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コラム

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みちしるべ

2019-02-18
小欄が暮らす鳥取市の片隅にある地域も、高齢化が一気に進んだ。賑やかだった子供たちの声も、いつの間にかあまり聞かれなくなったし、地域の人が歩いている姿は平日も休日も少ない▼県内にある観光地の多くは、山や海などの自然を売り物にして人を呼び込んでいる。自然が相手だから、そこは常に災害と隣り合わせといえる。一度、大きな災害が発生すれば、観光への打撃はもちろん、古くからこの地で暮らす人もその地域を離れてしまう▼高齢化が進む地方にとって、インフラが整っていることが、生活していく上での最低条件ではなかろうか。国は、人口の少ない地域にやさしくなければいけない。そして、新しい土木の技術は、この地の人達にたくさんの安心を与えることが、必ずできると思う。(鷺)
 

みちしるべ

2019-02-15
県内建設業の倒産件数は年々減少傾向にある。昨年1ケ年間は4件(本紙既報分)だった。倒産要因は受注不振や業績低迷による資金繰りの行き詰まりなど▼今、業界は昨年の大型災害による復旧工事が各地ケ所で一斉に進められている。一方で、災害復旧工事に対する応札者無し、不落札といった工事物件も多々発生している。原因は人手不足と資材単価の高騰。某社長曰く「被災地の復旧は我々の使命だが、利益が見込めない工事を受注しても?」「特に災害復旧工事は!」と、ジレンマを含む消極的な言葉を漏らす▼今後、多発する自然災害に向け国土・県土強靱化施策が集中的に推し進められていくが、同時に建設関連産業全体が企業収益をしっかりと得られなければ、公共事業としての意味合いが薄らいでしまう。(雀)

みちしるべ

2019-02-14
鳥取労働局によると、2018年(1月~12月)に県内で発生した労働災害(休業4日以上)による死傷者数は491人(死亡1人)。このうち建設業は前年同期比9・2%(8人)減の79人。労働災害発生件数は、他産業と比較すると高止まりの状態にあると言えるが、死亡災害ゼロ(前年0件)を達成した▼建設業の労災発生件数は、長期的に見れば減少しているが、労働者の高齢化、担い手不足による未熟労働者の増加から労働災害が発生する危険性は高まっている▼特に冬場は、積雪や凍結による転倒災害が発生しやすい。業界としても、転倒防止に向けた教育、安全スローガンの掲示、安全「見える化」運動などの取り組みで労災防止に備えているだろうが、更なる意識向上で労災件数の大幅減を目指したい。(鴨)
 

みちしるべ

2019-02-13
膨大な情報を操るIT(情報技術)を駆使した「GAFA」なる4大企業が世界の多くの富を支配している。良くも悪くも、ITを抜きにして、今の世の中は回らない▼インターネット(ウェブ)の普及で、目に見えないクモの巣のように張めぐらされた情報網。日本でも、現金を必要としない電子マネーの時代が現実のものとなりつつある▼目に見えないところで情報や金が飛び交う。まさに、情報は金なりの時代か。また、AI(人工知能)が従来の雇用形態や働き方を大きく変えようとしている▼確かに、生産性は大きく向上し、経営の効率化に大きく寄与しているが、将来の建設産業はどうなるか。「10年後に昨年のような大きな災害が発生すれば対応できないだろう」。こんな多くの声が現実の姿となってはいけない。(鶯)
 

みちしるべ

2019-02-12
建設業が今後も持続的に社会的役割を果たしていくためには、生産性の向上が欠かせないテーマになるだろう。新しい技術を導入し、品質を確保しながら技術者の負担を減らしていくことが重要だ▼鳥取市は4月から受発注者間情報共有システム(ASP)の運用を開始する。4月1日以降に契約した予定価格が8000万円以上のすべての工事と受注者が希望した土木系工事が対象だ。既に国や県では運用されているが、市町村では山陰地方で初めて。この流れが広がっていくことを期待したい▼手書きの工事書類があたり前だった時代もあるが、今では見ることはない。同じように、発注者と受注者が顔を合わせて書類をやり取りしていたことを懐かしむ時代が来るだろう。(鷹)

みちしるべ

2019-02-08
立春は過ぎたとはいえ、寒い日が続くが、庭の梅は花が咲きはじめ、着実に春がそこまで近づいているのを感じる▼この時期になると年度末で退職する人達の話題がチラホラと耳に入ってくる。送別会の日程のこととか、退職後の身の振り方とか▼「老兵は死なず ただ消え去るのみ」というのはアメリカのマッカサー元帥の有名な言葉だ。昔、この言葉は潔く、カッコイイものに感じたが、ものの本によれば、元帥には政治的野心があり、決して「ただ消え去るのみ」の人ではなかったようである▼ましてや平均寿命も長くなった現在。この言葉は時代に合わない気がする。「老兵は死なず ただ新しいフィールドで自分を探すのみ」。まだまだ人生は長い。今春卒業していく人達にこの言葉をエールを込め送りたい。(鵲)
 

みちしるべ

2019-02-07
政府の18年度第2次補正予算が7日にも成立する見通し。これを受けて、県議会は12日開会の2月定例会で補正予算を先議し22日採決する▼TPP発効を踏まえた農業支援策や防災・減災が中心。国土強靭化では「3カ年緊急対策」に絡んだ事業を前倒し。河川に堆積した土砂撤去13億円、ダム放流に関連する浸水想定図作成に1・3億円などがメインになる▼県当初予算は骨格編成だけに、2月補正は知事選後までのつなぎ予算に位置付けられる。台所事情は厳しく、財政当局からは当初の公共事業予算を前年比6割とする指示が出ていた。政調政審では県議から「骨格とは言え、少なすぎる」といった指摘があったとか▼災害に続く2月補正で切れ目のない執行となるか。一部に不透明な補正の中身と6月補正での肉付けに期待がかかる。(鷲)

みちしるべ

2019-02-06
ギリシャが財政破綻した一因に政府の「統計ミスがあった」と言われる。フランス、ベネズエラではトップの政策に業を煮やした民衆の反政府デモが続く▼『しくじりから学ぶ世界史』(三笠書房)。「1プライド高すぎ&慢心でしくじった」から「7準備不足でしくじった」まで7項にわたる、歴史上の人物の「しくじり史」▼「7」にはナポレオン3世や豊臣秀吉の失敗。秀吉は国内を統一後、約15万の大軍を朝鮮に(1592年)。これは国内統一後、武士たちの活躍する場がなくなったから、という説▼根本には経済問題があったか。約430年経った現在と酷似している。当初、勝勢だった豊臣勢も結局は撤退。「計画のほころびは、常に甘い見積もりから生まれる」。この教訓は平成時代も生きている。(雉)
 

みちしるべ

2019-02-05
1月21日~27日の1週間は、統計調査が始まった20年間で最多のインフルエンザ患者数だったという。220万人を超える患者がこの1週間で受診したと推計されており、全国で警報が発令されている▼例年「新型」のインフルエンザが発生するが、これは生物の壁を超えるほどの感染力が原因だ。人から動物へ、逆もまた然りだが生物の枠を超えて感染する。遺伝子構造の異なる個体と接触することでウイルスが変異を起こして新型が誕生する。独自の能力で進化している細菌だ▼進化の速度は他の細菌、生物と比べても異常な速さだという。人間も進化を続ける生物だが、その速度に対応できない▼痛い目に遭うのは想像を超えた事態が起こるとき。あらゆる面で備えておくことが重要だ。(鶴)
 

みちしるべ

2019-02-04
『平成最後』といううたい文句を見かける機会が多くなってきた。枕詞のように『平成最後の〇〇』と付いていると、興味を引かれるから不思議▼平成生まれの若輩者としては、新元号に慣れることに不安がある。歴史として明治、大正は読み物で知り、昭和は映像で見る程度。平成もそうした振り返るものになろうとしている。いつかは訪れることだが、いざそうなると実感が湧かないものだ▼似たような状況に「2000年問題」を思い出す。当時はさして気にせず、実際のところ騒がれていたシステム関係の問題や事件が起きた訳ではなかった。おそらく、今回の新元号への切り替えも粛々と行われることになろう▼平成は、技術や文化が劇的に発展した時代だった。新しい元号にも益々の繁栄を期待したい。(雛)
 
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