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2024年1月24日
毎朝、近所の保育園から子供たちの元気な声が聞こえてくる。園内や、時には中庭などの外を駆け回っている様子を見ると、子供は風の子という言葉を実感する▼子供の体温は大人よりも高めであるとされてきたが、1900年代前半に比べると1度程度の差が開いているというデータもあり、低体温化が進んでいる。体温を上げる手段として、筋肉量を増やすことが有効とされる。しかし、近年ではゲーム機や携帯電話が発展したことで、外で遊ぶことが減ったことが原因として考えられる▼コロナ禍では、自粛期間に親子でDIYを楽しむ家庭が増え、子供たちがものづくりに触れる機会が増えている。ものづくりの面白さが親から子へと伝わり、建設業界を知るきっかけになることに期待したい。(雛)
2024年1月23日
海辺に自宅がある。この季節になると、海が荒れて台風並みの強い風が吹きつける日も多い。沖の防波堤に打ち付ける波の音には慣れてはいるが、やはり穏やかな夕凪を感じる季節が待ち遠しい▼自宅周辺の海抜は6㍍。能登半島地震の津波では避難指示も出たため、徒歩で高台の非難場所に向かったが、人の数は多くなかった。「この地域はだいじょうぶだろう」という根拠のない考えを誰も持つ▼県内には潮位の観測ポイントが2カ所しかないことを初めて知った。これでは記録や記憶を残せない。こんな状況が昔から続くから間違った安心感を持つ▼能登地方の景色と似た地形が県内にも多くある。他に迂回する道がない山間地の幹線道路など、防災対策の強化にいつまでも時間をかけてはいけない。(鷺)
2024年1月22日
東京証券取引所が、資本コストや株価を意識した対策を開示した企業リストを公表した。資本効率の改善などに消極的な企業に改善を促すため、かねて具体策を示すよう求めており、最上位のプライム市場では4割が対応した▼株価純資産倍率(PBR)が1倍を下回る、市場評価が低い企業を中心に努力が見られ、企業の株主還元が高まるとの期待感から、連日の株価上昇の一因となっているそうだ。取り組みが一過性で終わらないといい▼組織の取り組み状況と言えば、例年、総務省などから、地方公共団体のダンピング対策、施工時期の平準化といった実施状況の調査結果が公表される。一覧表として「見える化」され、どの発注機関の意識が高いかが一目瞭然。最新版が発表された。こちらのリストも興味深い(鴛)
2024年1月19日
米国経営史学の大家、アルフレッド・チャンドラーは「組織は戦略に従う」と遺した。人材マネジメントの世界では、これをもじって「人事は流行に従う」と言うことがある▼古くは職能資格制度、目標管理にジョブ型雇用。最近ではリスキリングやキャリア自律―まるで服装の流行のように、人事施策の最先端は塗り替えられてきた▼そうした栄枯盛衰はまさに「マネジメント・ファッション」と銘打たれ、学術研究の一分野になった。そして研究者曰く、新たな種が芽吹くサイクルは年々加速し続けている▼是非はともかく、流行を追うのは組織を変えていきたいから。それだけ多くの企業が改革に躍起になっているのは間違いない。人材確保にあえぐ建設業界にもトレンドの波が押し寄せるのか、注目すべきところだ。(鵯)
2024年1月18日
今シーズンは暖冬だからと高をくくっていたら、先週末から今週初めにかけて寒波が襲ってきた。「センター試験のころに雪が降る」と言っているのを周りでよく聞いていたが、改めて痛感することとなった▼ただ、昨シーズンと比べると明らかに雪不足。若桜町舂米の氷ノ山付近も目立った積雪はなく、初冬を思わせるような景色で、車の往来もスムーズだった▼鳥取はひとたび大雪となると、道路網が麻痺して陸の孤島となってしまいがちだ。特に東部地区は、集落につながる道が一本しかない地域も多く、山間部では孤立集落も発生する▼大雪に限らず、豪雨や地震などでも孤立集落の発生は大いにあり得る。「人が少ないから不要」ではなく、「命を守る」ためにも道路整備は必要不可欠だ。(隼)
2024年1月17日
世間の大半が一般的だと思う「男性からのプロポーズ」。あるテレビ番組で起源について放送していた。私は深いものではないと思って見ていたが、日本最古の書物「古事記」から引用していることに驚いた▼古事記に由来される言葉はいくつかある。「おむすび」はその1つ。諸説あるが、古事記に登場する「むすびの神」という神様の名前が由来になっている▼今日17日は「おむすびの日」。阪神・淡路大震災の被災地に届けられたことで、米の重要性と炊き出しボランティア活動を広めることを目的に記念日となった。元日に発生した能登半島の地震でも全国各地から物資が届けられている▼そして被災地の最前線、寸断された道路交通を「むすび」直すのは建設業。復興に尽力する彼らのことも、広くメディアに取り上げてほしいものだ。(鴎)
2024年1月15日
普段の生活がこんなにも尊いものか。正月から石川県・能登半島地震の報道を見るにつけ、深く考えさせられる▼半島唯一の幹線道路、国道249号は激しい揺れにより大規模な土砂崩れや、陥没によって寸断。数多くの孤立した集落の救援活動を滞らせる原因とされる▼被災現場からは消防や警察、自衛隊が活動する様子が伝わってくるが、建設業はテレビ画面の奥に動く重機が映るだけ。道路の復旧には多くの業者が携わっているはずなのに―。「地域の守り手」としての建設業の影は薄いままだ▼とかく、一部の被災者は通信障害で電話やネットなどがつながりにくい状況下にあったとされ一層、不安を募らせただろう。必要なのは特別な支援ではなく、当たり前の生活。この17日には阪神・淡路大震災から29年目を迎える。(鷲)
2024年1月12日
「最大50%オフ」、「ポイント10倍」。様々なお得なキャンペーンに引かれてしまい、年末年始はネットショッピングに興じてしまった。ボタン一つで好きなものがなんでも手に入るのは非常に便利だ▼小学生の頃、貰ったお年玉を何に使うのか、悩みに悩んだことを思い出した。おもちゃ屋に連れていってもらい、欲しかったゲームやおもちゃを買うのだが、すぐに飽きてしまうかもしれない、本当に必要なのか、と子供ながらに熟考したのも良い思い出▼いまやどの業種にも「便利」は欠かせない。建設業においてもさまざまなICTツールにより業務の効率化が進む。しかし実際は、導入コストがかさむ、使いこなすまでに時間がかかるなど、課題は山積。これからは真の便利を見極める必要がありそうだ(雛)
2024年1月11日
株式相場の世界では干支にちなんだ格言があり、今年辰年は「辰巳天井」。昇り龍のように力強く株価が上がり、十二支の中で最も騰落率が高いという▼前年は「卯(う)跳ねる」の通り、日経平均がバブル崩壊後の最高値を更新。前回2012年の辰年は、第2次安倍内閣の経済政策「アベノミクス」効果で大幅上昇した。株価は景況感、投資意欲に影響する。新NISAによる資金流入が期待される今年はどうか。このところの自民党派閥による政治資金を巡る事件を見ると、ロッキード事件が発覚し、政局が不安定化したものの、年末にかけて上昇した1976年が思い起こされる▼建設業からも辰年にちなみ「建物がタツ年に」と、受注拡大を願う年頭挨拶があった。景気の良い年になるといい(鴛)
2024年1月9日
「新(あらた)しき 年の初めの初春の けふ降る雪の いやしけ吉事(よごと)」。歌人として知られる大伴家持が「因幡国」の国司として赴任していた時に詠んだことで知られ、万葉集の最後に置かれている▼因幡の国庁は、鳥取市国府町に置かれた。家持はこの地で迎えた正月にこの歌を詠んだと言われ、近くに見える面影山の雪景色を見ていたはずだ▼能登半島地震が発生。正月の穏やかな景色や、団らんの時間は一変した。被災した方々にいつもの毎日が戻ってくるのはいつか。「政治の停滞」などと言っている場合ではない。被災者の安全を守り、インフラの早期回復に全力を尽くそう▼家持は、良い年であるようにという願いを込めて、この歌に年頭の所感を託した。復興への長い道のりを支えねば。(鷺)
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