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2024年2月28日
プロ野球に今季、66年ぶりに新球団が参戦する。2軍限定の参入で「オイシックス新潟アルビレックスBC」と「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。選手編成、球団経営の持続性が課題となるが、誘致に力を入れてきた新潟、静岡両市は盛り上がりを見せている▼各チームを東日本7球団が属するイースタン、西5球団から成るウエスタンに組み入れることで、両リーグの球団数が偶数となり、試合が組みやすくなることも日本野球機構が承認した理由とか。いずれにせよ、地域活性化が期待できそうだ▼建設業界では、物価高と人手不足などを背景とした倒産が目立つ一方、開業、起業の動きもある。県西部では若手経営者がこのほど、新社屋を完成させた。将来は地元業界を担う「1軍」にー。こちらの挑戦も楽しみだ。(鴛)
2024年2月27日
『無法松の一生』『羅生門』など、数々の名作邦画をフィルムに収めた稀代のカメラマン・宮川一夫。彼が撮ったある黒澤作品を見て、嘘か真か、かのジョン・フォードがこう漏らしたという。「この映画には撮影不可能なシーンがある」▼鬱蒼とした森を疾駆する馬上の三船敏郎。画角に収めるだけでも困難な被写体を、宮川のカメラは一切ぶれることなく映し続ける。並走するレールを敷いたのだろうか―延々と、何㌔も?▼要は地球と月の構図だ。宮川は木々を円形に切り拓き、その中心にカメラを据えた。あとは衛星軌道を周回する三船をゆっくり自転しながら撮ればいい▼何かを作る現場には監督と呼ばれる人がいる。その傍らには技術やアイデアを駆使し、設計図を形にしていく「職人」の存在が不可欠なのだ。(鵯)
2024年2月26日
先日、県立高校一般入試の志願倍率が発表された。全日制課程の全体競争率は0・87倍。高校や学科にこだわらなければ志願者全員が合格する計算だ▼母校は1学級減となってから久しいが、競争率は1倍を若干上回っており、例年通りの印象を受ける。一方、他校に目を向けると、定員割れの学校がほとんどだ。子どもの数が減っているので当然と言えば当然だが、このままでは学校運営もままならないのではないか▼業界関連では、鳥取工業高校の志願者数がかなり少ない状況となっている。特に電気科は一般入試と特色入試を合わせた志願者数が8人といよいよ厳しい▼業界の各団体は子ども向けの魅力発信事業に取り組んでいる。この活動が実りあるものになるかは、官民の連携強化がさらに必要か。(隼)
2024年2月22日
温泉から出る湯気を3本の線で表現したマークを見たことがあるだろう。今日22日は温泉マークの日。江戸時代から地図記号として使われ、日本人には馴染み深いものである▼温泉地に相応しい言葉として「風景、風情、風味」の頭文字「ふ」は数字で表すと2であることからこの日に制定。3本線を逆から見ると2が並んで見えるとか。そんな温泉マークは磯部温泉が発祥地となっている▼さて、3本線の長さの違いをご存知だろうか。これは推奨する入浴時間を表しており、最初は5分、2回目は8分、最後は3分という意味らしい。1度試してみようと思う▼温泉など地下資源を開発するために欠かせないのが掘削技術。地熱発電の加速化で全国でも需要が高まっており、専門技術の継承は不可欠である。(鴎)
2024年2月21日
空前の株高―東京株式市場は、日経平均がバブル期の最高値3万8915円に肉薄する水準に達するなど、年初から活況を呈している。海外投資家からの積極的な日本株買いや、円安で輸出企業の業績が好調なことが要因だという▼だが、地方や一般的な個人は、株高のメリットを感じられずにいる。賃上げが物価高に追いついていない現状を克服していく必要があるだろう▼業界でも労務単価が12年連続してアップする。担い手不足の解消に向けた好材料にしたいのだが、これまでの続伸に実感を伴わなかったのはなぜか▼急がれるのは建設企業の業績改善。労務単価の引き上げはもちろんのこと、儲け部分の現場管理費と一般管理費の確保をセットで考えないと、賃上げムードはいつまでたっても盛り上がりに欠ける。(鷲)
2024年2月19日
県外の高速道路を走っていると、個性豊かなイラストが描かれた標識、「カントリーサイン」が目に入る。県内でも、三朝町は三朝温泉、鳥取市は因幡の白兎、日南町は神楽など、その地域の特産品や観光名所など工夫を凝らしたものが多い▼1950年に道路標識令が改正され、白地に青文字、ローマ字併記による自治体名の入った標識の設置が進んだ。86年には、シンボルマークの表示が可能となり、各地の特色が標識で表現されるようになった▼アフターコロナで観光PR合戦が繰り広げられる中、デザインは頻繁に変更できないかもしれないが、標識も立派なPRになり、ステッカーなどの関連商品が新たな消費を生む可能性も広がる。旅先の寄り道に、各地の標識が推すものを見て回るのも、楽しみ方の一つになるかもしれない。(雛)
2024年2月16日
「オヤカク」という言葉をメディアが取り上げていた。企業からの採用内定を辞退する学生を減らす対策で、この人達の親や家族に自社をPRして「内定同意」の確認を得ること。賛否も含めて、注目されている▼少子化の影響で、若い人材を確保するため多くの業種が今の日本で激しい争奪戦を繰り広げている。どこも知恵を絞るが、将来の事よりも今すぐ人が必要な職場はとても多い▼ずいぶん前だが、高校生の現場見学会に参加した生徒の感想文を読んだ。「自分が造った施設が後世に残る。土木の道に進みたい」と。彼らの夢は叶ったと信じる▼親の意向によって希望する就職先を断念する人は多い。建設業は古代から国土を守り続ける。親に確認する前に、世間にこの仕事の大切さを知らせたい。(鷺)
2024年2月15日
列車の接近や発車を地域ゆかりの曲で知らせる駅メロ。大学在学中の在京時、恵比寿駅でエビスビールのCMで有名な「第三の男」を頻繁に耳にしたのが思い出深いが、当地でも米子駅で、地元発人気バンド「ヒゲダン」の曲が春から使われるそうだ▼新型やくも運行に合わせ、車内チャイムなどで導入。代表曲「プリテンダー」と「アイラブ」の2曲で、旅情が印象深いものになるといい▼ヒゲダンと言えば、米子新体育館の優先交渉権者決定の記者会見で、伊木隆司米子市長が「ぜひ呼べたら」とコンサート開催に意欲を示した。新体育館の整備事業が始まるのも春。「アイラブ」の歌詞にある「燦然と輝く姿」「美しすぎて目が眩んでしまう」ような素晴らしい施設になってほしい。(鴛)
2024年2月13日
母校に在籍する経営管理研究者から聞いた話だが、事業承継の成功しやすい条件が二つあるという。一つは身も蓋もない言い方だが「先代が放任主義、または早逝している」。要は後継者に口を出さずに任せ切った例だ▼二つ目は「後継者にそもそも跡を継ぐ気がない」場合。家業とは別の世界で生き、何かの理由で戻ってくることで、それまでに無かった着想をもたらせる▼よくある取引先での修行はかえって逆効果とも。深化はすれど進化はできない、というのが氏の見解だった▼帝国データバンクによれば、昨年倒産した建設業者は前年比4割増。長いデフレが業界の基礎体力を奪い、調達・積算などの面で戦略転換は免れない。人材にも窮する中で事業承継までは難しくとも、せめて外部の知見を取り入れていきたい。(鵯)
2024年2月9日
久々に再開した友人と鳥取市の本通りで夜ご飯を食べた。土曜日の夜だというのに人通りはほとんどなく、ここは本当に県庁所在地なのかと思ってしまうほどだった▼ただ、新しく出来た店などもあり、その友人に言わせれば「鳥取駅周辺の風景がいろいろ変わった」。駅北口には街頭ビジョンが2台も設置され、南口側にはチェーン店のフードパークが立ち並ぶ。鳥取に住む人間からすると小さな変化でしかないが、県外に住む友人からすると大きな変化に感じたようだ▼駅周辺の再開発は先日、市がイメージパースを公表。駅北側に複合施設を建設するなど計画を立てているようだ。完成すれば駅周辺はがらっと変わるが、実際のところはどうなることか。机上の空論で終わらせない実効性のある計画で動いてほしいものだ。(隼)
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