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2017年2月7日
1月23日から24日にかけての大雪により、智頭町の国道373号で約200台の車両が立ち往生した。上を走る鳥取自動車道が通行止めになったため、車両が373号に流入し滞留車両が発生した▼関係者は例えば、鳥取道を片側1車線の下り専用とし、373号を上り専用の規制にでもできなかったのかと指摘する。智頭で観測史上最大の1日降雪量70㌢を記録したことを踏まえれば、鳥取道を通行止めにした緊急措置もやむを得ないかもしれない。責任論はともかく、道路管理者同士の連絡が不十分だった点などは見直し、二度と引き起こさない対策が急がれる▼一方でドライバーのモラルはどうだったか。スタックした車両はチェーンを装備していたのか。現場で救出にあたる作業員に罵声を浴びせた者もいたという。道路を利用する側の準備不足を指摘する声は少ない。
2017年2月1日
米子市の市長、副市長のほか関係部課長級が顔を揃え、一方の米子市建設業協議会(永東康文会長)側も会長、副会長や各委員長が出席する意見交換会▼過去には11月に開催されたこともあったが、近年は、年明けの1月に開催されることが定着。今年も去る23日午前11時から市役所で開かれた。今回で15回目を迎えた。うち10回は永東会長が催した▼その永東会長がよく口にするのは「相手をおもんばかる」ことの大切さ。行政、業界双方が胸襟を開き、少しでも風通しの良い関係を保ちたいとの思いがあることは言うまでもない。回数を重ねるごとに両者の関係は第三者の目にも「良好」を感じさせるところとなっている▼が、同業者間の相手をおもんばかる心は果たして機能しているのだろうか。それぞれの立ち位置、身の丈にあった受注戦略こそがそれにつながる…。
2017年1月31日
1月20日にドナルド・トランプ米大統領が誕生してまだ10日あまり。それにも関わらず、世界は早くも「トランプ色」に染まりつつあるようだ。ビジネスで鍛えた敏腕で、環太平洋連携協定(TTP)離脱やメキシコ国境での壁建設に関する大統領令に次々と署名。これまでグローバル化に棹さしてきたアメリカは一転して保護主義的な動きを見せている▼心配なのは何といっても日本経済への影響だ。保護主義が世界的に拡大すれば、輸出主導型の日本経済への打撃は必至だ。外需依存型経済の脆弱性はここにある▼一方、建設業は基本的には国内的産業であるため、製造業ほどには世界経済の影響に左右されない。建設業の強みはここにあるが、もちろん日本経済全体が停滞すれば、間接的な形でその影響を被る。根本からの日本経済の立て直しが必要だ。
2017年1月30日
本紙恒例の新春企画「新春所感・業界団体長に聞く」を今年も拝読させてもらたった▼総じて防災や減災対策、また確実に増え続ける社会基盤施設の老朽化対策、同時に人口減少と進む高齢化社会による担い手不足対策などなど課題山積の中、生産性向上が求められる時代だと訴える▼石井啓一国交相も年頭所感で「今年は生産革命を前進させる年。そのためには持続的な公共事業の確保が求められる」「ストック効果を最大限発揮できる事業を推進したい」と語る。国交省が打ち出している「i-Construotion」は、担い手不足や建設事業の生産性を高めるための施策の一つでもある▼14年6月に施行された品確法は、受注者が適正な利潤を確保すための“生産性向上”の理念も有している。しっかり利益の出る環境を作り、健全な建設産業再生の年となることを願う。
2017年1月25日
昨年も発生した熊本、鳥取(中部)の大震災のたびによく使われる「絆」の一文字。そのせいか、正月の新年会の席でもよく耳にするのが「絆」▼世相を反映する昨年の一文字も「金」ではなく、「絆」でもよかったとの声も多い。裏返せば、天災が日本列島を襲っている証左であり、あまり用いたくない文字か▼そもそも、「絆」は「糸」の意味であり、右の「半」のような「牛」のような字は、あまり考えなくてもいいそうだ。よく考えれば、「火」と「一本の糸」がホモサピエンスを進化させたのだろう▼確かに、人間の営みの基本的な衣食住にとって、縦と横で織り成す「糸」が深く関わっている。大規模な災害時でもそうだ。今年6月、米子市で開催される中国四国地区の青年・女性建築士の集いでは、「つなぐ」をテーマに「防災」の連携について、地域や人の縦と横の糸を紡ぐ。
2017年1月20日
日本将棋連盟の谷川浩司会長が辞任した。昨年秋にプロ棋士が対局中にスマートフォンを使ってカンニングした疑惑が浮上。連盟はその棋士を出場停止処分にしたが、その後の調査で不正の証拠は見つからなかった。対応が後手に回ったことに責任を取った形だ▼突然起こった問題に的確に対処できなかったことは将棋界にとっても大きなマイナスイメージを残してしまった。信頼を回復するには相当な時間がかかるだろう▼一方、県内で災害が発生するたびに的確な対応を見せているのが建設業だ。県東部建設業協会は県中部地震の翌日から土のうやブルーシートを提供し、素早い対応を見せた▼今度は岐阜県で発生した鳥インフルエンザの拡大に備えて、県内で発生した場合の対処方法を県と打ち合わせした。こうした活動の積み重ねが県民の信頼につながると期待したい。
2017年1月18日
今の時代、若者が職業を選ぶ際に労働時間は重要な視点になる。政府の働き方改革もあって、大手企業が残業を無くす手だてを次々に打ち出している。紳士服・はるやまは「ノー残業手当」を支給するという▼建設業はどうだろう。県が担い手確保・育成で産官学の連携協議会を設立した。今後、業界が求めるニーズと高・大卒者(シーズ)をマッチングさせる育成プログラムや、情報発信のやり方を検討する▼如何せん休日が少なく、低収入のままでは、若者の関心は引き寄せられない。休暇と収入を増やすには、国による積算体系を含めた再構築も必要だろう。まずは連携協議会には、現場を預かる経営者の声にぜひ耳を傾けてほしい▼もはや「建設業の仕事柄」では済まされない。人口減少が進行するなか、労働環境の改善を一刻も急がないと、他産業との人材争奪戦に取り残されてしまう。
2017年1月13日
穏やかな年末年始だった。降雪のない年始は久しぶりのことだ。今年一番の寒気が到来し、年が明けて本格化している各工事現場は「寒さ対策」に神経を使っている。それでも『降雪のないのが一番。工期が迫ってきているから除雪作業なしの現場はありがたい』と現場担当者の弁。雪のないありがたさに少しばかりの安堵感が漂う。が、油断は禁物、これからが本番だ▼1月は「行く」。2月は「逃げる」。3月は「去る」と古くから言われ、気忙しく月日の経つのが早いことは周知の通り。気を緩めぬようにしっかりと仕事したいものだ▼各企業・団体の新年祝賀会が盛況だ。きょう13日には東部建設業協会と八頭建設業協会の新年祝賀会が開かれる。来賓各氏の祝辞が、今年1年を占う意味で何を語るのか大いに興味がある。景気が回復し「穏やかな1年」であることを願う。
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