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2022年2月16日
若手の仕事への価値観が変化している。就職活動する際、「賃金が高い」や「休みが多い」、「やりたい仕事」―など人それぞれで職を選ぶ価値観は違う。あなたは会社に何を求めますか▼さて、約30年前の平成初期頃、第1位となったのは「やりたい仕事」だった。ところが、最近では「ワーク・ライフ・バランス」を重視するという声が50%以上。また、自分の職に対して、やりがいを答えることが出来る若手は約10%という値が出ている▼建設業の人材不足は喫緊の課題。建設業者もあの手、この手で人材確保に努めている。国や地方自治体も他人事ではない▼例えば「週休2日制工事」を導入し、人材不足の解消を進めている。官・民が一体となり、こうした取り組みを若年求職者層にも周知していく必要があるだろう。(鴎)
2022年2月14日
帰宅時、いつの間にか日が長くなっているなと感じられるようになった。日差しがあればなおさらだ。2月も半ばを迎え、雪の心配はなくならないが春は一歩一歩と近づいている▼県の各機関から国補正を中心に繰り越し工事が多く発注されている。何とか、春先の手持ち仕事を確保しておきたいと、だれしも思いが募る。この現場はどうか、あの現場は…そして受注に結び付くかどうか思案する▼なくならないのは同クラスで、同一日による複数開札だ。「スケジュールが過密で理解してほしい」とは発注者。ならば昨年のいまごろ、試行要領を策定した一括審査があるのでは。同一業者の受注は1日1本まで。分かりやすい▼せっかくの年度末入札。1社でも多く受注機会に恵まれ、仕事が行き渡るよう、いまこそ踏み切っていい。(鷲)
2022年2月10日
レジ袋有料化にも慣れ、エコバックを持ち歩く習慣が身に付いた人も多い。さらに4月から、今までコンビニエンスストアやスーパーで気軽にもらっていた使い捨てプラスチック製スプーンやフォークも有料化の対象になる▼建設業でも環境問題への取り組みが進んでいる。群馬県の燃料会社が環境負荷の少ないGTL燃料の取り扱いを開始した。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)で登録されている燃料で、建設用重機や発電機などで利用可能。軽油の代替燃料で、二酸化炭素排出量は軽油と比較して8・5%削減可能などの特徴を持つ▼業界全体で本気で環境問題に取り組もうと考えるのであれば、官民一体となった取り組みが必要不可欠。環境に優しい建設業への動きが加速してほしい。(雛)
2022年2月9日
各地で降雪が相次ぎ、車の運転にも気を張る日々。路面凍結の中でも特に、薄氷の膜が張るブラックアイスバーンには注意が必要だ。一見すると路面が濡れているようにしか見えず、凍結に気づき難い。気候や地理的条件を意識出来ていなければ重篤なスリップ事故に繋がる▼建設業の現場でも時に大きな事故が起こる。その防止にも普段からの「意識」が大切。慣れない工事や危険カ所が明らかな現場では慎重に事に当たる人も、慣れきった現場では「気をつけよう」という思いが薄れる事もある。その油断が目に見える危険を覆い隠し、凍結した路面の如きインビジブルトラップに誘う▼路面の雪溜りや凍結を防ぐため、道路上に絶えず放水している地域もある。やはり事故の予防には不断の心がけが大切。今日も一日、ご安全に。(梟)
2022年2月8日
長く暮らす地元の高齢化が進む。かつては賑やかだった子供たちの声も最近はあまり聞こえてこない。車はたくさん走っているが、地域の人達が道端で立ち話をしている姿さえ減った▼大都市の人から「地方」と呼ばれる地域に暮らす者にとって、インフラの整いが安心な気持ちで生活できる大きな条件だと思う。高齢者の多い地域であれば、なおさら道路や防災対策の充実が欠かせない▼県内にある観光地の多くは、山や海などの自然が大きな売りだが、自然相手だけに災害の危険も隣り合わせだ。被害が発生すれば観光への打撃だけではなく、この地で暮らす人も離れてしまう▼公共事業は、人口の少ない地域にもやさしく接する役割がある。こうした場所にも、出来る限り多くの安心を届けてほしい。(鷺)
2022年2月7日
4日は立春だった。暦の上では春になったが、まだまだ寒い日が続く。早く暖かくなってほしいが、夏になれば早く涼しくなってほしいと思うあたり、小欄は天邪鬼かもしれない▼立春前日の節分。本来は立夏、立秋、立冬の前日にも節分がある。旧暦では立春が新年、前日の節分が大晦日と意識されていた。季節の変わり目には邪気(鬼)が入りやすいと考えられていたことから、鬼を追い払う行事が春の節分に定着した▼今でも4月を新年度の始まりとするあたり、人々に「春=新年」の意識は根ざしているのだろう。新年度に向け、今まさに各自治体などの予算編成が真っ只中だ。また、今年度の残事業の発注もピークを迎える▼新年度にかけて発注時期のさらなる平準化、そして安定した公共事業への投資に期待したい。(隼)
2022年2月3日
毎年2月は政府推進のサイバーセキュリティ月間。先駆けて情報処理推進機構が今年の「10大脅威」を公開した▼対組織ではランサムウェアや標的型攻撃が依然上位を占める中、7位に「ゼロデイ攻撃」が初登場。ベンダーすら把握していない未知の脆弱性をつく攻撃で、当然ながら修正完了まで抜本的な対策は見込めない▼あらゆるモノが通信で繋がる今、一分の隙もないシステム構築は極めて困難。近年は「障害は必ず起きるもの」と捉え、いかに影響を小さく抑え即時復旧できるかに注力する視点―「レジリエンス」の強化が叫ばれている▼建設業界が最前線を担う災害レジリエンスの強化、すなわち国土強靭化と構図は同じだ。サイバー攻撃はさしずめ、仮想空間の中で人が引き起こす災害といったところか。(鵯)
2022年2月2日
AIの技術が日進月歩で進化している今の時代、特に若い世代は、問題の答えをデジタルで探す傾向が多い。1つのトピックに対し「ググれば」情報源が無限大。とても便利な時代になったと思う▼カリフォルニア大学でとある実験をした。授業中に半数の生徒はパソコンを開きもう半数は閉じて授業に向かう。結果はパソコンを閉じていた学生のほうが「理解度」が高かった▼デジタル化が進むに連れ、人間の「思考力」「理解力」が低下すると言われている。何事も考えるのを放棄しすぐにデジタルの中で答えを探す。一概に悪いわけではないが、全てデジタルに頼ると決断出来ない人間になるそうだ▼ある専門家はこれから「知識」より「思考力」が一番大事になるという。1つの問題をデジタルに頼らず決断したらいいのでは(鴎)
2022年2月1日
2月―寒い日が続く。休日はセルフスタンドに灯油を買い足しに行くことが多くなった。順番待ちに並んでいる人たちと共に、店頭価格に目をやりため息をつく▼燃料類に限らず、特に建築工事ではあらゆる資材の高騰が目立つ。工期が迫る中「値上げだけならまだしも、納入時期もままならない」と、担当者は顔を曇らせる▼寝耳に水―突然、出てきたのが賃上げ企業への優遇。国交省は4月以降、総合評価に加点するという。中小の企業では1・5%以上の給与アップが要件。賃金の必要性は分かっているけれど…▼そもそも、これまで努力して賃上げしてきた企業と、そうでない企業の区分はどうなるのか。資材と人材確保のコスト増に見合った収益を上げられる環境整備が先ではないか。経営者にとって悩みの種がまた一つ増えた。(鷲)
2022年1月31日
フルハーネス型墜落制止用器具の着用を義務化改正労働安全衛生法の施行から3年が経過し、今年からは従来規格品の販売、着用が禁止となり本格的な運用が開始している▼改正が決まってから、各団体で安全帯の規格についての講習が行われてきた。その中で聞かれるのが、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)だ。どれも命を守る大事な取り組みだが、惰性で取り組んでは意味がない。「慣れ」と「惰性」の違いは意識の有無にあるのではないだろうか。▼これから年度末にかけて、多くの工事が完成する。緊張と責任から心身ともに疲弊してくると危険予知が働きにくくなってしまう。だからこそ、安全に対して意識を持つことに普段から慣れてほしい。そして、全ての工事が無事故で完成することを願う。(雛)
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