コラム

2017年1月20日
日本将棋連盟の谷川浩司会長が辞任した。昨年秋にプロ棋士が対局中にスマートフォンを使ってカンニングした疑惑が浮上。連盟はその棋士を出場停止処分にしたが、その後の調査で不正の証拠は見つからなかった。対応が後手に回ったことに責任を取った形だ▼突然起こった問題に的確に対処できなかったことは将棋界にとっても大きなマイナスイメージを残してしまった。信頼を回復するには相当な時間がかかるだろう▼一方、県内で災害が発生するたびに的確な対応を見せているのが建設業だ。県東部建設業協会は県中部地震の翌日から土のうやブルーシートを提供し、素早い対応を見せた▼今度は岐阜県で発生した鳥インフルエンザの拡大に備えて、県内で発生した場合の対処方法を県と打ち合わせした。こうした活動の積み重ねが県民の信頼につながると期待したい。
2017年1月18日
今の時代、若者が職業を選ぶ際に労働時間は重要な視点になる。政府の働き方改革もあって、大手企業が残業を無くす手だてを次々に打ち出している。紳士服・はるやまは「ノー残業手当」を支給するという▼建設業はどうだろう。県が担い手確保・育成で産官学の連携協議会を設立した。今後、業界が求めるニーズと高・大卒者(シーズ)をマッチングさせる育成プログラムや、情報発信のやり方を検討する▼如何せん休日が少なく、低収入のままでは、若者の関心は引き寄せられない。休暇と収入を増やすには、国による積算体系を含めた再構築も必要だろう。まずは連携協議会には、現場を預かる経営者の声にぜひ耳を傾けてほしい▼もはや「建設業の仕事柄」では済まされない。人口減少が進行するなか、労働環境の改善を一刻も急がないと、他産業との人材争奪戦に取り残されてしまう。
2017年1月13日
穏やかな年末年始だった。降雪のない年始は久しぶりのことだ。今年一番の寒気が到来し、年が明けて本格化している各工事現場は「寒さ対策」に神経を使っている。それでも『降雪のないのが一番。工期が迫ってきているから除雪作業なしの現場はありがたい』と現場担当者の弁。雪のないありがたさに少しばかりの安堵感が漂う。が、油断は禁物、これからが本番だ▼1月は「行く」。2月は「逃げる」。3月は「去る」と古くから言われ、気忙しく月日の経つのが早いことは周知の通り。気を緩めぬようにしっかりと仕事したいものだ▼各企業・団体の新年祝賀会が盛況だ。きょう13日には東部建設業協会と八頭建設業協会の新年祝賀会が開かれる。来賓各氏の祝辞が、今年1年を占う意味で何を語るのか大いに興味がある。景気が回復し「穏やかな1年」であることを願う。
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