県土整備部/優良下請負業者に11社/優良建設工事を下支え
県土整備部は、今年度の優良下請負業者として技工社など11社を選んだ。優良建設工事(土木一般)を受賞した元請け業者を下支えし、他の模範となる施工に努めた。11月18日、鳥取市のとりぎん文化会館で開く「住みよい県土づくり表彰式」で部長表彰する。
優良工事の決定に合わせて、同部は元請け業者に対して下請け業者の推薦を依頼。結果、13現場から11社の推薦があった。このうち松井工業と技工社は、それぞれ2現場から推薦され、受賞が決まった。
また、農林水産部発注の2現場2社については、農水部が近く決定後、別途通知する。
選考基準は下請負金額500万円以上で、7割以上に相当する工程を自社管理・施工した第1次下請け業者。元請けが安全対策、出来ばえ、創意工夫といった観点から推薦書を作成し、各発注機関に提出していた。優良下請負業者は次の通り。
▼勝原鉄筋工業=県道三代寺宮下線(中郷橋)橋梁下部工事(2工区)(補助交安)・元請け原田建設
▼竹内クレーン工業=県道鳥取鹿野倉吉線(高住~良田工区)改良工事(12工区)(交付金改良)・元請けさくら建設
▼松井工業=私都川(延命寺工区)河川災害関連工事(5年災228号)(1工区)・元請け竹内組
▼サンクリエイト=県道淀江インター線(淀江跨線橋)橋梁補修工事(補助)(国補正)・元請け舩越建設
▼技工社=県道鳥取鹿野倉吉線(古海1号橋)橋梁補修工事(2工区)(補助橋補修)(国補正)・元請けやまこう建設
▼技工社=県道鳥取鹿野倉吉線(古海1号橋)耐震補強工事(1工区)(補助橋補修)・元請けやまこう建設
▼杉浦工業=県道鳥取河原線(倭文2工区)改良工事(5工区)(補助)(国補正)・元請け栗山組
▼幸正=県道網代港岩美停車場線(田後工区)外改良工事(1工区)(交付金改良)・元請け栗山組
▼松井工業=千代川外河川災害復旧工事(5年災268号、269号及び270号)・元請け山陰建設
▼サンライン=佐陀川砂防堰堤(K1)工事(8工区)(補助)(国補正)・元請け山陰緑化建設
▼舩越建設=三部地区急傾斜地崩壊対策工事(8工区)(補助)・元請けイワタ建設
▼一高土木=国道373号(福原工区)改良工事(1工区)(交付金改良)(国補正)・元請けこおげ建設
▼谷本工業=国道179号道路災害復旧工事(5年災418号)・元請け井中組・西部エンジニアJV
技工社が下請けした古海1号橋耐震補強
全木協/木造仮設を復興の資源に/地域工務店の供給体制強化
全国木造建設事業協会(全木協)は「ぼうさいこくたい2026in鳥取」で、木造応急仮設住宅をテーマにセミナーを開いた。建設統括本部長の久原英司氏(エバーフィールド代表)が建設や再利用の事例を紹介し、地域工務店を核とする供給体制と平時からの広域連携の重要性を訴えた。
全木協は、工務店の全国組織であるJBN・全国工務店協会と、大工職人らの組織・全建総連を構成団体とし、各地の被災地で木造応急仮設住宅を供給している。
久原氏は、仮設住宅の役割を終えた建物を、住まいや集会施設などとして使い続ける取り組みを報告。建物を移築して住宅を再建した事例や、集会所、公民館、子ども向け図書館などに転用した事例を紹介した。住宅再建が難しい高齢者の住まいを確保するほか、地域施設の再建負担の軽減にもつながるとした。
また、広域的な応援を円滑に受け入れるため、共通図面や仕様書を整備したと説明。中長期的な利用を見据え、断熱性や耐震性を確保するとともに、屋根裏収納や大家族に対応する間取りなどを盛り込んでいる。
建設に当たっては、被災地の木材業者やプレカット工場、資材流通業者、専門工事業者を基本に、地域の供給力を生かす考えを強調。大工も地元から近隣県、全国へと必要に応じて応援を広げるとし、地域工務店が応急修理から復旧・復興、建物の維持管理まで継続して担う意義を説明した。
供給上の課題には、団地の分散に伴う施工管理や職人配置の難しさを挙げ、工務店の資金繰りを支える金融機関との連携にも言及。早期着工と安定供給には、行政との情報共有や標準図面の事前準備、施工経験の蓄積が重要と指摘する。ブロック単位の会議を通じ、隣県の工務店や関係者が顔の見える関係を築き、大規模災害時に協力できる体制づくりを進めているという。
10部門・13工事を選定/26年度の優良工事表彰/米子市
米子市は2026年度優良建設工事の表彰対象者を決めた。推薦件数98件の中から10部門13件を選定。表彰式は11月17日午後2時30分、同市中町の市立図書館で開く。
対象者は次の通り。工事名=施工業者の順。
※河川
▼準用河川加茂新川改良工事=シモモト
※下水道
▼紺屋町枝線工事=幸大建設
※公園
▼目久美公園整備工事=ナガトウ建設
※舗装
▼市道安倍三柳線(2工区)改良工事その5=大協組
※道路
▼市道四軒屋米原3号線通学路整備工事その2=山陰緑化建設
※建築
▼加茂小学校トイレ及び教室ほか改修建築主体工事=竹田工務店
▼灘浜集会所外壁改修工事=公陽クレーン
▼崎津二区集会所外壁改修工事=公陽クレーン
※電気設備
▼彦名小学校受変電設備改修工事=ワンプライム.
※機械設備
▼箕蚊屋小学校トイレほか改修機械設備工事=モチダ
▼明道小学校トイレほか改修機械設備工事=三徳興産
※土地改良
▼高尾谷ため池改修工事=ミネ工業
※橋りょう
▼市道観音寺1号線観音寺3号橋ほか2橋りょう補修工事=みたこ土建
鳥取大附属新病棟/基本設計は松田平田に/契約額2・4億円
米子市西町の鳥取大学医学部附属病院の新病棟整備事業で、同大は基本設計業務の落札者を、松田平田設計(東京)に決め契約した。契約金額は2億4530万円。履行期間は2028年3月31日まで。
医学部附属病院新営に伴う基本設計で、新築棟(新病棟、放射線治療棟など)の規模は、鉄骨造(免震構造、耐震構造)地下1階地上11階建て延べ約5万1000平方メートルで、低層階に救急・手術・薬剤などの中央診療部門、上層部に病棟を配置する。
エネルギーセンター棟は、鉄筋コンクリート造(耐震構造)2階建て延べ約1200平方メートルの規模で建設。既存の外来診療棟鉄筋コンクリート造4階建て延べ約2万8000平方メートルは改修する。病床数は現行の697床から650床に見直す。着工は29年度を予定。
基本設計は、公募型プロポーザル方式で審査。温室効果ガス排出削減など、環境負荷低減への配慮をテーマとした技術提案を求める環境配慮型プロポーザル方式を適用した。
JDI跡地一部を近隣商業地域/新たな産業・雇用の創出目指す/委員からは期待の声があがる/鳥取市都計審
鳥取市は27日、市民交流センターで都市計画審議会を開き、鳥取市南吉方3丁目の旧ジャパンディスプレイ跡地を対象とする地区計画の策定と用途地域の変更について、委員の意見を聴いた。約12ヘクタールの敷地のうち約5・7ヘクタールを近隣商業地域に変更し、建ぺい率と容積率を引き上げる方針。今後、委員の意見を踏まえて計画案を整理し、都市計画の決定・変更に向けた手続きを進める。
対象地は、八幡東栄エステートが取得した旧ジャパンディスプレイ鳥取工場の跡地。ジャパンディスプレイは3月に同社への譲渡を発表し、8月に引渡しを終えた。
用途地域は現在、主に工業地域に指定され、一部が第2種中高層住居専用地域、残る区域が準工業地域となっている。今回の変更では、約5・7ヘクタールを近隣商業地域に変更する一方、約6ヘクタールの工業地域は維持する。近隣商業地域の建ぺい率は60%から80%に、容積率は200%から300%に引き上げる方針。これにより、店舗や飲食店などの立地の幅が広がり、土地の高度利用も可能となる。
市は、単なる工場跡地の再開発にとどまらず、新たな産業・雇用の創出や住民の生活利便性の向上、地域の魅力向上につながるまちづくりを目指す。市と事業者が連携し、既存建物の活用も視野に入れながら、電力などのインフラが整った立地条件を生かし、ものづくり関連企業をはじめとする新たな企業の誘致を検討する。
審議会では、官民連携による跡地活用の取り組みを評価する意見が出た。地元の若者が働ける企業の誘致や、今回の取り組みをモデルとした他地域への展開に期待する声も上がった。
市は「八幡東栄エステートと連携を深めながら、鳥取のまちの発展につながるよう努めたい」としている。
今後、都市計画素案を作成し、地元や関係機関への説明を実施。その後、県知事との事前協議を経て、都市計画の決定・変更を告示する予定。
施工は田中・ジューケンJV/鶏鳴学園計画の新校舎
学校法人鶏鳴学園(横井司朗理事長)は、鳥取市湖山町のあすなろ高等専修学校(クラーク記念国際高校鳥取キャンパス)跡地=写真=に整備する中高一貫型「学びの多様化学校」の施工業者を田中工業・ジューケンJVに決めた。今月末に工事請負契約を結ぶ予定。
計画では、敷地1万3586平方メートルに本館、特別教室棟、体育館などを整備する。施設は木造平屋建てで、延べ床面積は3522・16平方メートル。設計はよろい環境計画事務所が担当した。既存の学校跡地を活用し、新たな教育施設の整備を進める。
「学びの多様化学校」は、不登校の児童生徒などの実態に配慮し、特別な教育課程を編成して教育を実施できる学校。文部科学省の制度に基づき、学習環境や教育課程に工夫を加え、児童生徒の状況に応じた多様な学びの機会を確保する。
今回の計画は、中学校と高校の一貫した教育環境を整えるもので、文部科学省の制度に基づく本校型の「学びの多様化学校」として、中高一貫型の施設は中国地方で初となる。具体的な工期や開校時期などは、施工業者との契約時に定める。