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コラム

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みちしるべ

2021-06-22
 改正地球温暖化対策推進法が先月26日に成立。2050年までのカーボンニュートラルの実現が法律に明記された。温室効果ガスの削減目標を法制化することで、政権交代しても目標が継続されるため、インパクトのある法改正だったと言える▼このほか、脱炭素が広がりやすくなる制度改善も。市町村は、温室効果ガス削減のための計画を立案し、施策の目標を立てる必要が出てきた。さらに、各自治体は脱炭素を推進する地域「促進区域」を設定し、その区域で事業認定を受けた事業者は、様々な行政手続きを簡素化できる▼火力発電の縮小が見込まれる昨今、注目を集めるのは、水力や風力などの再生可能エネルギー。それらを豊富に持つ地方と国からの後押し。脱炭素は地方がリードするかもしれない。(鴨)

みちしるべ

2021-06-21
 鳥取市内のある建設業者は、数年前からレイアウトナビゲーターを活用して測量を行っているそうだ。それまで2人で行っていた測量を1人で行うことができ、3次元データも作成できるようになった▼技術者が不足する中、省力化につながり生産性の向上が期待される。確認作業も素早くできるため、成果品の精度も上がる。建設業の担い手を確保するためには働き方改革や人材育成が欠かせないが、テクノロジーの進化で省力化を図り人手不足を補うという解決方法もありそうだ▼一方で機器の使い方を覚えてしまえば、素人でも測量ができてしまうため、これまでに考えられなかったようなミスが起こる危険性もある。やはり便利な道具を使用する人間個々の技術力を高めることが何よりも大切だろう。(鷹)

みちしるべ

2021-06-18
 されど点数である―業界にとって点数といえば、工事成績だろう。20年度の県土木系工事の平均点は過去最高の80点と17日付の本紙が報じている▼一昔前では優良工事に値する点数。それが今や平凡な点数で、最も多かった工事成績も83点と高得点だ。点数が伸びたから現場が良くなっているかは別の話。求められる工事書類があるかないかで現場を評価されては、たまったものではない▼平均点を取っていれば、実は総合評価でそんなに差は付かない。と、分かっている業者でも、最高点が90点と聞けば心中穏やかにはいられない▼先にあった県土の課所局長会議でも工事成績は「優・良・可」でいいのではといった声があがったという。付ける側も、付けられる側も、そろそろ頭を冷やす時期が迫ってきているように思う。(鷲)

みちしるべ

2021-06-17
 今後の地球環境負荷軽減や石油資源問題などを見据えてか、自動車業界で電気化が進んでいる▼電気自動車は、排気ガスを出さないことや騒音防止といった環境に優しい所がメリット。その半面、動力となる電力の増強や充電供給場所の確保、充電時間の短縮といった部分が、今後の普及に向けた鍵だろうか▼北栄町は2018年に国から認定を受けた、バイオマス産業都市構想を進めており、その第1弾として、木質チップを燃料とするバイオマスボイラー設置工事を近く入札する。このほかにも、電気と熱の供給を可能にするシステムを再整備中の道の駅北条公園に導入することも検討している。この構想は町内電気熱供給の確立や地域の活性化が目的で、県中部の経済循環や雇用創出にも期待が高まっている。(雛)

みちしるべ

2021-06-16
 八頭管内の今年度最大とも言える大型工事・郡家西小学校大規模改修工事の入札が14日にあった。総工事費は約7億円。同日開札の旧安部小改修も総工事費2億円とこちらもかなりのボリュームだ▼ところで八頭県土ではどうか。1億円近い工事もあるが、1億超のものは今のところなさそうだ。特に2年前の舂米バイパス開通以降、道路事業では乏しい状況が続いている▼今春、八頭県土で県内の未開通路線図を見せてもらったが、八頭管内は同じ山間部にある日野管内と比べても未開通部分が多かった。費用対効果の面から事業凍結され20年以上という箇所もある▼たしかに車が通らないところに道路は必要ないかもしれない。しかし、有事の迂回路として整備する必要はあると感じる。地域のため、そして業界のためにも。(隼)

みちしるべ

2021-06-15
 次代の建設業界を考える上で、VR・ARの活用は欠かせないテーマだ。仮想現実を利用し、建造物の完成形を現実に投射してイメージ共有を図る―こうした取り組みは、今や当たり前に行われている▼これらの技術発展は、建設業界の安全教育にも一役買っている。先月、建設機械レンタルのアクティオはVRによる安全教育プログラムを新開発した。内容は「高速道路の上の危険」に特化したもので、車線規制や高所作業車の落下など、各種不安全行動とその結果を追体験できるようになっている▼VRによる事故体験は、未来に起こり得る危機を先んじて、身をもって認識する事に他ならない。危機回避の感覚を培うには最適の教材と言えるだろう。県内企業でも積極的に推進している所があるが、更なる普及が期待される。(梟)

みちしるべ

2021-06-14
 業界の定時総会を今年もいくつか取材した。2年ぶりに会場に集まって開催する団体も多くあったが、どこも密集を避けるなどの工夫をしながら議事が進んだ▼規模は小さくとも、特殊な資格を持つ団体は、専門性の高さを強くアピールしなければいけない。技術力の向上は言うまでもないが、行政や暮らす地域から信頼を得るには、業界としての役割を果たさなければいけない▼ある団体のトップが「発注者や地域から我々に何を求められているのか。そして、何ができるのか、ということを今一度考えなければ」と会員に問う。「オンリーワンと認められる存在にならねば」▼難しい役割だが、災害などの緊急時だけではなく、日ごろから多くの人に信頼される専門家の組織としての存在感を示さねば。(鷺)

みちしるべ

2021-06-10
 私が小学生のサッカーを指導している時このようなことがあった。その日は、真夏のような強い日差しだったが、1人の選手の頬には雨が降った。試合が終わった後、その選手に問いかけた。「試合に勝ったのにどうして泣いてるの」と。すると、選手は「失点したから悔しい。けど頑張る」と答えた▼人が悔しいと感じるときは、色々な感情が絡む。失敗したときや周りと比べて劣るとき、目標を達成できなかったときーなど。しかも、悔しさを感じやすい人は、向上心が強い傾向にあるという▼この感情はネガティブな反面、ポジティブにも捉えられる。「悔しさをバネにして結果が出る」と言う言葉があるが、そう簡単ではない。結果を出す人は、自分と向き合い、理由や改善策を見つけそしてそれに対し頑張る人。教え子から教わった日だった。(鴎)

みちしるべ

2021-06-09
 各自治体が災害対策の強化に乗り出す梅雨時期。クラウドカメラを実証実験中の千葉市では、河川監視に加え道路の緊急点検や住民説明会、避難所管理にも活用する道を探っている▼中には官公庁特有のハードルもあるとか。発災時を想定して携帯電話との代替を検討した際には、優先回線への切り替えがネックに。また通信回線が民間と分離しているため、庁舎側からの音声が遮断されるケースもあったようだ。初めて気づく課題の数々に、環境の変化を感じたという▼建設工事の受注形態も年々変わる。価格に見合わない工種の広さや、JV構成比の主流から見て厳しい加点要件など「実情に即していない」と嘆く声が増えた。フィードバックを得た部分はやはり見直していかなければ。(鵯)

みちしるべ

2021-06-08
 先月中部建協青年部が倉吉市内で実施した幼稚園児を対象にした魅力発信事業。幼稚園内の砂場を作り変えるというものだったが、ダンプカーなど大型機械を前に子どもたちは大はしゃぎ。純真な笑顔で物事に取り組む園児たちを見ていると、主催者としてもやりがいを感じるだろうし、取材する側としても楽しい▼子どもの多くはモノづくりが好きだ。しかし、成長するにつれてモノづくりへの興味を失う。建築家の伊東豊雄氏は以前、その理由について「夢を失うからではないか」と指摘していた▼固定観念に縛られることでモノづくりへの自由な発想が消え、興味を失っていくというものだ。なるほど、面白い意見だと思ったが、この凝り固まった価値観を持つ日本を柔軟にしていくためには、まず何をすべきだろうか。(鴨)
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