コラム

2022年8月24日
少子化が進行すれば、学校の廃校や小規模な学級へ対応せざるを得ない状況になる。西部地域では日野町内での義務教育学校に続き、米子市が2028年度の開校を目指して、市で初の義務教育学校の設置へ計画を進めている。建設業者が気になる点は、やはり整備手法だろう▼文部科学省が公表しているPFI法の事業例で、全国的にもPFI法での小学校の建設は珍しくない。その大半でBTO方式が用いられており、清掃や植栽業務などの維持管理は含まれる一方、運営については事例が少ししかない▼公共施設、特に教育施設は地元住民からの注目度がかなり高くなる。子供が9年間通う義務教育学校だと施設の機能など要望も膨らむだろう。整備手法については、建設する事業者の声に耳を傾けてもらいたい。(鴎)
2022年8月23日
8月も下旬に入れば、暑さのピークも越えたころか。以前、家の中ではハエや蚊が煩わしく飛び回っていたものだが、近ごろ見かけることが少なくなった。田畑の害虫を駆除する農薬による影響を指摘する声も▼公共建築を巡る環境も変わってきた。県内でPPP/PFIを取り入れる事例が増えてきている。民間のノウハウや資金を活用するといった、行政側のメリットだけが強調されるが、受注者側はどうか▼選ばれる確約もない中、提案や資金確保にかかる労力たるは幾ばくか。事業者を決める過程にも不透明さが残るほか、グループを組んでも主導権は県外大手が握り、地方の業界が主体的に参画しにくい仕組みになっている▼地元業者の一部には密かに狙いを定める動きが見られるものの、まずは課題をもっと洗い出すべき。(鷲)
2022年8月22日
お盆で外出する機会も多かったが、その時によく我慢していたことがある。トイレだ。どうしても行きたくても快適そうなトイレを見つけるまで一苦労だ▼だが、こんな公共トイレなら利用してみたいと思うトイレが東京都渋谷区に次々に設置されている。渋谷区内17カ所の公共トイレが世界で活躍する建築家やデザイナーによって、新しく生まれ変わるというプロジェクトで、各トイレはデザイン性に優れているだけでなく、誰もが気持ちよく利用できるよう、車いすでの利用やオストメイト用の設備なども完備されている▼建設現場も負けていない。一昔前は建設現場のトイレもイメージが悪かったが、今では男女ともに快適に使用できる「快適トイレ」多くの現場で導入されている。トイレが変われば建設業のイメージも変わるはずだ。(雛)
2022年8月19日
盆休みも終わり日常が戻ってきた。昨年や一昨年に比べれば故郷へ帰省する人も増えた。以前ほどではないが、駅や空港で家族を迎える人たちも多かったと聞く▼それにしても暑い夏が続く。この暑さにも馴染んできてよさそうなものだが、辛い毎日だ。子供のころ、これほど高い気温が続く夏休みを過ごした経験はない気がする。自然を取り巻く環境は、ずいぶん変化したのだろう▼それでも秋は近い。稲穂はずいぶん背丈が伸びてきたし、8月の中旬にもなれば、夜が明けるのも遅くなる。早朝の5時は、ひと月ほど前に比べるとまだ薄暗い▼台風や秋雨前線による豪雨が発生する季節でもある。今月に入り、北陸や東北地方などに前線が停滞して大きな被害が発生した。穏やかな秋になればと思う。
2022年8月18日
金融庁が上場企業に対し、女性管理職の比率や男女間の賃金格差、男性の育児休業取得率といった指標の公開を義務付ける案が様々な議論を呼んでいる。投資家に企業価値を見極めやすくする狙いということで、賛成の一方、これら指標と企業価値の関連性に疑問符を付ける意見が上がる▼従業員の男女比率がセットでないほか「無理に女性管理職を増やすのではないか」などと問題点を指摘する声もあり、適用までには曲折がありそうだ▼女性の管理職割合と言えば、建設業は業種別で低い水準にある。ただ、ICT技術の進歩も後押しし、土木系、建築系などで活躍する女性は増えたように思う。まずは数値にこだわらず、個人個人の特性や感性、実力を発揮できる環境づくりが進むといい。(鴛)
2022年8月17日
3年ぶりに行動制限のない夏。迎えた盆時期、山陰のJR指定席予約率は昨年の倍以上に持ち直したが、18年比では半分以下と警戒感が根強い▼南部町が保有する大正期の電車「デハ203号」が今年、製造100周年を迎えた。法勝寺鉄道法勝寺線の全線開通記念日・8月12日に予定していた式典は中止されたが、特別展が25日まで公開中だ▼往時は県内唯一の電化私鉄で、同規模の地方路線に珍しく県境をまたいだ支線も運行。しかし業績不振から「不要不急線」の指定を受けた支線は営業14年と短命に終わり、戦時下の物資供出のためレールごと撤廃された▼今また不要不急の移動制限と資源不足で、地方鉄道は存亡の危機に瀕している。例え赤字路線でも街作りに深く食い込む社会資本。慎重な議論を望みたい。(鵯)
2022年8月10日
先日、マイカーを購入しにディーラーへ。一目惚れした車種を契約したが、納車は早くても半年後だと言う。他の車種はそうでもないが、その車種だけもろに半導体不足の影響を受けてしまったそうだ。とりあえず納車を楽しみに待つしか今はできない▼半導体不足のみならず燃料、原材料の高騰など影響を受け、日常生活でも値上げラッシュ。「勘弁してくれよ…」と嘆きたくなる▼業界でも資材高騰のあおりが続く。頻繁な値上げで入札の積算はすぐに合わなくなる。赤字工事の受注は誰だって避けたいものだ。ただ、東部地区では土木も建築も工事量の減少による嘆きの声も。「工事も少ないから赤字でも工事を受注するしかない」とある建築会社の社長は言う▼いまだに値上げは続く。早期の鎮静化を願いたい。(隼)
2022年8月9日
目がクリクリとした口周りが大きいフォルム、フィンランド生まれのムーミン。今日8月9日は「ムーミンの日」と定められている、作家トーベ・ヤンソンの誕生日だ▼ムーミンの関連市場で日本が果たす役割は大きい。2019年時点で売り上げの半分は日本が占めており、フィンランド以外で唯一のテーマパークを持つのも日本である▼フィンランド生まれで同じように人気がある「サウナ」。フィンランドでは540万人の人口に対し330万ものサウナがあるそうだ。サウナによって熱中症になりづらい身体に変化すると言われている。発汗が増し自律神経機能が高まることに加えて、毛細血管密度が上がるという▼ただでさえ運動しづらい猛暑の時期。サウナを使って体調を整えるのは非常に有効なのかもしれない。(鴎)
2022年8月8日
二十四節気のひとつ立秋を迎えた。暦上では秋の気配を感じさせる頃というが、むしろ暑さはピーク。コロナさえなければ、例年あった夏祭りもこの時期だ▼体調管理に留意しつつ、働き方改革で残業も減らさなくてはならない。業界でも工事関係書類の削減が課題に。昼間は現場をこなし、夜に書類づくりを強いられる技術者の帰り支度はいつになることか…▼県は直轄工事で先行する「検査書類限定型工事」の試行検討を始めた。書類は10項目に限定し、監督員と検査員による重複確認を省く。ただ一番、手間暇かかる出来形、品質管理の関係書類が削減できるか▼今後、遠隔臨場による立会や、写真から映像へと確認作業が変わってくれば、効率向上の可能性は広がる。暑い日には早く帰宅してグイッと、なりますかどうか。(鷲)
2022年8月5日
県内各地で観測史上最高気温を記録するなど、夏本番の暑い日が連日続いている。屋外で一定の条件で、マスクの着用が不要となったが、やはりマスクを外すのは周囲の目を気にしてしまうもの▼厚生労働省は、熱中症のリスクが高まるため近距離での会話時を除いて、屋外でのマスク着用を控えるよう注意喚起した。また、屋外作業が多い建設業では、7月1日からの全国安全週間に合わせて労働局が建設現場を回り、休憩所の整備や健康管理の徹底を呼びかけるなどして熱中症対策をチェックした▼コロナウイルス感染症が全国的に増えていた昨夏の建設現場では、地域住民から「マスクをしていない」と苦情があったとも聞く。マスクを付けるのが当たり前になっている今、時には外す勇気も必要だ。(雛)
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