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2022年12月20日
今年も残り10日余り。1年があっという間に過ぎ去っていく。振り返ると、暗いニュースが世の中全体で多かった印象だ。新しい年が明るく良い年となることを願いたい▼「師走」の言葉が表すように、年末は何かにつけて忙しい。どの業種でも猫の手も借りたい状況だろう。少子高齢化の影響で、人手不足に悩む企業は多い▼先日、電気工事業工業組合と実業高校の交流研修会を取材した。そのなかで高校生から「お金より時間(休み)のほうが、優先度が高い」と意見が出た。たしかに、お金があっても休みが少なければ気分転換は難しいと感じた。バランスが大事だ▼再来年4月からは建設業でも時間外労働上限規制が適用となる。10・20代の仕事に対する「ニーズ」に応えていけるかが、業界の将来を変えることになる。(隼)
2022年12月19日
ワールドカップで、モロッコの快進撃が終わった。スペイン、ポルトガルとヨーロッパの強豪国を倒し、アフリカ勢初のベスト4は、まさに大躍進。大会が始まる前、誰もが予想していなかっただろう▼FIFAランクも22位(日本24位)。予選では前監督のハリルホジッチ氏が指揮をとり、ワールドカップ目前に監督を降りたと、どことなく日本に似ている▼人口3400万人と大きくはない国だが、約60%が34歳以下と若者の労働力が豊富。また、近年経済の発展で特徴的なのは、社会インフラ整備に民間活力を導入すべくPPP方式によるインフラ整備が複数の分野で試されるなど、インフラ整備でも躍進している▼決勝はもちろんだが、同じグループのモロッコとクロアチアの3位決定戦にも期待したい。(鴎)
2022年12月16日
労働時間の短縮が叫ばれてはいるものの、会社勤めをしていると、そう容易くいかない。建設現場で働く人も同様だろう。休日になっても頭の中では現場のことや、休み明けに出勤してやるべきことを考える。気は休まらない▼最近、会社訪問している際、現場から戻った技術者が午後5時や6時になれば、帰り支度をし始める光景を多く見かけるようになった▼経営者の考え方一つで大きく変わる。片や現場を速く叩いてもうける。ただ、技術者は夜遅くまで書類づくりに追われる。他方は定時に帰宅する。現場は日中に切り上げて帰社し、定時まで書類づくり。どちらが良いか▼県工事の週休2日は東高西低の感。直轄工事で取り組んでいる会社が多いためか、東部と中部が先行している。選ばれる企業になるにはどうすべきか。(鷲)
2022年12月15日
教育施設の改築工事や大規模改修などとなれば、生活する子供たちに多少なりとも制限がかかる。長期休み中に行うこともあるが、校庭に新たな施設を建てる場合には校庭が使用できなくなり、一時的に施設を使えなくなった場合、プレハブ等での授業も余儀なくされる▼最近の県内の教育関係で話題なのは、倉吉市の統合する新しい小学校名だろう。公募で全体の4割が提案した地名由来の名前ではなく、1人しか提案のなかった名前が校名に選ばれたことで、地元住民から再考を求められている。倉吉市は、新しい校章や校歌を作るのをストップするなど対応に追われている▼これから少子高齢化が進み、小中学校の統廃合は増えていくだろう。その度にこの名前問題が頭を悩ませる問題にならなければ良いが。(雛)
2022年12月14日
天気の悪い日が多くなった。北の風が吹けば海の色は暗く濁り、海岸に打ち寄せる波も荒れる。見慣れた景色だが、凪の海がいい▼逆に太平洋側は良い天気が続く。若い頃に暮らした東京湾岸にある街は、晴れてはいるが空気は極めて乾燥。風が強く吹けば近くにある学校の校庭から舞い上がる土ほこりで、歩くのが大変だったことを思い出す▼気候が穏やかな春や秋が短くなったと感じ、暑さが過ぎればすぐに冬が来る気がする。日本の「四季」はこれからどうなるのか。気候変動をテーマに防災対策を考える土木の技術者も多くいる▼平均気温が上昇すれば、自然災害の規模も大きくなると聞く。防災対策を先送りすれば、最悪な結果を招くかもしれない。「まさかこの地で・・・」とならないために。(鷺)
2022年12月12日
今年度の政府与党による税制改正大綱が週内にまとまる。各省庁、団体からの要望を踏まえた調整が進んでおり、来春に期限を迎えるエコカー減税の延長、NISA(少額投資非課税制度)の抜本的拡充、結婚・子育て資金の一括贈与にかかる贈与税の非課税措置延長、マンションの長寿命化のため大規模修繕を行った場合の固定資産税軽減措置などが盛り込まれるかが焦点▼税の制度改正は、国民にとって損得が発生する事項が少なくないため、自然と関心が向く▼制度改正と言えば、県内のある自治体で、業界団体が発注者側に対し、建築工事での総合評価方式の導入を新たに要望するらしい。こちらも業者によっては有利、不利が起きそうなだけに、発注者側の対応を含め、行方に関心を抱かずにはいられない。(鴛)
2022年12月9日
美しさの定義は年々変わる。街を行く人々の服装やメイクは、ほんの10年前と見比べても隔世の感を覚える▼五百年前、美の常識を覆したのが茶人・千利休だった。絢爛たる安土桃山文化に逆行した「侘び寂び」と「茶道」の概念を、日本最大のブランディング成功例と捉える向きもある▼銘品ともなれば土でできた茶器が億を超える。また最盛期が過ぎたとはいえ、全国の茶道人口は今なお136万人超。技術とマナーと師弟制度が単なる飲み物を、優れた経済効果を持つ技術体系・文化的体験にまで昇華させた▼人口オーナス社会にあって、企業は利潤確保のため値上げやリピート率向上を目指すほかなく、そこには新たな価値が必要だ。建設業界が目指す「かっこよさ」も、旧態依然としたままではいられない。(鵯)
2022年12月8日
筆者の小学生時代、社会科見学と言えばスーパーや食品製造工場を訪ねていた。普段は入れないようなバックヤードや製造ラインを間近に見ることができ、ワクワク感がすごかった記憶がある▼最近は建設現場を見学することが多いのだろうか。取材することがよくある。取材していても内心はワクワク感を感じているのだから当然、小学生となるとそれ以上だろう。楽しそうに現場を見学している▼業界の担い手確保は喫緊の課題だ。行政との意見交換の場でも度々話題に上る。そのなかでも「ある程度進路が決まっている高校生へのインターンでは遅すぎる」という発言が印象に残っている。もちろん高校生へのアプローチも大事だ。ただ、小中学生にいかに興味を持ってもらうか。進路を決める面ではそこが重要となる。(隼)
2022年12月7日
世界各地の熱帯雨林で見ることができるアリ塚。大きな枯れ木や傘のような形成など気候によって様々に形を変える。シロアリ塚は、動物の構造物の中でも、地球上で最大級の規模を誇る▼CTスキャンを用いて内部構造を研究したチームがいる。シロアリは各フロアを繋ぐ通路だけではなく、らせん状の通路も構築。昼と夜の気温変化で風の流れを促進し、行動を促すフェロモンの流れを考えた構造を造り出した▼アフリカ南部のジンバブエで建設された商業複合施設「イーストゲートセンター」は、アリ塚をモデルにした。自然の気流を利用して外気温の変化から内部の環境を守る省エネを図っている▼「ZEB」や「ZEH」といった消費エネルギーをゼロにする考え方。本能で構造を考えた力は驚き以外の何ものでもない。(鴎)
2022年12月6日
新型コロナウイルス第8波の感染対策に、国際情勢による原材料価格の高騰、円安対策…加えて鳥取市内の養鶏場からは鳥インフルが検出され、12月に入ってからも県政の課題は次々と▼開会中の県議会の質問戦は明日7日から始まる。県政課題への対応と合わせ、気になるのは来春に行われる知事選。業界、庁内でも話題に事欠かない。今のところ農業団体などが再選を要請している▼先の記者会見で、平井知事は「非常に悩ましい時期を迎えているのが正直なところ」と語り、年内には結論を出す意向を示した▼4期16年にわたる知事職。さらに4年となれば多選への批判も自覚していることだろう。事情通は「これまでと同じように、周辺が押してくれるのをじっと待っている」と、知事の心中をおもんぱかる。だとすれば―(鷲)
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