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2022年8月17日
3年ぶりに行動制限のない夏。迎えた盆時期、山陰のJR指定席予約率は昨年の倍以上に持ち直したが、18年比では半分以下と警戒感が根強い▼南部町が保有する大正期の電車「デハ203号」が今年、製造100周年を迎えた。法勝寺鉄道法勝寺線の全線開通記念日・8月12日に予定していた式典は中止されたが、特別展が25日まで公開中だ▼往時は県内唯一の電化私鉄で、同規模の地方路線に珍しく県境をまたいだ支線も運行。しかし業績不振から「不要不急線」の指定を受けた支線は営業14年と短命に終わり、戦時下の物資供出のためレールごと撤廃された▼今また不要不急の移動制限と資源不足で、地方鉄道は存亡の危機に瀕している。例え赤字路線でも街作りに深く食い込む社会資本。慎重な議論を望みたい。(鵯)
2022年8月10日
先日、マイカーを購入しにディーラーへ。一目惚れした車種を契約したが、納車は早くても半年後だと言う。他の車種はそうでもないが、その車種だけもろに半導体不足の影響を受けてしまったそうだ。とりあえず納車を楽しみに待つしか今はできない▼半導体不足のみならず燃料、原材料の高騰など影響を受け、日常生活でも値上げラッシュ。「勘弁してくれよ…」と嘆きたくなる▼業界でも資材高騰のあおりが続く。頻繁な値上げで入札の積算はすぐに合わなくなる。赤字工事の受注は誰だって避けたいものだ。ただ、東部地区では土木も建築も工事量の減少による嘆きの声も。「工事も少ないから赤字でも工事を受注するしかない」とある建築会社の社長は言う▼いまだに値上げは続く。早期の鎮静化を願いたい。(隼)
2022年8月9日
目がクリクリとした口周りが大きいフォルム、フィンランド生まれのムーミン。今日8月9日は「ムーミンの日」と定められている、作家トーベ・ヤンソンの誕生日だ▼ムーミンの関連市場で日本が果たす役割は大きい。2019年時点で売り上げの半分は日本が占めており、フィンランド以外で唯一のテーマパークを持つのも日本である▼フィンランド生まれで同じように人気がある「サウナ」。フィンランドでは540万人の人口に対し330万ものサウナがあるそうだ。サウナによって熱中症になりづらい身体に変化すると言われている。発汗が増し自律神経機能が高まることに加えて、毛細血管密度が上がるという▼ただでさえ運動しづらい猛暑の時期。サウナを使って体調を整えるのは非常に有効なのかもしれない。(鴎)
2022年8月8日
二十四節気のひとつ立秋を迎えた。暦上では秋の気配を感じさせる頃というが、むしろ暑さはピーク。コロナさえなければ、例年あった夏祭りもこの時期だ▼体調管理に留意しつつ、働き方改革で残業も減らさなくてはならない。業界でも工事関係書類の削減が課題に。昼間は現場をこなし、夜に書類づくりを強いられる技術者の帰り支度はいつになることか…▼県は直轄工事で先行する「検査書類限定型工事」の試行検討を始めた。書類は10項目に限定し、監督員と検査員による重複確認を省く。ただ一番、手間暇かかる出来形、品質管理の関係書類が削減できるか▼今後、遠隔臨場による立会や、写真から映像へと確認作業が変わってくれば、効率向上の可能性は広がる。暑い日には早く帰宅してグイッと、なりますかどうか。(鷲)
2022年8月5日
県内各地で観測史上最高気温を記録するなど、夏本番の暑い日が連日続いている。屋外で一定の条件で、マスクの着用が不要となったが、やはりマスクを外すのは周囲の目を気にしてしまうもの▼厚生労働省は、熱中症のリスクが高まるため近距離での会話時を除いて、屋外でのマスク着用を控えるよう注意喚起した。また、屋外作業が多い建設業では、7月1日からの全国安全週間に合わせて労働局が建設現場を回り、休憩所の整備や健康管理の徹底を呼びかけるなどして熱中症対策をチェックした▼コロナウイルス感染症が全国的に増えていた昨夏の建設現場では、地域住民から「マスクをしていない」と苦情があったとも聞く。マスクを付けるのが当たり前になっている今、時には外す勇気も必要だ。(雛)
2022年8月4日
多くの人の前でうまく話す若い人が増えてきた。日々の取材でこの人達の話を聞くこともあるが、わかりやすい語り方は仕事への自信も感じる▼スポーツ競技の試合終了後、インタビューに答える選手の声を聞くこともテレビ観戦の楽しみだ。高校生でもテレビカメラの前でうまく話をまとめるし、時には印象に残る言葉もある▼近ごろは、プレゼンテーション能力の向上も目的にした民間技術者の社内発表会や子供相手の現場見学会にも多くの若手が参加する。短い時間で内容を的確に伝えることが日々の業務では求められるから、話し方の練習の場としては最適だろう▼難しい質問には取り繕うこともなく、今のレベルも心得ている。さらなるステップを目指すこの人達に先輩方の後押しが欠かせない。(鷺)
2022年8月3日
ふるさと納税の2021年度の総額が8302億円となり、過去最高を更新した。寄付額のうち、2000円を超える分が住民税や所得税から控除され、返礼品が受け取れる仕組みで、新型コロナ禍に伴う巣ごもり需要が要因という。最多は北海道紋別市で152億円。宮崎県都城市、北海道根室市と続き、海産物や肉が人気の自治体が目立った▼ふるさと納税は企業版も創設され、税額控除の拡充が図られた。返礼品が主眼ではなく、地域貢献したいという個人、企業は少なくない▼自治体は用途を指定し、募ることができ、財政状況が厳しい中、ハード整備につなげようという動きも。制度に関心が集まる一方で、教育施設や公園整備、道路整備などに使い道を定め、新たな投資に結び付けるアイデア勝負も楽しみだ。(鴛)
2022年8月1日
ベートーヴェン作曲の交響曲第5番といえば「運命」を象徴する冒頭のフレーズが有名だが、指揮者泣かせの難曲でも知られる▼譜面上は一拍目が8分休符で、「無音」の指揮から始まる。指揮棒の動きだけで次の音を導き出すため、異様な緊張感が漂う▼そして選択したテンポを伝えるのが難しい。基本は4分の2拍子だが、大抵の指揮者は一息に、速く重く振り出す。初めこそ勢いで乗り切れるものの、2回のフェルマータを経てすぐにテンポが揺れ動く。古典音楽ではほかにもスラーやブレスなど、指揮者が絶え間なく示す選択の積み重ねが公演の成否を分ける▼建設工事はしばしば、ゼネコンや元請けが指揮するオーケストラに例えられる。各種表彰は指揮者のリーダーシップに職人が技量で応えた、まさに「名演」だ。(鵯)
2022年7月29日
昨年の出生数は約81万人と過去最少を更新した。100万人割れは2016年以降続いている。生まれてから一度も好景気を経験していない我々20代からすると、金銭面で独身か夫婦のみの選択をする人が多いのだろう。ただ、子どもが減ることは将来の担い手が減ることにもつながる▼先日、県と町の懇談を取材した際、土木技師不足が話に上がった。なんでも、町の採用試験で土木技師の応募がなかったそうだ。県の採用試験も定員割れだったという。民間でも同様の状況の業者もあれば、毎年採用している業者もある▼建設業の魅力を子どもたちに伝えるイベントを取材すると、子どもたちが楽しんでいるようすが伺える。親世代向けにもイベントを開き、魅力を伝えていけば状況打破につながるのではないだろうか。(隼)
2022年7月28日
とある会社の営業部に訪問した際、担当者が席を外していた。「外出していますか」と尋ねると、「誕生日会をしています」と返答。どうやら、グループ全体の伝統だという。社員1人、1人を祝うことは素敵なことだと感じた▼伝統は、継承しないと生まれない。様々な分野で伝統が存在するが、木造建築で「伝統構法」がある。その一つの要素である木組みは、神社仏閣などを建築する宮大工の技術。耐震性などに優れ、地震大国ならではの技術である。一般住宅で取り入れられたのは江戸時代からだった▼明治時代には西洋建築学が入り、金物などを使用する「在来工法」が主流に。しかし、今でも伝統構法は継承される▼いつの日か、在来工法も伝統工法の一つだと言われる日がくるかもしれない。(鴎)
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