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2024年3月14日
バレンタインのお返しにと和菓子店へ。車を降りると雪交じりの冷たい風。もう3月も半ばというのに。週末にかけては気温が上がり、寒暖を繰り返しながら春へと近づく▼国会は昔ながらの「政治とカネ」の問題で大合唱。だが、派閥による裏金作りの真相を解明するに至らず、有権者は冷たい視線を向ける。政治不信を誘因するケースは身近にもある。県議が詐欺事件で辞職、寄付の公選法違反で失職…▼新風を吹き込むことができるか。鳥取市選挙区の補欠選(欠員2)が15日告示(24日開票)される。業界出身者を含む3人が立候補を表明。前回、同選挙区の投票率は40%台前半と低迷しており、不祥事後だけに今回はさらに落ち込むことも▼「政治は有権者を映す鏡」―投票所に行くことはもちろんのこと、熟考した上での判断を。(鷲)
2024年3月13日
何やら鼻がムズムズ―。何が起きているのか、それは花粉。環境省が公表している花粉症環境保健マニュアルによると、日本における花粉症の有病数は正確には分からないものの、3割ほどの人が患い、その多くがスギ花粉によるものだという▼政府は花粉症対策として2033年までに花粉の発生源となるスギの人工林を2割減らす考えだ。スギの伐採・植え替えを加速化させ、需要を増やすとともに、花粉の少ない苗木の生産拡大、林業の生産性向上と労働力の確保を目指すようだ▼林業を復活させ、花粉量の少ないスギに植え替えていくためには、資材としての価値を高めつつ伐採、植え替えの好循環を作らなければならない。成長の早いスギでも育つには長い年月がかかる。まだまだ花粉症との付き合いは続きそうだ。(雛)
2024年3月12日
3月も中旬になると春を感じる日も多くなる。日が暮れる時間は遅くなったし、春の花も芽吹く。河川敷には「菜の花」も咲き始めた。それでも、冬用タイヤを交換するのはもう少し先か▼先日、取材のため鳥取市の佐治町に向かった。ここも例年に比べると雪の少ない冬だったが、この日は冷たい雨が降り春の訪れはまだか▼この地域は昨年の豪雨で大きな被害を受け、インフラの復旧工事が本格化している。山に囲まれた狭い場所を走る唯一の幹線道路は常に災害と隣り合わせ。同じ被害を繰り返さないためにも土木の知恵を絞らなければ▼この道路を上り続けると岡山県に抜ける。観光地とは言えないし峠の道は険しいが、若葉や紅葉の頃は絵のような風景を見られる。穏やかな春の日に、また来よう。(鷺)
2024年3月11日
野球ドラマではなく、建築士が主人公のドラマだそうだ。テレビ朝日系で4月に始まる開局65周年記念の「Believeー君にかける橋ー」。15秒間の番組告知映像の内容が、主演を務める俳優・木村拓哉さんが振りかぶって投げるような姿程度だったため、勘違いしていた▼このほど解禁された情報によると、大手ゼネコン土木設計部に所属し、橋づくりに情熱を燃やす建築士の物語。看板枠の木曜夜に据えるそうで、ネット上でも反響。視聴が楽しみだ▼建設業界は慢性的な人手不足が課題。こうした中、春の入社式の取材依頼が寄せられると、ほっとする。今月に入り、来春卒業の大学生などに対する会社説明会が解禁された。番組効果により、少しでも業界に目を向ける人材が増えるといい。(鴛)
2024年3月8日
21世紀の『資本論』と言うべき『LE CAPITAL』を上梓したトマ・ピケティ。彼が過去200年間の経済統計から導き出した結論は「r>g」の不等式に集約される▼第二次大戦直後を除けば、資産利益率(r)が所得伸率(g)より常に優位。つまり「働かずに投資しているほうが儲かる」という、資本主義社会にとって不都合な真実を知らしめた▼米子市出身の経済学者・宇沢弘文は、こうした市場原理の暴走に警鐘を鳴らす。教育、医療、インフラなどの社会的共通資本なくして、豊かな社会は成立し得ないと訴えた▼バブル絶頂期の水準を越えた国内株価に対し、実質GDPは2期連続の減少。真に実体を伴う成長なのか、独り歩きする市場が生んだ張子の虎なのか―「哲人」宇沢ならどう見ただろう。(鵯)
2024年3月7日
桜の開花が待ち遠しい季節となった。今シーズンは、全国的に平年並みか平年より早い開花と予想されている▼ソメイヨシノの開花には「桜咲く600度の法則」と呼ばれるものがある。2月1日以降の毎日の最高気温を足し、合計が600度になったころに桜が開花するという。年によってばらつきはあるが、おおむねプラスマイナス50度の範囲に収まっているようだ▼桜と結びつきやすいのが、高校や大学など学校の合格発表。5日は県立高校入試の学力検査が、6日には面接が実施された。また、大学入試の前期日程の合格発表も真っ只中だ。受験生が無事合格することを願う▼そして、建設関係の学科に進学する子たちが将来、積極的に建設業を選ぶような動きになれば、人手不足の問題は緩和されるかもしれない。(隼)
2024年3月6日
寒暖差が激しい時期になってきた。先週は雪も確認され、まだまだ夜の冷え込みには気をつけなければならない。年度末に向け忙しくなる。体調管理はしっかりとしたい▼ 夏バテにくらべて、春バテという言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれない。昼と夜の寒暖差が大きくなり、自律神経が乱れるため起こる。気候の変化そしてビタミン不足、生活習慣が原因となる▼スーパーに行くと春キャベツなど旬の食材が並ぶ。春キャベツは春に収穫されるからと思いきや造語。正確には春系キャベツと呼ばれる。葉の質が柔らかく生食に向いてるためビタミンが多く取れるのでオススメの食材だ▼建設業が農業へ参入するケースが見られる。農繁期は建設事業が比較的少ない時期と重なるとか。新たな挑戦だが人手が気になる。(鴎)
2024年3月4日
春を告げる生ワカメが食卓に。しゃぶしゃぶにしてレモンを垂らす。しゃきしゃき、茎の部分はこりこり。磯の香りが口いっぱいに広がる。海藻は低カロリーで、しかも高血圧の改善にも効果がある▼「ブルーカーボン」が注目を集めている。森林の「グリーンカーボン」に対して、海中に生える藻類が光合成によって吸収する二酸化炭素。陸域よりも海域の方がCO2吸収量は多いといった試算も▼大手ゼネコンの鹿島は、昆布の仲間の海藻を大量に培養する技術を開発した。水温上昇などで国内の海藻は減少しており、新技術は藻場の再生に役立つ。また、海藻の成長も早く、魚が卵を産みつける漁礁としての機能も高まるという▼脱炭素の実現には、従来の森林整備だけではなく、藻場整備が大きく貢献するかも。一考すべき。(鷲)
2024年3月1日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が10年以上開発を進めてきたH3ロケットの打ち上げに先月成功した。昨年3月の最初の打ち上げではエンジンの不具合で失敗したが、その対策が実っての成功だっただけに関係者の喜びもひとしおだろう▼打ち上げ失敗をめぐる世論の中には、当然厳しい声もあった。しかし、失敗を過剰に恐れて何もしないのでは、競争の激しい宇宙開発で致命的な遅れとなる。失敗の責任を求めるのではなく、原因を見つけることで成功にこぎ着けた▼時代が進めば、宇宙に行くことが当たり前になる世の中が訪れるかもしれない。そうした時に宇宙という広大な荒野を開拓し、安住の地として整備するのは、今と変わらず建設産業であるはず。そのような未来のためにもこれからも挑戦を続けてほしい。(雛)
2024年2月29日
長距離トラックのドライバーに初めて行く目的地までの道のりはナビ頼りか、と聞いた。この人は「市販のナビは乗用車用。市街地では高さ制限の区間もあるから危険。頼りは地図を頭に入れること」だという▼この人達は季節や景色の変化にも敏感だ。久しぶりに走る大都市は建物の移り変わりも早いが、山間地の景色は道路を含めてそう変わらない。そして、人影はさらに少なくなったと話す▼確かにそうだ。暮らす地域も車こそ走っているが、人が歩いている姿は減った。子供たちの遊ぶ姿も昔のように多くはない。地域の活性化を目指すプランも出るが、若い世代が都市部に暮らす場所を求めるのも止められない▼本物の暮らしやすさを実現するには、少なくなった若い人の考えをもっと聞かないと。(鷺)
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