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2022年2月18日
姫鳥線の全線開通が3月12日に決まった。計画から35年、鳥取市・姫路市間の移動がついに2時間を切るようになる▼交通円滑化の恩恵が特に大きいのは物流分野だが、コロナ禍も相まって事業継続上のリスクが急騰している。企業の売上に対し物流費が占める割合は、JILSの20年度調査で前年比1割上昇。21年度速報値では直近20年間の最高値を更新した▼企業の経常利益は大手でも4%が平均とされる中、インパクトのある数字だ。加えて人口減や時間外労働規制を背景に、一過性の影響では終わりそうにない▼あらゆる業界に根を張る物流。輸送時間の短縮は生産性向上に直結し、ハード整備はその近道として広く産業振興に寄与する。気運の盛り上がりを見せる米子ー境間にも、否応なく期待がかかる。(鵯)
2022年2月17日
「行く」「逃げる」「去る」―。1月から3月まではよく、このように言い表される。気が付けば2月もすでに折り返してしまった。年末もせわしなく日々が過ぎるが、年度末も何かと慌ただしい▼そうしていると1年があっという間に感じる。このことを「ジャネーの法則」と言う。簡単に言うと、50歳の人の1年は人生の50分の1、5歳の子の1年は人生の5分の1だから、年々1年が早く感じるようになる▼マンネリ化した生活は特に時間が早く過ぎる。例えば、職場と家との往復で日々が終わる場合がそうだ。今はコロナ禍ということもあり、そういう人が多いのではないだろうか▼長引くコロナの影響で業界でも軒並みイベントが中止になっている。早くコロナが終息し、イベント復活で刺激ある日々となることを願う。(隼)
2022年2月16日
若手の仕事への価値観が変化している。就職活動する際、「賃金が高い」や「休みが多い」、「やりたい仕事」―など人それぞれで職を選ぶ価値観は違う。あなたは会社に何を求めますか▼さて、約30年前の平成初期頃、第1位となったのは「やりたい仕事」だった。ところが、最近では「ワーク・ライフ・バランス」を重視するという声が50%以上。また、自分の職に対して、やりがいを答えることが出来る若手は約10%という値が出ている▼建設業の人材不足は喫緊の課題。建設業者もあの手、この手で人材確保に努めている。国や地方自治体も他人事ではない▼例えば「週休2日制工事」を導入し、人材不足の解消を進めている。官・民が一体となり、こうした取り組みを若年求職者層にも周知していく必要があるだろう。(鴎)
2022年2月14日
帰宅時、いつの間にか日が長くなっているなと感じられるようになった。日差しがあればなおさらだ。2月も半ばを迎え、雪の心配はなくならないが春は一歩一歩と近づいている▼県の各機関から国補正を中心に繰り越し工事が多く発注されている。何とか、春先の手持ち仕事を確保しておきたいと、だれしも思いが募る。この現場はどうか、あの現場は…そして受注に結び付くかどうか思案する▼なくならないのは同クラスで、同一日による複数開札だ。「スケジュールが過密で理解してほしい」とは発注者。ならば昨年のいまごろ、試行要領を策定した一括審査があるのでは。同一業者の受注は1日1本まで。分かりやすい▼せっかくの年度末入札。1社でも多く受注機会に恵まれ、仕事が行き渡るよう、いまこそ踏み切っていい。(鷲)
2022年2月10日
レジ袋有料化にも慣れ、エコバックを持ち歩く習慣が身に付いた人も多い。さらに4月から、今までコンビニエンスストアやスーパーで気軽にもらっていた使い捨てプラスチック製スプーンやフォークも有料化の対象になる▼建設業でも環境問題への取り組みが進んでいる。群馬県の燃料会社が環境負荷の少ないGTL燃料の取り扱いを開始した。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)で登録されている燃料で、建設用重機や発電機などで利用可能。軽油の代替燃料で、二酸化炭素排出量は軽油と比較して8・5%削減可能などの特徴を持つ▼業界全体で本気で環境問題に取り組もうと考えるのであれば、官民一体となった取り組みが必要不可欠。環境に優しい建設業への動きが加速してほしい。(雛)
2022年2月9日
各地で降雪が相次ぎ、車の運転にも気を張る日々。路面凍結の中でも特に、薄氷の膜が張るブラックアイスバーンには注意が必要だ。一見すると路面が濡れているようにしか見えず、凍結に気づき難い。気候や地理的条件を意識出来ていなければ重篤なスリップ事故に繋がる▼建設業の現場でも時に大きな事故が起こる。その防止にも普段からの「意識」が大切。慣れない工事や危険カ所が明らかな現場では慎重に事に当たる人も、慣れきった現場では「気をつけよう」という思いが薄れる事もある。その油断が目に見える危険を覆い隠し、凍結した路面の如きインビジブルトラップに誘う▼路面の雪溜りや凍結を防ぐため、道路上に絶えず放水している地域もある。やはり事故の予防には不断の心がけが大切。今日も一日、ご安全に。(梟)
2022年2月8日
長く暮らす地元の高齢化が進む。かつては賑やかだった子供たちの声も最近はあまり聞こえてこない。車はたくさん走っているが、地域の人達が道端で立ち話をしている姿さえ減った▼大都市の人から「地方」と呼ばれる地域に暮らす者にとって、インフラの整いが安心な気持ちで生活できる大きな条件だと思う。高齢者の多い地域であれば、なおさら道路や防災対策の充実が欠かせない▼県内にある観光地の多くは、山や海などの自然が大きな売りだが、自然相手だけに災害の危険も隣り合わせだ。被害が発生すれば観光への打撃だけではなく、この地で暮らす人も離れてしまう▼公共事業は、人口の少ない地域にもやさしく接する役割がある。こうした場所にも、出来る限り多くの安心を届けてほしい。(鷺)
2022年2月7日
4日は立春だった。暦の上では春になったが、まだまだ寒い日が続く。早く暖かくなってほしいが、夏になれば早く涼しくなってほしいと思うあたり、小欄は天邪鬼かもしれない▼立春前日の節分。本来は立夏、立秋、立冬の前日にも節分がある。旧暦では立春が新年、前日の節分が大晦日と意識されていた。季節の変わり目には邪気(鬼)が入りやすいと考えられていたことから、鬼を追い払う行事が春の節分に定着した▼今でも4月を新年度の始まりとするあたり、人々に「春=新年」の意識は根ざしているのだろう。新年度に向け、今まさに各自治体などの予算編成が真っ只中だ。また、今年度の残事業の発注もピークを迎える▼新年度にかけて発注時期のさらなる平準化、そして安定した公共事業への投資に期待したい。(隼)
2022年2月3日
毎年2月は政府推進のサイバーセキュリティ月間。先駆けて情報処理推進機構が今年の「10大脅威」を公開した▼対組織ではランサムウェアや標的型攻撃が依然上位を占める中、7位に「ゼロデイ攻撃」が初登場。ベンダーすら把握していない未知の脆弱性をつく攻撃で、当然ながら修正完了まで抜本的な対策は見込めない▼あらゆるモノが通信で繋がる今、一分の隙もないシステム構築は極めて困難。近年は「障害は必ず起きるもの」と捉え、いかに影響を小さく抑え即時復旧できるかに注力する視点―「レジリエンス」の強化が叫ばれている▼建設業界が最前線を担う災害レジリエンスの強化、すなわち国土強靭化と構図は同じだ。サイバー攻撃はさしずめ、仮想空間の中で人が引き起こす災害といったところか。(鵯)
2022年2月2日
AIの技術が日進月歩で進化している今の時代、特に若い世代は、問題の答えをデジタルで探す傾向が多い。1つのトピックに対し「ググれば」情報源が無限大。とても便利な時代になったと思う▼カリフォルニア大学でとある実験をした。授業中に半数の生徒はパソコンを開きもう半数は閉じて授業に向かう。結果はパソコンを閉じていた学生のほうが「理解度」が高かった▼デジタル化が進むに連れ、人間の「思考力」「理解力」が低下すると言われている。何事も考えるのを放棄しすぐにデジタルの中で答えを探す。一概に悪いわけではないが、全てデジタルに頼ると決断出来ない人間になるそうだ▼ある専門家はこれから「知識」より「思考力」が一番大事になるという。1つの問題をデジタルに頼らず決断したらいいのでは(鴎)
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