※5月14日開札(同5月13日まで)
◆教育研究棟昇降機(1・2号機)改修工事=同=機械器具設置工事(県内・外)[概要]戸閉走行保護装置設置、制御盤など主要機器の更新。工期27年3月15日。予定価格3521万1000円
◆本部講義棟太陽光発電設備設置工事(電気設備)=同=電気工事A級[概要]本部講義棟屋上に太陽光パネル設置。工期27年2月19日。予定価格7273万2000円
※5月20日開札(同5月19日まで)
◆令和8年度受変電設備更新工事=同=電気工事[概要]遮断器(2台)、継電器(2台)の更新。工期9月25日。予定価格423万5000円
創美JVが2.8億円で/岩井コミュセン
岩美町は9日、「岩井コミュニティーセンター建設工事=岩美町岩井地内」の落札者を創美・吾妻産業・新輝JVに決めた。入札金額は2億8300万円(税別)。
工事は、木造平屋建1棟486・32平方メートルの新設。工期は12月15日まで。
入札には、落札者ほか1社が参加していた。
今年度から工事に着手/佐治町古市の法面対策
県鳥取県土整備事務所は国道482号・鳥取市佐治町古市地区の斜面対策(=写真)について、今年度から法面の工事に着手する見通しを明らかにした。2024年1月に斜面が崩落しており、エイト日本技術開発に委託していた調査と詳細設計も昨年度末までに完了している。
古市地区の国道482号は23年夏に発生した豪雨で佐治川や道路、斜面などが被災したのに続いて24年1月末には斜面が崩落。古い落石防護柵が損傷して土砂や立木が道路をふさいだ。同事務所では被災直後から不安定な斜面を応急的に整備している。
現地では昨年夏から3本の集水ボーリングなど本格的な調査に着手。その後、約1500平方メートルの吹付法枠工や落石防護柵の設置に向けた詳細設計に入り、これまでに崩落対策に向けた工事計画をまとめている。同事務所では工事を前にした準備を進めている。
国交省/26年度箇所付け公表/北条ICから以東が開通へ/北条道路に115億円内示
政府の2026年度予算が7日成立し、国土交通省関係の県内直轄、補助事業に内示があった。北条道路には115億3400万円が配分され、北条ICから以東5・9キロの26年度開通にめどが立った。また、25年度に新規事業化された境港・外港昭和南地区岸壁に10億5000万円が付いた。(3面に箇所付け)
国交省は同日、個別事業の予算を示す「箇所付け」を公表した。
道路事業では、北条道路・はわいIC―北条IC間の年度内完成が確実になった。国道373号志戸坂峠防災は6億1400万円で改良工事を促進。加えて、岡山県西粟倉村側にも4億1900万円が配分された。事業化後3年目を迎えた国道29号津ノ井バイパス(広岡―西大路)は、調査設計費3億円のみで、工事費に今後の期待が高まる。米子電線共同溝、千代水電線共同溝はそれぞれ2億1000万円と2億2000万円。
一方、県が事業主体の国道313号倉吉関金道路には5億6000万円で、2.期区間の設計と用地測量を推進。北条道路に合わせて、26年度開通を目指す国道179号・はわいバイパスは1億5000万円が内示された。
直轄河川は天神川の河床掘削に2億0100万円、千代川の港町地区河道掘削に2億5000万円が付いた。補助事業の塩見川には2億7500万円。
直轄大山砂防は、矢送砂防堰堤に1億7600万円、26年度完成の西尾砂防堰堤に1億6800万円など12カ所に12億1800万円。海岸事業は皆生海岸・富益工区の養浜に2億7200万円で継続する。
港湾事業は境港の昭和南地区国際物流ターミナルに10億5000万円ほか、補助事業に1億3800万円。鳥取港は直轄事業の第1防波堤に1億1000万円、補助事業の第3防波堤撤去に1億1800万円を配分した。
また、県内の社会資本総合整備事業に260億1100万円が付いた。下水道や道路、河川、砂防などの各事業を推進する。