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2025年9月4日
鳥取の代表的な観光地、鳥取砂丘。この猛暑でも訪れる人は減らない。昨年の砂丘への観光入込客数もコロナ禍前の水準まで戻った。県内有数の観光地として、圧倒的王者と言っても過言ではない▼県外に住む知人がこの夏、会社の旅行で砂丘周辺を観光したと言う。なかでも砂の美術館は展示されている砂像に社員皆が圧倒されたそう。また、鳥取市福部町で梨狩りも楽しんだようだ▼観光を語る上で切り離せない課題が回遊性。有名観光地から周辺の店舗などまで観光客が訪れることになれば、経済波及効果は相当なものになる。ただ、回遊性のある観光地は肌感覚では限られているように感じる▼鳥取駅周辺の再整備も回遊性が課題だ。街中に人が訪れる仕掛けをしっかりつくらないと、駅周辺や商店街はますます寂れてしまう。(隼)
2025年9月3日
「唯一生き残るのは、変化できる者である」―ダーウィンが唱えた有名な名言だ。目まぐるしく変わる現代、変化する能力が求められる▼年々進化し続ける1つがAI(人工知能)だろう。「生成AI」ブームでもあり、画像・文章の創作など多様な分野で実用化される。今まで行っていた作業もAIを使うと時間短縮になる▼地方の公共事業では食べていけない未来がくる―訪問した際にとある企業の幹部がそう語った。発注する職員も減っており、予算が付いても捌けなくなると未来の展望を予想した▼人手不足を補うためAIの活用をどこまで可能にするか。AIに仕事を奪われると言われ続けてきたが、今では人間の能力を拡張する道具とも言われる。人手不足である今こそトライする価値がある。(鴎)
2025年9月1日
今夏の参院選では外国人政策が論点の一つに。行き過ぎた不動産取得に規制を掛けるなど、うなずける点もあったが、排外主義ととらえられる言動も目立った▼安易な外国人の受け入れには反対。だが、もはや人手不足を解消し地域を支える有効な手立てとして受け止めたい▼昨年の県内外国人労働者数は3912人。コロナ禍後、ここ3年で約1000人も増えた。うち建設業は340人で3年前から倍増だ。普段、取材に出向く建設会社でも受け入れているところが出てきた。評価は上々で、よく働いてくれているという▼政府も技能実習に代わる新たな受け入れ制度「育成就労」を2027年度からスタートさせる。賃金の高い都市部への流入が懸念されるが、日本人も含め人材確保の観点からすれば、自ずと職場環境の改善は欠かせない。(鷲)
2025年8月28日
「夏至」を過ぎて2カ月も過ぎると、夜が明ける時間が遅くなる。ひと昔前ならば秋の気配を感じ始める季節だが、暑すぎる夏は続く▼そろそろ露地栽培の梨の出荷も本格的化するし、稲穂も色づいてきたが、この暑さと水不足で出来栄えはどうか。農業に携わる人に聞くと、あまり良い言葉はなく「苦労がつきない」という▼気象のパターンも変わり、台風が日本近海で発生するなど激しい雨による大きな被害が全国各地で何度も発生している。猛暑の中の復旧作業は過酷だが「困っている人が多くいる。早期の復旧は我々の使命」という工事関係者の声を画面越しに聞く。でも、無理をしていないか気がかりだ▼まだ、暑さ対策に手抜きは出来ないが、日暮れの時間も早くなり季節は移り始めた。いくらか気は早いが、穏やかな秋になればと願う。(鷺)
2025年8月27日
社会人になりたての頃、小説『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)を読んだ。子ども向けの道徳書だが、読み返すたびに示唆を得られる。「人間の価値は富や名声ではなく、社会に何を残すかで測られる」などの教えは、出版から80年以上を経ても色あせない▼今年のソニー生命の調査では、男子中学生の「なりたい職業」でYouTuberが昨年までの1位から3位に後退。一方、公務員が初の1位となり、会社員や教師の回答も伸びた。昨今の経済・社会不安が影響したのか、将来を現実的に見据え、社会に貢献する生き方が意識され始めた兆しと受け止めたい▼暮らしを支える基盤を築き、未来に残る社会への贈り物をつくる建設業。若い世代が「どう生きるか」を体現できる舞台となるよう、その仕事の価値を伝えていきたい。(鸛)
2025年8月25日
プロ野球のセ・リーグが2027年から、指名打者(DH)制を導入することを決めた。パ・リーグと足並みが揃う形で、投手の負担軽減、野手の出場機会の拡大が期待される。点数の入り方も変わってくる▼醍醐味である得点シーンが増えるとの賛成意見、代打の起用や投手交代のタイミングなど野球の面白さが減るといった反対論も渦巻く。ただ、国際的な潮流となっており、高校野球でも26年春から採用されるそうだ▼業界での流れといえば、電子入札の推進。県内でも県、倉吉市などで導入され、米子市は26日がいよいよ初回の開札日。入札の形が変わる。準備に時間がかかり、導入開始時期がずれ込んだ経緯がある中、トラブルが発生しないかが気がかり。本来期待した効果が見込まれず、業者から不評を買わなければよいのだが。(鴛)
2025年8月22日
19日深夜、西日本上空の広い範囲で火球とみられる現象が発生。宇宙を漂う塵などが大気圏に突入する際に燃焼・発光する流星の一種で、10㍍級の隕石とも言われる大物に各地が沸いた▼流れ星を人為的に生み出そうとしている企業がある。人工衛星を打ち上げ、宇宙空間で1㌢ほどの粒を放出するという原理だ。壮大なエンタメとなる一方、小惑星探査など科学的探究の意義も大きい▼創業者はかつての「事業仕分け」を目の当たりにした世代。天文学を専攻する学究の徒として、多くの夢が政権の転換で頓挫したことに忸怩たる思いを抱えていたという▼直近の3号では県選出含む3議員の奮起に期待する業界の声を届けてきた。一瞬の閃光に終わることなく、人や産業の未来を照らす灯となってほしい。(鵯)
2025年8月21日
この夏も毎日エアコンが手放せない。今月上旬には雨が降り、一時的に気温が下がったものの、お盆以降は再び猛暑に転じている▼一昔前、夜中にエアコンを付けたまま寝ていたら、親からしこたま怒られたなんて人も多いだろう。しかし今は、エアコンを付けずに寝ていたら熱中症のリスクも高まる。電気代のことを考えると非常に悩ましい問題だ▼今や学校にも設置されているエアコン。ネックなのはフィルター清掃だ。教職員も夏休み期間中に清掃するそうだが、なかなか追い付かない。そんななか、管工事業協会東部支部が恒例のエアコン清掃ボランティアを実施した。手際よく作業にあたる姿を見て、学校の先生方は物凄く助かると感謝していた▼こうした活動が巡り巡って、業界にとって良い作用となることを願う。(隼)
2025年8月20日
今日8月20日は交通信号設置記念日。1931年、東京・銀座の尾張町(現在の銀座4丁目)や京橋など34カ所の交差点に、日本初となる青・黄・赤の3色の自動信号機が設置されたことが由来となる▼設置当初の信号機は現代とは異なり、信号の色が変わるたびにベルで知らせる仕組みだった。知られていないあまり最初は事故が多発していたと言う。その後当然になり、歩行者用の信号機も設置数が増え、現代のLED式信号機へと変遷していた▼熱中症対策として、海外では歩行者やバイク運転手の暑さ対策として赤信号の時間を短縮する措置が取られる。日光にさらされる時間を減らすための対策である▼10月までこの猛暑が続くという。現場で働く技術者たちは、安全第一で体調が赤・黄信号になる前に対策や休息が重要となる(鴎)
2025年8月12日
世の中が随分と便利になっていく。Z世代に受け入れられているのが、いわゆるタイパ(タイムパフォーマンス)。時間をかけずとも、比較的満足度が高い価値が得られるもの▼デジタルが身近にあふれる。新聞のコラムでも、キーワードを打ち込めば、AIが自ずとそれらしい文章を作ってくれる。便利になれば、なるほど何か大事なものを置き去りにしているように感じる▼理想と現実のあいだを右往左往しながら、時には立ち止まり深く思いを巡らせることがあってもいい。先日、建築現場で施工ができない図面に困っているという声を聞いた。理由は「CADを使えば何でも線が引けてしまうから」だという▼実際の現場には材料や寸法といった制約があるのに…。逆に設計者と施工者の溝を深めてしまっている。便利さゆえに。(鷲)
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