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2025年6月6日
今日6月6日は「梅の日」。1545年のこの日、室町時代に京都・賀茂神社で後奈良天皇が梅を奉納し、五穀豊穣を祈ったことに因んで、和歌山県にある紀州梅の会が2006年に制定したとされる▼なぜ梅が献上されたのか。梅の花は、春の到来を告げる花として豊穣の象徴とされてきた。また、「梅はその日の難逃れ」と言葉があるように邪気払いや治療にも使われ、神聖なものとして扱われてきたという▼さて、天皇が梅を奉納した際に雨が降ったことで五穀豊穣をもたらしたと言われる。人々はこの恵みの雨を「梅雨」と名付けた▼建設業にとっては厄介な梅雨の時期がもうすぐやってくる。平年より遅い予想だが、建設機材のトラブルや工事の遅延といった課題や安全確保の対策が必要とされる(鴎)
2025年6月5日
田植えシーズンを迎えても、昨年から続く「令和の米騒動」に収まる気配はない。県内産5㌔の価格は5000円前後と、高止まりしたまま▼国が放出した備蓄米が、スーパーの棚に並ぶのはいったい、いつになることやら。そもそも割高感が強まった他の銘柄米の値が落ち着かないと、本当の意味で解決には至らない▼備蓄米の格安の売り渡しに、小泉進次郎農林水産相が持ち出したのは随意契約。入札で高く買い取らせるよりも、あらかじめ店頭価格を決めたうえで任意の小売業者と契約する手法に切り替えた▼建設業界でも、以前から除雪業務に入札はなじまないといった声がくすぶる。請けてもらいたい大切な仕事のはずなのに…競争原理を働かせるよりも、優先すべきものがありはしないか。米騒動を傍目に考えさせられる。(鷲)
2025年6月4日
今年で45周年を迎える「ガンプラ」こと、アニメ機動戦士ガンダムのプラモデル。根強い人気で、現在でも品薄状態が続いているほどだ▼ガンダムは1979年4月に放映開始されたが、低視聴率で超合金などの玩具も売れず、打ち切りに。当時のバンダイが販売権を取得したのはそのすぐ後のこと。放送終了したアニメの権利を取得するのは異例で、ここに先見の明があった。そこから45年経った今年4月からTVアニメで新シリーズが放映開始された。これほど長く、幅広い世代に愛される作品となったのは、ガンプラがあったおかげと言っても過言ではない▼ガンダムは兵器として扱われ、修理や維持管理などそのインフラを支えた多くのスタッフがいたことだろう。道路や建造物もだが、主要人物のように表には出ないが、インフラを支えてくれる人がいることを忘れてはいけない。(雛)
2025年6月2日
健康を自負してきたが、昨年の健診で異常の兆しがあった。悪玉コレステロールの数値が高い。「まだそんな年齢ではない」と油断したのが愚かだった。放置すれば血管年齢の老化が進み、心筋梗塞や脳梗塞など危険な病気につながると聞いて生活習慣を見直し、事なきを得た▼動脈硬化は自覚症状がなく静かに進行し、突然命に関わる「サイレントキラー」。日頃の予防と異変の察知が重要だと気付かされる▼国土も同様だろう。血脈に当たる水道管の健康が危うい。埼玉県八潮市で下水道管路が破損し道路が陥没、京都市で上水道管の破裂による冠水など重大事故が頻発した。原因の多くは老朽化にあるも、費用や人的問題から対策が追い付かないのが実態だ▼もはや多くの管が初期症状を超える中、集中治療にあたる人々の待遇改善を急がねば油断では済まなくなる。(鸛)
2025年5月30日
日本の一年は「夏・夏・冬・冬」という季節だけになりつつある、と気象学の専門家がテレビ番組で話していた。エアコンの設定も昨日までの暖房から、休む間もなく冷房に切り替えるように季節は移るのか▼専門家の話は続く。当たり前になる猛暑の連続とスーパー台風の猛威。そして、冬が来ればドカ雪。バナナなどの植物が近所の農地で育つようになるのかもしれない▼熱中症対策が職場に義務付けられる。炎天下の道路や屋根の上など、過酷な現場に携わる建設業界は早くから対策に取り組む。近頃は、現場事務所の前にミストが出る装置やファンが付いた作業服も▼リスク管理には費用もかかる。補助は出るが、中小の企業には負担も大きい。罰則のある規則であるならば、国はもっと手厚く支援すべきだ。命を守る施策なのだから。(鷺)
2025年5月29日
米価の高騰が続き、政府が備蓄米を放出するなど、対応に追われている▼前任者の失言に伴う更迭を受け、新たに就いた小泉進次郎農相は「店頭価格2千円台」を掲げ、入札方式の切り替えなどで米価下落を推し進めるが、効果が出るかは不透明。余りに下がると、生産者の営農意欲は失われる。参院選を前に対応を誤れば、政権支持率のダウンは確実で、バランスが難しい▼「落ちない」と言えば、足元の業界で入札不調が早くもいくつか。業者は、複数の発注機関の入札予定、工事の内容を吟味し、応札のタイミングを窺っているようで、根底には技術者数が限られていることがある。ランク変更による再公告など、発注機関も落札に向けて策を練っており、こちらも舵取りが難しい。(鴛)
2025年5月28日
薬局へ処方せんを持っていったが在庫が無く、薬剤師が近隣の薬局まで調達に走っていった―そんな経験はおありだろうか▼薬品は約2万種類あり、卸への注文は箱単位。隣の病院から来る患者の需要はある程度予想できても、2~3割を占めるイレギュラーな処方のために薄く広く在庫を持つのは困難。薬局間での薬の融通は年3千万回、地球225周に達する頻度で起きているという▼課題に目をつけた製薬大手が、AI予測を使った置き薬事業を立ち上げた。29年には20億円規模の成長が見えているといい、民間の新規事業アワードで大賞を受賞した▼必要な時に必要なものを、過不足なく届ける。その知恵は建設資材のようなテーマにも応用できそうだ。(鵯)
2025年5月26日
先日、タクシーに乗車した際のベテラン運転手が「運転手の質が落ちている」と言っていた。正直、その通りと感じた。車を運転する時に、危ない運転をするタクシーに遭遇したことが何度かあったからだ▼そのベテランの方が言うには、新人に研修で一通り教えた後は即戦力として実務に就かせるため、マナーなど気遣いの面が欠如している運転手が増えたという。たしかにベテランの方は、運転はもちろん、接客もすごく丁寧で、乗車していて気持ちが良かった▼タクシー業界に限らず、建設業をはじめどの産業も人手不足。国も免許や資格取得の条件を緩和しているが、仕事の質という面で影響が出ているのでは▼質の向上にはベテランの背中を見て技術を盗むのがやはり良いのだろう。考えが古いと言われるかもしれないが。(隼)
2025年5月23日
今日23日は「世界亀の日」。アメリカの非営利団体が亀の生存繁栄のため、人間の行動を奨励する日として2000年に制定した記念日となる▼亀は昔から縁起物の動物として重宝されているが、なぜ縁起物になったのか。その一つに昔話の浦島太郎が関係あると言われている。その結末は様々あるが、玉手箱の中には長寿の薬が入っており長生きした伝説が残る。そのため亀は良縁をもたらし、長寿の縁起物と考えられるようになった▼亀の甲より年の劫―日常でもたまに耳にすることわざ。年長者の知識や経験は貴重であることを意味し、日本人の性質をよく表している▼時代を築き上げた知識や経験という技術継承は必要になる。未来ある若手技術者は知識や経験を引継ぎ、亀のような忍耐力が必要になってくる(鴎)
2025年5月22日
春から梅雨入りまでのこの時季、我が家の中を北から南に吹き抜ける風が心地いい。新聞や本を読むのも、うたた寝するもよし。ゆったりとした時間が、優しい風とともに流れゆく▼ところが、築40年の木造家屋。床はきしむし、タイル張りの風呂場も汚れが目立つ。リフォームを考えなくてはならないのだが、建ててもらった材木店は今、存在しない▼国勢調査によると、全国の「大工就業者数」は20年間で半減。2020年には30万人を割った。新設住宅着工戸数の減少率を上回るペースで大工がいなくなっている。しかも高齢化と、なり手不足の二重苦▼注文住宅の建築費用も10年前の倍近くに跳ね上がったと聞く。人夫賃が増えればさらなる高騰も予想される。「そろそろリフォームでも」とは、簡単に腰が上がらなくなってきた。(鷲)
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