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コラム

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みちしるべ

2017-05-02
 来年春に鳥取市で第30回全国「みどりの愛護」のつどいが開催される。2013年の全国都市緑化とっとりフェアに続き、鳥取市で緑化関連の全国的なイベントが開かれる▼都市緑化フェアでは、イベントの誘致から運営まで県造園建設業協会が活躍した。県民には造園の魅力を、県外からの来場者には鳥取県の魅力を大いにPRする機会だった▼みどりの愛護のつどいでは、開催決定記念イベントとしてみどりのリレーを行う。移植ごてをバトンに県内19市町村で各市町村長らが記念植栽を行う計画だ▼魅力あるものでも効果的にPRすることは難しい。全国的なイベントが鳥取県内で開かれるのは滅多にない大きなチャンスだ。行政と業界団体が手を取り合って盛り上げてほしい。

みちしるべ

2017-05-01
 世の中はゴールデンウイークの真っ最中。そんな中、この欄を読む人がいるのかしら、と疑いながら書いている▼5月というと、この時期は慣れない環境などにより、新入生、新入社員が陥りやすい精神的に不安定な症状の「5月病」が出ることがある。本紙でも連日のように紹介している新入社員が、そのようにならないように、先輩諸氏が手を差しのべてあげたいものだ▼建設業は外仕事のため天候に影響されやすく、3K(きつい、汚い、危険)、新3K職場のイメージが付き纏う▼今や働き方改革を積極的に進めていくことが人材を確保していく上で欠かせない。ノー残業デイ、週休二日制の導入、長期休暇制度などで、他産業、大手企業との人材確保競争を続けて行かなければならない。

みちしるべ

2017-04-27

 人の評判や評価はしょせん、好き嫌いによるところが大きいのか-どんなに立派な人物でも周囲から認められるには人を惹きつける何かがいる▼「人の口に戸は立てられぬ」といったところか。業界団体の総会が次々に開かれ、役員人事が決まってゆく。総会前後の舞台裏を覗けば複雑に絡み合う人間関係が浮かび上がる。はたから見れば今の時代、そんなにポストにこだわる必要があるのだろうかと思う▼政治の世界でもそう。人の好き嫌いに終始せず、まず役員になって何をやりたいのか。あるいは推す人に何を求めるのかといった本質が抜け落ちている▼新役員に就いた人と、そのトップには自覚と責任が伴う。一方、惜しくも漏れた人も志があれば「塞翁が馬」。捲土重来を期したい。

みちしるべ

2017-04-26
 『成功への名語録366日』―。4月26日。余暇開発センター発足(1972)。その初代理事長である佐橋滋氏の言葉。「心にゆとりがなくセカセカと忙しく平常心を欠いたのではロクな経営はできません」▼城山三郎の小説『官僚たちの夏』のモデルになった人。気骨ある官僚を描いたこの小説は大ヒット。岐阜県出身、東大卒業後、通産省に入省し事務次官まで昇りつめた。1966年退官▼「お抱え重役や陣笠代議士はごめんこうむる」と、天下りや政界入りは考えなかった。6年の浪人生活の後、72年に余暇開発センターが発足、初代理事長に。ちなみに大阪万博は70年▼財務省を筆頭にエリート官僚の不祥事が後を絶たない。前述の前段。「平常心のない人は必ず相手に乗ぜられてしまいます」

みちしるべ

2017-04-25
 境港では、港湾空間(陸域・水域)の開発、利用及び保全を行う場合の指針となる港湾計画の改訂準備が進む。現港湾計画は平成17年7月に平成30年代前半を目標年次として定めたもの▼重要港湾の港湾管理者は、20~30年後の港の将来像を示す長期構想を検討、それを踏まえ10~15年後の港湾の能力、施設の規模と配置、環境の整備と保全などの事項を港湾計画として定める▼大型クルーズ客船の寄港で賑わう境港。22日はノルウェージャン・ジュエルの初寄港。翌23日にはダイヤモンド・プリンセスが入港。連日2千人以上が周辺観光を楽しんだ▼クルーズ客船の寄港増、バイオマス発電用燃料の輸入増によるふ頭用地の不足など課題を盛り込み、予定では平成32年7月ごろの改訂を目指す。

みちしるべ

2017-04-24
 もうすぐゴールデンウイーク。出かける人、家でゆっくり過ごす人、仕事の人、農作業に汗を流す人など、それぞれの毎日だろう▼自動車道の整備が進み、生活道路の渋滞はいくらか緩和されたが、それでも観光地の周辺の幹線道路は混雑する。地元の人はどこへ行くのも不自由だが、辛抱か▼以前は、この頃が1年中で最も穏やかで、過ごしやすい気候だったが、近ごろは急に季節が変わる気がする。先週の後半は暑い日もあり、「四季」はどこに行ったのかと思う▼全国各地で自然災害が相次ぐ。忘れてはならないのは、これまで生活していた地元に帰れない人が多くいることだ。この人たちに少しでも早く、安心して家族でゆっくり過ごせるゴールデンウイークを届けなければ。

みちしるべ

2017-04-23
 木の芽立ちという季節の所為でもなかったのだろうが日本相撲協会、日本レスリング協会、日本サッカー協会…果ては芸能界、オフィス北野の会社運営問題に至るまで様々な業界団体で様々に抱える問題が顕著化している昨今だが、その中身は色々なれども、およそ組織運営の難しさだけは十二分に伝わってくる▼その組織運営の難しさの底辺には何かしら権力闘争の空気を感じるのは記者の偏見か。木の芽立ちの季節と言えば、我が建設業界の各団体の総会時期でもある。2年に一度の役員改選期を迎える団体も幾つかあると聞く▼権力闘争などという表現を用いれば関係者の皆さんから、お叱りも受けようが、第三者的には業界運営を仕切ることになる新たな役員体制の構築は、ある種、権力闘争の結果と映るものだ。実際、過去の事例には頷かされることも多々あったと記憶する。果たして今期は…。

みちしるべ

2017-04-20
 国交省が先に公表した平成30年の公示地価で、県内最高土地は、鳥取市栄町の1平方㍍当たり13万6000円。坪単価で44万8800円。住宅地では鳥取市東町2丁目が9万3800円、坪単価30万9000円。県内の地価平均変動率は20年連続で下落しているものの、前年比マイナス1・2%と大幅に縮小しており改善方向にある▼県内の不動産需要は近年、アクセス道などの道路網整備が進んでいる好立地条件地域を中心に、景気回復基調を裏付ける形で徐々ながらも需要が高まっている。最近よく耳にするのが「分譲宅地造成工事開始とともに、引き合いや問い合わせが多々ある」。中には「完成を待たずに完売する区域も」と。通勤時間・距離の短縮、また固定資産税等の税制面も考えれば、比較的安価な市郊外や市外での需要が高っている▼道路網の拡充整備促進は、地域経済を支える大きな役割を担っている。

みちしるべ

2017-04-19

 今年も多くの新入社員を本紙の「ニューフェイス」で目にする。日々の業務にとまどい、多くのことを学ぶ毎日は大変かもしれない。しばらくすれば大型連休がやってくる。それまでもう少しの辛抱だ▼「この業界にもだいぶ慣れてきたな」。昨年のことだが、ある社長さんから有り難い言葉をもらったことを思い出した。振り返れば記者として4年の月日が経とうとしている。まだ、右も左も分からない頃、業者を訪ねると、必ず社長さんに会いに行った。しかし、相手にされることも少なければ、「忙しいだ」の一言で犬と散歩に出かけるなど苦い思いもした▼まだまだ一人前とはいえないが、成長は感じる。継続は力なり。ありきたりな言葉かもしれないが、やはり積み重ねが大事である。

みちしるべ

2017-04-18

 11日に発生した大分県中津市の土砂崩落。山腹からの土砂で呑み込まれた集落の様子は、日本全国に大きな衝撃を与えた。この土砂災害を受け、県は「土砂災害警戒区域」について、崩壊の可能性などを探る緊急調査を始めると発表した▼土砂災害で記憶に新しいのは、昨年、立て続けに日本列島を襲った台風だ。県内でも多くの浸水被害や道路の崩落が確認され、少し間違えれば多数の死傷者が出てもおかしくないような状況だった。現在も行政と建設業者が一丸となって、復旧・復興を進めている▼これから出水期に入ると、ますます災害も多くなる。自然災害に対する万全な対策は不可能だ。しかし、被害が一つでも少なくなるよう、行政と地元業者が連携して地域の安全を守って欲しい。

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