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2023年6月15日
固定資産税や自動車税などの地方税を、QRコードを活用して納められる手続きが始まった。金融機関やコンビニエンスストアといった窓口を訪れる必要がなく、自宅で24時間いつでも決済できるのが特長▼読み取りに対応したスマホ決済アプリを使い、ポイントを貯めることもできるとあって、お得な支払い方法として周知が進みそうだ▼その固定資産税を巡ってこのほど、改正空き家対策特別措置法が可決、成立した。従来、住宅用地の標準課税は評価額の6分の1に軽減する特例が設けられているが、管理状態によっては優遇措置が解除される。全国で増加を続ける空き家対策の一環で、持ち主にとって「お得」な話ではない。とはいえ、活用や除却と、自治体の空き家対応に影響が及ぶのは確実。こちらの動向も注目だ(鴛)
2023年6月14日
6月補正案の目玉として、食を通じた地域活性化に3・1億円の予算が組まれた。生産量拡大や就農者支援を図る一方、先端技術を活用した商品開発に取り組み、ゆくゆくは海外展開も目指すという▼課題はいわゆるローカライズにある。今や国際的な認知度を誇る寿司は象徴的な事例だろう。正式なデータではないが、カナダ・バンクーバーは人口当たりの寿司屋の比率が世界一だとか。ではカナダ人が本場日本の寿司を好むかというと話は別。「シャリに玄米を使ったベジタリアンフード」が彼らにとっての標準だからだ▼近年、特に畜産・水産施設の整備が順調に進み、原材料面では優れた競争力を担保できるようになった。次は付加価値の生み出し方に頭をひねり、「食パラダイス鳥取県」を現実のものとしてほしい。(鵯)
2023年6月12日
人々が集う土地にはその土地のシンボルが大抵ある。県東部だと砂丘、西部では大山。市町村単位になればさらに増える▼岩美町と言えば、世界ジオパークに認定されている山陰海岸が思い浮かぶ。海岸沿いの道路からはきれいなリアス海岸を一望できる▼そんな景色を見ることができる町道陸上中央線が、落石の危険性があるとして通行止めになって約1年。先日開かれた復旧対策検討会では、落石対策施設の更新をベースに、今後工法を検討することが決まった。ただ地元関係者によると、町と代行で工事を進める県とで、復旧方法について意見が割れていたようだ▼安全面に加え観光面、景観面にも考慮が必要となる同線の復旧。地元からも早期復旧の要望が上がっている。スケジュール通り復旧が進むことを願う。(隼)
2023年6月9日
健康優良食品ともなっている「卵」。漢字が「69」に似ていることから今日6月9日は「卵の日」と定められている。円安やウクライナ情勢による値上がりで身近に食べれる食材だったが高級品になるのも近いのか▼「たまごが先か?鶏が先か?」ー有名で古い問題がある。進化論で言えば卵が先だが、その卵を産むのは鶏。立場や視察観点からの答えは出ているが、論争の決着はまだ見えていない▼この言葉は「原因がどちらにあるか分からない」と言った意味でも使われるが、こうした課題は建設業でもたくさんある▼利益率が低い産業の1つが建設業。「売上高至上主義」は多く、価格競争になると適正価格から叩いて受注する会社もある。自治体の設計単価が合わず利益が出ないという声もある。課題の決着は見えない(鴎)
2023年6月8日
「政策戦略本部」に「輝く鳥取創造本部」…そのほか華々しい改組は目白押し。突如、出てきた7月の組織改正に県庁内が揺れ動いている。相変わらず名前だけではどんな組織なのか、見当もつかない。「名は体を表す」となるか▼県土整備部にも道路局と河川港湾局の2局が設置される。その陰で都市計画室は新設のまちづくり課に、空港が交通政策課へと他部局にはぎとられてしまった▼取材を進めるなか、当初、県土では都市計画課の復活ならぬ、盛土管理を含めた都市計画機能の掌握を画策した節がある。しかし目論見は外れ、成就には至らなかった▼近ごろ、県政における県土の地位が下がってはいないか。ひいては業界の力の低下とも見える。とかく、新組織が看板倒れになりはしないか。職員のモチベーションは如何に。(鷲)
2023年6月7日
近年、登下校中の子供たちに車両が衝突する、不幸な事故や事件に巻き込まれるという事案が増えている。これを踏まえて、通学路の安全対策が進んでいる▼通学路の危険カ所解消に向けては、学校関係者や道路管理者、警察などが合同でパトロールして危険なカ所をリストアップ。歩道の設置・拡充や防護柵設置するハード対策のほか、スクールバスの普及が進んでいる。ソフト面では、学校側での安全教育の徹底や地域の人々のボランティアなどによる登下校に付き添う見守り活動などが広がっている▼危険カ所の解消は、だいぶ進んできているだろうが、環境変化などもあり、危険カ所の状況も変わってくるだろう。これからも定期的な検証を続けて、痛ましい事件が少しでもなくなって欲しいと願う。(雛)
2023年6月6日
小欄のような田舎者がたまに大都会の駅に降り立つと、まずは人の多さに圧倒される。そして、歩くスピードが速いものだから人の流れについていけない▼若い頃、毎日のようにあの満員電車に押し込まれていたのに、今になると人波に逆らって横切る勇気も出てこない▼長く暮らす地元の地域は、車こそ多く走っているが人の歩く姿は減った。高齢化は急速だが、元気な人はたくさんいるから案外にぎやかだ。それでも、子供の数は確実に減った▼豪雨による災害の発生が懸念される季節。大規模な被害になれば、暮らす地域そのものが消滅してしまう恐れがある。高齢化は進むが、人が減っている地域こそインフラの充実を。こうした地方の願いを速足で通り過ぎる大都会の人に少しはわかってほしい。(鷺)
2023年6月5日
「また値上げ 節約生活 もう音上げ」「店員が 手とり足とり セルフレジ」―。生保大手による恒例の「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」の結果が発表され、相次ぐ値上げ、新型コロナ禍などを踏まえた作品がベスト10に入った▼秀逸な内容が多かったが、気になったのが「送料を 無料にするため ムダ使い」との一句。今後、配送料を無料にすることが難しくなる可能性があるためだ。物流業界は働き方改革関連法に基づき、来春から運転手に時間外労働の上限規制が適用される。結果、深刻な人手不足に陥り、従来通りの体制で運べなくなる「2024年問題」が浮上する▼規制強化は建設業も同じ。足元では、適切な工期設定や経費補正の検討に入った発注機関がある。業者、発注者ともに対応は待ったなしだ(鴛)
2023年6月2日
大手電力7社が1日から電気料金を値上げ。激変緩和措置で家計への直撃は一時抑えられるものの、物価高騰の波が押し寄せる▼ひっ迫する電力事情に一石を投じると期待されているのが核融合発電だ。世界初の商用炉が28年にも稼働する予定で、マイクロソフトが最初の顧客に名乗りを上げた▼もともとは国際プロジェクト「ITER(イーター)」で知見を共有し、その後各国で原型炉を組み上げるのが20世紀の戦略だった。しかし計画の難航から主流は民間ベンチャーに移りつつあり、米エネルギー省が大型レースを企画するなど後押ししている▼一方、建設分野の民間活力導入は伸び悩む。実利とリスクを秤にかけた結果である以上、ここにも制度改正や公の支援などの追い風が必要ではないか。(鵯)
2023年6月1日
シャッター商店街の問題は根深いと、以前この枠で述べたが、岡山市の奉還町商店街では近年、新規出店が相次いでいるというニュースを見た▼奉還町商店街は岡山駅西口側にある全長約1㌔の商店街。150年の歴史があり、かつて生活密着型の商店街でにぎわっていたが、郊外への大型店出店などの影響でシャッター街となっていた▼新規出店の店舗はカフェやオーダー雑貨の店など様々だ。家賃が安いことや、学生が多いことなどが出店の要因。新旧の店がいい具合に交じわり、活気づいている▼鳥取駅周辺はどうか。シャッター街でどこかどんよりしている。活性化に向けた協議会では、駅周辺の再整備など基本計画を今年度中に策定する。机上の空論に終わることなく、活性化に向けた本気の取り組みを期待したい。(隼)
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