26年度国交大臣表彰/荒川、中尾両氏ら3人受賞/あす10日、東京で表彰式
2026年度国土交通大臣表彰の受賞者が決定し、県内から県管工事業協会会長で西日本環境設備社長の荒川恵氏(67)と、県建設業協会副会長で中一建設社長の中尾仁氏(57)が建設事業関係功労者に選ばれた。また、西米商事社長の土岐哲己氏(59)は不動産業関係功労者として表彰される。
表彰式はあす10日、東京都千代田区霞が関の国交省中央合同庁舎3号館10階共用大会議室で行われる。
荒川氏は二十歳から48年間にわたって管工事業に従事。2005年に管工事業協会理事に就くと、15年には同協会副会長に着任。19年からは同協会会長を務める。協会の財務見直しに着手し、組織を安定化させたほか、避難所指定の体育館に空調設備の設置を働きかけるなど精力的な活動が認められた。
一方、中尾氏は長年、建設業協会の要職を務めており、12年からこれまで同協会の副会長として業界をけん引。業界の働き方改革推進を国や県に強く要請するなど、地域建設業の発展に尽力した。また、社業では3次元データを活用したICT施工など、最新技術を積極的に取り入れている。
今回の受賞に荒川氏は「業界で長く続けてこられたのは、皆さんの支援と協力があってこそ。喫緊の課題である就労環境の改善に力を入れ、これからも業界の発展に励んでいきたい」と感謝。中尾氏は「社員、業界の先輩方をはじめ、支えてくれた皆さんの尽力によるもの。今後も建設業の明るい未来と、より良いまちづくりに貢献できるよう取り組んでいきたい」と、決意を新たにした。
荒川氏
中尾氏
米子市/27年度着工へ/東山中体育館建て替え始動/実施設計費に5100万円
米子市は、同市車尾の市立東山中学校屋内運動場(体育館)の建て替えに向け、2026年度一般会計7月補正予算案に実施設計費5151万4000円を計上した。市が進める学校体育館空調整備計画で、改築に合わせて年1施設のペースで整備するとした方針の具体化第1号となる事業。年度内に実施設計を終え、27年度の工事着手を目指す。
実施設計費5151万4000円のうち、建築設計に2900万円、設備設計に1100万円を充てるほか、地質調査業務委託料1100万円、構造計算等適合性判定手数料51万4000円を計上。
基本設計は市が内製し、今回の補正では実施設計に加え、地盤条件を確認するための地質調査などを実施することとした。
新体育館は、現在の体育館=写真=を使用しながら敷地内の別位置に建設し、完成後に既存施設を解体する計画。東山中は敷地に余裕があるため工事期間中も既存体育館を使用できるが、今後の改築対象校では、敷地条件によって解体後に建設するケースも想定されるという。
市は13日開会の市議会7月定例会で補正予算の議決を得た後、実施設計業務の公告手続きを進め、年度内の設計完了を目指す。27年度に工事着手し、工期は12~13カ月程度を想定。現時点では28年夏ごろの完成を見込んでいる。
現体育館は1979年に建設。市は、雨漏りや施設の傾きなどを含めた老朽化の状況を総合的に勘案し、東山中を改築対象の先行事業と位置付けた。新体育館は、固定式空調の整備に加え、断熱性能の向上などを図り、教育環境の改善と災害時の避難所機能の強化につなげる。
現在、市内34校35棟の学校体育館には固定式空調が未整備となっている。市は今年3月、改築・改修に合わせて年1施設のペースで整備し、2042年度までの完了を目指す計画を示していた。
工事・業務5件/土木A、アスAなど審査/米子県土が15日に
県米子県土整備局は、県道日吉津伯耆大山停車場線の改良工事など工事3件、業務2件を13日の資格審査会に諮り、15日に公告する。工事3件の内訳は、土木一般A級、アスファルトA級、法面保護工の各1件。
国道9号と国道431号を結ぶ県道日吉津伯耆大山停車場線=写真=では、日吉津村冨吉の延長321・8メートルを対象にした路体盛土1279立方メートル、カルバート工29・6メートル、排水構造物工246メートル、仮設光ケーブル敷設工などを予定。工期は27年3月23日まで。土木A級対象の工事費5500万円を見込む。
アスファルトA級は、南部町原の絹屋川での堤防機能強化工事。延長490メートルでのアスファルト舗装1470平方メートルに、佐陀川での同102メートルでのアスファルト舗装306平方メートルを加え、概算工事費1500万円。工期は27年3月19日まで。
法面保護工は、南部町下中谷の賀祥ダムでの法面対策工事。短繊維モルタル吹付工342平方メートル、構造物補修工一式などで、工期は151日間。概算工事費1400万円。
業務は、大山町御来屋での治山工事に向けた測量設計を予定。現地測量0・001平方キロ、山腹工測量0・1ヘクタール、用地測量0・5万平方メートル、法面工設計1カ所などを内容に、履行期間は175日間に設定。土木関係建設コン向けの概算委託費680万円。入札方式は地域密着型総合評価。
残る1件は、南部町高姫で進める砂防施設維持修繕工事に伴う生物生息調査。アカヒレタビラの調査で、土木関係建設コン対象の概算委託費320万円。履行期間は135日間とし、入札方式は価格競争。
鳥取県土/ICアクセス道の検討へ/路線の選定や概略設計も
県鳥取県土整備事務所は山陰近畿道・南北線の事業化を見据えたインターチェンジへのアクセス道路について、本格的な検定作業に入る。ウエスコ・アサヒJVに調査を委託しており、今年度末には概略設計を終える。
南北線は事業化に向けた手続きが進められており、同事務所では鳥取市と連携して日常生活の利便性、産業活動の支援、観光振興などを考えたアクセス道路の場所と役割をまとめていく。アクセス道路の候補については、2021年に作成した東部地域を走る道路の将来構想や交通量推計を踏まえながら「ツインポート(空港、港)」「鳥取砂丘」「中心市街地」の3エリアで路線を選定。交差点や渋滞カ所周辺の交通量変化を予測しながら道路の新設や改良計画をまとめる。
このほど委託した業務では、路線の選定に加えて主要な構造物を含む計画や概略設計を予定しており、概算の工事費も示す。同事務所では鳥取市などとの「ICアクセス道路勉強会(年3回)」で提案された意見を踏まえながら計画づくりに取り組む。
あかり広場、松のねっこを採択/社会福祉施設整備費補助金内示/県・鳥取市
厚生労働省は2日、2026年度社会福祉施設整備費補助金の内示状況を公表した。このうち、鳥取県と鳥取市でそれぞれ1件ずつ補助金の内示を受けた。
県には4860万円が内示された。県は2月に開かれた県社会福祉審議会で決定した優先順位に基づき、最上位だった「あかり広場」と国庫補助協議を進める見通し。あかり広場は、あかり広場生活介護事業所(米子市皆生温泉)の改築を計画しており、総事業費は約1億円を見込む。
県社会福祉審議会では今年度、あかり広場のほか、青年海外協力協会、ふなおか福祉会、和貴など計7団体の優先順位を決定している。国庫補助の採択を受けられなかった場合、県単独補助の対象となる仕組みで、県障がい福祉課は「現在、1団体と協議を進めている」としている。
一方、鳥取市には6362万円が内示。市は2月に開催した市社会福祉審議会分科会で決定した優先順位に基づき、「松のねっこ」(鳥取市大覚寺)が計画する定員20人程度のグループホーム整備に配分する予定。
市は今年度から県と同様に単独補助制度を創設しており、今回国庫補助の対象とならなかった県厚生事業団への対応についても、市障がい福祉課が今後協議を進める方針としている。
県土整備部/路面性状調査を発注へ/委託費は4000万円級
県土整備部は、県内道路を対象にした路面性状調査を発注する。委託費4000万円級は、過去に業務実績を持つ「測量業務」向け。
路面性状調査は▼わだち掘れ▼ひび割れ▼平たん性(IRI)―をそれぞれ評価するもの。6年に一度の頻度で調査することにしており、調査結果は今後の維持管理計画に反映させる。
今年度は、米子管内で交通量が多い路線約140キロを詳細調査、合わせて、全県下で比較的交流量が少ない路線約1100キロを対象に簡易調査する。
同部道路企画課では、近く設計内容を固めて来週初めの資格審査会に諮る。今のところ、公募要件には「県内事務所」を考えている。
7月中旬に入札公告して、8月旧盆前までに落札者を決める。履行期間は来年3月まで。