コラム

2023年4月20日
先週末、久々に鳥取駅前から県庁までの本通り・若桜街道を歩いてみた。土曜日の昼下がりだというのに人の姿はまばら。シャッターが下りたままの店舗も多い▼シャッター商店街は日本各地にある。郊外に大型店舗が出店し始めてからそちらに人が流れ、商店街は空き店舗が目立つように。空き店舗がさらに衰退感を醸し出し、負のスパイラルに陥ってしまっている。各地で商店街の活気を取り戻そうと施策を打ち出すも、成功事例はほとんど聞いたことがない▼ただ、若桜街道をよく見ると、婦人服の店や定食屋、保育園やパン屋など、意外と各世代のニーズに合致していることに気が付く▼シャッター商店街の問題は根深い。既存の店舗も活かしながら、起爆剤となるような施策が生まれることを期待する。(隼)
2023年4月19日
便利か脅威か。最近テレビなどよく報じられる「ChatGPT」。大規模言語モデルを用いたチャットAIは文書やプログラミングの作成など多種多様な使い方ができ業務の生産性が上がることに期待される▼どこまでも進化を止めないAI。とある研究によると労働者の80%に影響を与えると言われている。特にプログラミングやライティングスキルが必要な仕事は影響を受けやすいらしい▼朝の報道番組で1人のアナウンサーが「今年中に仕事がなくなる」と危機感を寄せた。しかし、感情を持たないのがAIの特徴。人間は声の抑揚がないとなかなか頭に入らなく、聞き飽きる▼今は、AIを生かすのは人間の知能だが、感情や考える力を持つ人工知能が発明されたとき、人が働く必要性がなくなる時代が来るかもしれない。(鴎)
2023年4月18日
 対話型AI(人工知能)ソフト「チャットGPT」が話題を集めている。質問を投げかけると、すぐに自然な答えが返ってくる優れもの。仕組みを説明する記事を幾つか読み進めたが、なかなか理解できない▼大学など教育現場では、学生が論文作成にAIソフトを使わないか対策を打ち出す。AIの影響がある業種でも翻訳、会計士…それに記者も挙げられ、仕事場が奪われかねない▼建設業界もBIM/CIM、ICTといった先端技術を取り入れた効率化が進む。研修の講師は、最新機器を横目に「それでも現場を確かな目で見る技術者は必要」と言う。日々変わる現場の出来具合は、最終的にはヒトが培った技術力ということか▼「AIは間違った情報も提供するし万能ではない」と識者。利点、欠点を見極めて上手く付き合いたい。(鷲)
2023年4月17日
今年度の予算などを審議した3月議会を傍聴した時に、タブレット端末を操作して資料を見る議員の姿が。また、入学式を終えたであろう初々しい学生たちの手にもタブレット。ペーパーレス化や業務の効率化など、技術導入が進む様を目の当たりにすると、時代の流れが与える影響力のすごさを実感する▼その一方で、新しい技術を一から覚えて、仕事に取り入れるのは相応の体力を消費してしまう。若いうちはまだ良いが、年齢を重ねるとなかなか難しい▼建設現場でのICT研修会で、講師はまず体験することが大事だと口にする。難しいという先入観も不安も、実際に間近で見て、触れて体験することで少しでも取り除かれるのならば、技術の発展に合わせて、皆で学び共有する機会が今後もっと増えればと思う。(雛)
2023年4月14日
寒い冬を越えて迎えた春。しばらくは穏やかな空気の中で過ごしたいが、寒くて荒れた日もあったし、晴れの日でも黄砂がひどい。そして、今月の初めには東部地区などで大雨注意報も発表された▼4月も中旬になり、ようやく気温の変動も落ち着いた気がする。それでも、近ごろは季節の移り変わりが早い。日本が誇る「四季」はどうなったのか、とぼやく人もいる▼確かに子供の頃の気候とは違う。強い雨や雪が降り続くことも多くなった。自然災害が発生することが当たり前の国だと専門家が話すが、「この地は安全」だと思い込む人は多い▼身近な地域にも危険な場所はたくさんあるが、防災対策は万全ではない。過疎地だからという理由でインフラの整備が遅れてしまうようでは、国民を守れない。(鷺)
2023年4月13日
「ようこそ よなごへ!」。建設中の美保テクノスの新社屋壁面に、大きな文字が掲げられた。JR伯備線の米子駅に向かう車両から眺めることができ、歓迎ムードを漂わせる粋な計らい。旧社屋壁面にも同様のフレーズがあったため、続けるかどうかが気になっていた▼米子駅南北自由通路の供用に向け、工事は山場を迎えている。線路で分断された駅南北を繋ぐ延長140㍍の通路が姿を見せ、新設される駅南広場も形ができつつある▼一帯では、米子市が「まちなかウォーカブル推進事業」として、市道の美装化、歩行空間の充実に向けて工事を計画。JR西日本は商業施設「新駅ビル」について、きのう、概要を公表した。入居テナントによる集客効果など、周辺がどのように変化するかが楽しみだ(鴛)
2023年4月12日
23年卒の社会人デビューから10日ほど経った。研修の内容も徐々に濃くなり始める頃、手応えはどうか▼ここ数年、就職の決め手となった条件に「成長できる環境」を挙げる若者が半数近くを占めるという。福利厚生や待遇面よりも仕事の内容を重視する傾向が強いそうだ▼加えて若者雇用促進法をはじめとしたルールチェンジで、職場の環境は大きく改善。eNPSのスコアを見ても自社への満足度は高まり続けている。にも関わらず「定年までその会社に残る」という若手は2割しかいない▼ギラついた功名心ではなく、横並びの成長希求と言える。会社が人生の安全を保証できない今、常に次の職場でも活躍できる自分でなくてはならない―動機は「不満」ではなく「不安」。どう払拭するかが育成の新たな課題だ。(鵯)
2023年4月11日
先週は天気が不安定な日が続いた。特に金曜日は久しぶりの本降りの雨。気温が高い日が続いていたから、少しクールダウンとなり4月らしい気候となった。農作物にとって恵みの雨となったに違いない▼新年度に入り、各機関が発注見通しを公表している。岩美道路が開通し、他に大型事業がない東部地区はどうか。県は骨格予算で例年より件数が少ないのは当然だが、国や鳥取市なども例年通り少ない▼志戸坂峠防災も着工にはまだ時間がかかるし、南北線はいまだ動きが見えず。他にも完成4車線の自動車道なども暫定2車線のままで、計画があるにも関わらず…というのが東部の現状だ▼西部に比べると東部は、事業化に向けた要望活動が弱いとも聞く。業界に「恵みの雨」が降るのはいつになるか。(隼)
2023年4月10日
 厚生労働省が発表した2022年の出生数は79万9728人。1999年以降最も少ない数となったことで少子化の問題に改めて危機を感じた発表だった。7日に初会合を迎えた「こども未来戦略会議」に期待したいところだ▼少子化の問題は原因が分からないことが難点。ノルウェーなど北欧のように教育費を無料にする方針や、養育費の補助を提案してもあまり変わらない気がするのは私だけか▼少子化問題に加え昭和30、40年代に学校の建設ラッシュを迎えた日本全国各地では、施設の改築、改修ラッシュに入っている。少子化が進むことで小中一貫校となる義務教育学校も県内では増えてきている▼米子市でも3小学校、1中学校の統合学校が今年度設計に入る。少子化の中どのような学校になるか注目が集まる。(鴎)
2023年4月7日
サクラの花盛りが越えたころ、県の建設工事23・24年度新格付けがスタートした。定数制の土木A級100、建築A級35に多少の昇・降格があり、変動した各社にとって吉と出るかどうか▼こちらも定数がある統一地方選は9日に投開票が迫った。41都府県議選挙区の4割が無投票になったとか。県内でも9選挙区のうち3選挙区が無投票で、有権者の選択する機会が失われた▼特に中山間地での議員の成り手不足は深刻で、同時に議員の高齢化が進む。投票率も気がかりだ。知事選がそうだし、選択肢の幅が狭すぎることも投票所から足が遠のく要因に。いやいや、せめて投票には行かなくてはならない▼新しい顔ぶれには横たわる数々の地域課題に汗をかいてもらいたいし、そして、業界がかかわる仕事も作ってもらわなければ。(鷲)
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