コラム
みちしるべ
みちしるべ
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人の評判や評価はしょせん、好き嫌いによるところが大きいのか-どんなに立派な人物でも周囲から認められるには人を惹きつける何かがいる▼「人の口に戸は立てられぬ」といったところか。業界団体の総会が次々に開かれ、役員人事が決まってゆく。総会前後の舞台裏を覗けば複雑に絡み合う人間関係が浮かび上がる。はたから見れば今の時代、そんなにポストにこだわる必要があるのだろうかと思う▼政治の世界でもそう。人の好き嫌いに終始せず、まず役員になって何をやりたいのか。あるいは推す人に何を求めるのかといった本質が抜け落ちている▼新役員に就いた人と、そのトップには自覚と責任が伴う。一方、惜しくも漏れた人も志があれば「塞翁が馬」。捲土重来を期したい。
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今年も多くの新入社員を本紙の「ニューフェイス」で目にする。日々の業務にとまどい、多くのことを学ぶ毎日は大変かもしれない。しばらくすれば大型連休がやってくる。それまでもう少しの辛抱だ▼「この業界にもだいぶ慣れてきたな」。昨年のことだが、ある社長さんから有り難い言葉をもらったことを思い出した。振り返れば記者として4年の月日が経とうとしている。まだ、右も左も分からない頃、業者を訪ねると、必ず社長さんに会いに行った。しかし、相手にされることも少なければ、「忙しいだ」の一言で犬と散歩に出かけるなど苦い思いもした▼まだまだ一人前とはいえないが、成長は感じる。継続は力なり。ありきたりな言葉かもしれないが、やはり積み重ねが大事である。
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11日に発生した大分県中津市の土砂崩落。山腹からの土砂で呑み込まれた集落の様子は、日本全国に大きな衝撃を与えた。この土砂災害を受け、県は「土砂災害警戒区域」について、崩壊の可能性などを探る緊急調査を始めると発表した▼土砂災害で記憶に新しいのは、昨年、立て続けに日本列島を襲った台風だ。県内でも多くの浸水被害や道路の崩落が確認され、少し間違えれば多数の死傷者が出てもおかしくないような状況だった。現在も行政と建設業者が一丸となって、復旧・復興を進めている▼これから出水期に入ると、ますます災害も多くなる。自然災害に対する万全な対策は不可能だ。しかし、被害が一つでも少なくなるよう、行政と地元業者が連携して地域の安全を守って欲しい。