コラム

2023年10月6日
デザインの良し悪しを論じる場合、配色や形といった見た目―いわゆる「意匠」が焦点となることが大半だろう。一方で実用面を踏まえて考案すること、すなわち「設計」も辞書的な字義として存在する▼本来、英語でデザインと言えば設計を指し、意匠にはアピアランス、スタイルなどが該当する。日本では戦前・戦後に二度言葉の輸入が起こる中、後者の意味合いまで取り込んでしまったようだ▼傘を例に挙げれば「手で持てる柄の先に耐水性の膜をつけて雨を遮る」という提案が設計であり、本質的な意義。建物や土木施設の設計もまた、センスよりスキルがものを言うデザインだと言える▼今年も優良業務受賞者からコメントを募っている。優れたデザイナー達がどんなテクニックを駆使したのか、聞くのが楽しみだ。(鵯)
2023年10月5日
ラジオを聴いていると、有名アーティストのコンサートの宣伝CMが流れてくる。最近では、ロックバンド「THE ALFEE」が10数年振りに米子でライブするというのが印象に残っている▼県内に有名アーティストが来る場合、米子コンベンションセンターかとりぎん文化会館、倉吉未来中心が会場となることが多い。ただ、比率は米子が圧倒的に多いように感じる▼山陰の音楽文化は米子や松江といった中海圏域が中心で、2~300人程度入るライブハウスがあるのも米子、松江だ。バンドのライブツアーも大体、米子か松江が選ばれる▼中海圏域はインフラが鳥取、倉吉より充実していることも影響しているかもしれない。インフラ整備と芸術文化施設の整備はセットで進めるべきだと改めて感じる。(隼)
2023年10月4日
夏は暑く、夜は肌寒い。夏が過ぎ、秋の訪れが感じられる時期になってきた。各地では、ラグビーやバレーのワールドカップが開催されており、観戦にも熱が入る。まさにスポーツの秋に相応しい▼ワールドカップと言えば何を想像するか。サッカーや、先月五輪出場を決めたバスケットボールなど球技が殆どではないか▼ゴミ拾いがワールドカップに。地区の一斉清掃など決められた行事でしかなかなか出来ないゴミ拾い。それが11月日本でワールドカップの決勝戦が開催される。驚きと話題を呼ぶことになるだろう▼春から秋にかけ、建設業界各社は色々な場所で清掃ボランティアを実施。地域の景観を大切に保つ役割を果たしている。次の清掃時はワールドカップのルールの適用を。そう思う私だった(鴎)
2023年10月3日
先日、澄んだ夜空に満月を見た。中秋の名月だった。「こんなよい月を一人で見て寝る」―平井知事も好む尾崎放哉の句にある。くっきりと浮かんだ月は不思議なもので、見つめていると孤独さが増してくる。そんな情景を見事に切り取っている▼梨や米、栗、柿などの作物も実りのころを迎えた。随分、手間もかかっただろうに。貰い物の栗は、皮を丁寧にむき取ってあり、もち米を少し混ぜて栗御飯にしていただいた▼さて10月。今年度も下半期に入った。県東部では台風7号被害の深い爪痕があちこちに残る。これから国の災害査定の予定もあり、復旧工事はこれからが本番▼土木工事はあるが、建築仕事の見通しはどうか。コンビニのセブンは既存店舗の移転も含めて攻勢に出てくるとの見方が。月の鑑賞どころではない。(鷲)
2023年10月2日
プレイヤーが眠ることでポケモンも集めるポケモンスリープが話題で、睡眠に注目が集まっている▼総務省の2021年度調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間54分で、日本人は睡眠不足の割合が多い。ここ数年は睡眠時間が増加するなど改善の傾向も見られるようだ。ゲームを通して多くの人が適切な睡眠時間を確保するなどのメリットを体感している▼これまではゲームといえば、インドアの趣味だったが、今では実際に運動するゲームや、睡眠時間を確保するゲームが流行している。eスポーツも一般的になり、ゲームに対する見方が変わってきている▼建設業界でも健康管理の重要性が高まっており、働き手を確保するために健康に働ける職場環境の整備が進んでいる。公私共に健康に暮らしていきたい。(雛)
2023年9月29日
涼しさを感じる時間帯も多くなった。夜が明けるのも遅くなり「高温多湿」の夏はようやく通り過ぎて行ったと願うが、最近は「温暖化」を通り越して地球の「沸騰化」いうワードも聞かれる▼酷暑と豪雨が影響して野菜は品不足で価格も高騰。そして、全国各地で豪雨による災害が相次いだ夏だった。近ごろは「忘れたころ」ではなく、立て続けにやってくる▼「想定外の雨」という言葉で片付けるわけにはいかないほど、被害は強烈。難しいが、災害を繰り返さない強い方策を構築しなければ、被災された多くの方に言い訳が出来ない▼鳥取県内の被害も激甚災害に指定された。早期の整備に向けた後押しが期待できるが、強い雨の降る季節はもう少し続く。今一度、暮らす地域の地形を見つめ直したい。(鷺)
2023年9月28日
国土交通省発表の全国基準地価で、北海道千歳市が住宅地、商業地ともに上位を占めた▼住宅地の全国一はJR千歳駅近くで、前年比で30・7%アップ。商業地でも30・8%の上昇となっており、背景には、国産半導体新会社「ラピダス」が市内で工場建設を計画していることがある。ピーク時で4000人程度が見込まれる工事関係者、従業員らの居住需要、下請け企業の進出などを踏まえた「土地バブル」。半導体は「産業のコメ」と呼ばれ、裾野が広いだけに、早くも効果が現れた▼県内は、回復基調とはいかず、全用途の平均変動率は25年連続で下落。ただ、自由通路で繋がったJR米子駅南側で上昇が見られるなど、明るい材料も。地元でも企業誘致や投資による活性化に期待したいところだ(鴛)
2023年9月27日
スマホを触っていれば必ずついて回るのがウェブ広告。特に動画配信サービスでは没入感を損なうため敬遠されがちだが、いわゆるZ世代の一部は積極的に受け入れているとか▼現代ではアルゴリズムが端末や回線情報から個人を追いかけ、興味のありそうな内容を「おすすめ」してくる。逆に気になる広告を片っ端から見ていけば、どんどん自分に最適化されるというわけだ▼認知(リーチ)より注目(アテンション)を重視せざるを得なくなった、マーケティングのトレンド変容が背景にある。趣味嗜好が細分化する中、かつての絨毯爆撃のような広報が困難なのは間違いない▼業界でも情報発信の手法が問い直され始めた。約1800万人のZ世代が消費の中心となるまで残り数年、これも一つの「2030年問題」か。(鵯)
2023年9月25日
今年のプロ野球は18年ぶりのリーグ優勝を決めた阪神タイガース、リーグ3連覇を成し遂げたオリックス・バファローズと、セ・パ両リーグとも関西拠点のチームがリーグの頂点に立った▼リーグ優勝の経済効果を専門家たちが試算している。阪神優勝の経済効果は800~900億円台、オリックス優勝では500億円台が見込まれているようだ▼日本シリーズが関西ダービーとなれば効果は1000億円以上という予測も出ている。これを県内自治体の予算に置き換えると、鳥取市の今年度当初予算に相当する▼鳥取はこうした経済効果が期待できるような環境が整っているとは言い難い。それはスポーツに限らず芸術・文化の面でもだ。地域活性化には、大規模なイベントが開催できるような施設の整備が必要だと感じる。(隼)
2023年9月22日
今や、誰しもが欠かせないオンライン生活。コロナ禍はその生活を更に加速させたと言ってもいいだろう。どこまで進化するか、どこまで便利になるか期待は大きい▼今日9月22日は「OneWebDay」。オンライン生活を祝う日として世界的なイベントである。いつも当たり前に利用するインターネットにこの日だけでも感謝してみてはどうだろうか▼先日、企業が集まる団体が主催した講演「AIにどう向き合うか」に参加した。その中で、AIを導入することをゴールにする企業が多いと耳にした▼建設業でもオンライン手続きは更に加速していく。ただ、建設業内でもそれを促す提供者が手続きに慣れていないことで2度、3度の手間を生んでいるとの声を聞く。導入することをゴールにしてはいけない(鴎)
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