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2025年6月20日
昨年1年間に生まれた日本人の子どもは68万人余りと、1899年の統計開始以来で初めて70万人を下回った▼合計特殊出生率も1・15で、1947年の統計開始以来、最も低くなった。都道府県別では最も高いのが沖縄県1・54。次いで福井県1・46、鳥取県・島根県・宮崎県が1・43となった。最も低いのは東京都0・96と1を切った▼原因は晩婚化や晩産化など様々考えられるが、若い世代が中高年世代に比べ母数が少ないことも大きい。少子化がこれ以上進めば、社会生活が成り立たなくなる。当然、インフラ維持の面もだ▼どの産業も人手不足だが、特に建設業は著しい。学生はデスクワークの仕事に流れる。これをいかに業界へ引っ張るか。業界のみならず、社会全体の問題として捉えなければならない。(隼)
2025年6月19日
数字というものは日常生活やビジネスにおいて必要不可欠な存在である。もっといえば数字を含めた言葉や行動には具体性が増し影響力を与えるだろう▼0から9で好きな数字と言えばあなたは一体何を思い浮かべるだろうか。思い入れや縁起の良いもので選ぶことが多いのではないか。数字とはその人の心理や性格を表すことを可能とする。多種多様な役割を果たしている▼さて、業務効率化が課題とされる中、各社どのような手を打っているか。建設業では働き方改革の対応そして人材確保のため、週休2日の確保や残業の削減は解決に向けて取り組むべき1つの問題である▼そのような中、数字の重要性は大きくなる。大きな改善では、一つ一つの小さなことを具体的に数字に表したほうが成果や改善すべき課題が見えてくる。(鴎)
2025年6月18日
任天堂の新型ゲーム機「スイッチ2」が今月から発売された。ファミコン世代に育った身からすれば、隔世の感がある。何より画像はリアルで、ゲーム中にもチャットで友人と交流できる▼人気のゲーム機だけに転売対策も取られている。抽選の応募には前作のプレー時間50時間以上を条件にしたり、有料会員の加入者に絞り込んだ。さらに需給面でも、初期出荷の台数を前作の3倍に増やし、今のところ目立った「転売ヤー」は現れていないという▼最近の業界はどうか。先行きの仕事量を見越してか、コンサルの入札が一部荒れている。とくに新規モノ▼需給のバランスを考えると、分割発注などで供給量を増やす必要もありそう。かつてあった極端な低入が見られないのは、普及する総合評価が功を奏しているともいえる。(鷲)
2025年6月16日
世の中には様々な専門店がある。例えば焼き鳥、釣り具などで、その対極にあるのはファミリーレストランやデパートなどだろう▼一般的に商品の品揃えを考える際、「幅」と「深さ」の2軸がある。筆記具ならば「幅」は鉛筆、ボールペン、万年筆など。「深さ」は各種ブランド、価格帯といったところだろうか。どのようなコンセプトにするのかは、店の根幹に関わる▼多くの発注者で4月、新たな競争参加資格申請の登録名簿が更新された。以前のランクから上がった、下がったなどさまざま。その一方で、これまで地元の管内だけで仕事をしていたが、別のエリアに、あるいは新しい業種の工事に参入していくといった「横」展開を進める会社もあるのでは▼建設業は多くの業種が関わるので、「縦」と「横」についてバランスも含めて考えるのも大切だ。(雛)
2025年6月13日
食料の自給率が主要先進国に比べて低いことを多くの国民が危惧する。有事に巻き込まれた時、食べ物を求める人をどう守るのか。生産する人達も農機具や燃料などの値上がりと後継者の不足で厳しい状況が続く▼それでも、多くの生産者が国民の食を支えるために汗を流す。種をまくだけで売れるはずもなく、長い時間と半端ではない労力が必要だ。そこで、桃・栗3年という例え話が出てくる。「何事も地道な努力や時間が必要」だろう▼今月初めの雨の日、排水ポンプ車の操作訓練を取材。若い人も参加しており、災害の現場を知るベテランから雨具の着こなし方から始まり、安全対策、器具の扱い方を教わった▼動きはぎこちないが、焦ることはない。基礎の反復練習が次につながる。この人達が地域の「守り手」として信頼を得る日も近づく。(鷺)
2025年6月12日
今年7月に大災難がやってくる─。そんな予言が記述された漫画「私が見た未来」が話題となっている。1999年に刊行され、作者の予知夢体験などを描写。「大災害は2011年3月」と記載し、東日本大震災を「的中」させた経緯があり、再び注目を集めているという▼地震や津波が来るなどの情報が、交流サイトや動画投稿サイトで流れ、日本と香港を結ぶ航空便が減便となるなどの影響も。作者は、防災意識が高まっている証拠で、安全対策や備えにつながればと言うが、果たして▼安全と言えば、今月は全国安全週間の準備期間で、7月に入ると本週間。業界で全国的に墜落・転落事故が後を絶たない中、大災難がやってこないよう、危険を予知するとともに、しっかり声掛けしてほしい。(鴛)
2025年6月11日
議会に説明会、タウンミーティングと、何らかの協議の場に取材に出向くことは多い。そこではあるテーマを制限時間内に決着させねばならず、参加者の決定権や発言力に傾斜があるのが一般的だ▼学生時代に妙なことを試みた准教授がいた。会議体を時間や地位の縛りから解放してみた場合にどうなるか―当然、会議は踊る。しかし絶対に何らかの結論には辿り着いたそうだ▼ゴールは極論「全員の疲労」。意識が朦朧として判断力も鈍る一方、疎外されていない安心感が納得を生むのか「何となくひっくり返されにくい合意」に至るという▼人は感情の生き物で、その奔流は理性で区切った時間の枠に収まりきらない。議場の発言者が「ご理解を」と口にする時、どこか諦めが滲むのは気のせいだろうか。(鵯)
2025年6月9日
夏の足音もすぐそこまで来ているきょうこの頃。山あいを車で走ると、田園風景が目に入ってくる。新緑の木々、田植えが完了した田。子どもの頃は田舎くさいと感じていた風景が、今では懐かしさを増幅させる▼市街地に戻ってくると建物に囲まれ、心なしか息苦しさも感じる。この鳥取の地でも、25年くらいの間で主にマンション、ホテルなど中高層の建物が増えた▼中高層の建物を建てる際に問題となることが、景観の悪化だ。松江市では松江城近くに高層マンションの建設が進められているが、天守閣とほぼ同じ高さのため、市民から建設反対の運動が起こったことは記憶に新しい▼鳥取市でも城跡付近は景観に配慮した建物が建てられている。景観計画など各種計画に基づいた適正な建物の建設が進められることを望む。(隼)
2025年6月6日
今日6月6日は「梅の日」。1545年のこの日、室町時代に京都・賀茂神社で後奈良天皇が梅を奉納し、五穀豊穣を祈ったことに因んで、和歌山県にある紀州梅の会が2006年に制定したとされる▼なぜ梅が献上されたのか。梅の花は、春の到来を告げる花として豊穣の象徴とされてきた。また、「梅はその日の難逃れ」と言葉があるように邪気払いや治療にも使われ、神聖なものとして扱われてきたという▼さて、天皇が梅を奉納した際に雨が降ったことで五穀豊穣をもたらしたと言われる。人々はこの恵みの雨を「梅雨」と名付けた▼建設業にとっては厄介な梅雨の時期がもうすぐやってくる。平年より遅い予想だが、建設機材のトラブルや工事の遅延といった課題や安全確保の対策が必要とされる(鴎)
2025年6月5日
田植えシーズンを迎えても、昨年から続く「令和の米騒動」に収まる気配はない。県内産5㌔の価格は5000円前後と、高止まりしたまま▼国が放出した備蓄米が、スーパーの棚に並ぶのはいったい、いつになることやら。そもそも割高感が強まった他の銘柄米の値が落ち着かないと、本当の意味で解決には至らない▼備蓄米の格安の売り渡しに、小泉進次郎農林水産相が持ち出したのは随意契約。入札で高く買い取らせるよりも、あらかじめ店頭価格を決めたうえで任意の小売業者と契約する手法に切り替えた▼建設業界でも、以前から除雪業務に入札はなじまないといった声がくすぶる。請けてもらいたい大切な仕事のはずなのに…競争原理を働かせるよりも、優先すべきものがありはしないか。米騒動を傍目に考えさせられる。(鷲)
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