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2025年4月7日
新年度が始まり早1週間。新入社員や異動・転職で職場環境が変わった人にとっては、怒涛の1週間だった人もいるのではないだろうか▼入社式を行った企業のなかにはユニークなものもあり、家族同伴の入社式などがある。また、三重県の鳥羽水族館では大水槽での水中入社式が、毎年全国ニュースでも取り上げられるほどだ。ユニークな入社式を行う企業の多くは、貴重な人材を逃したくないといった思惑もある▼入社する人がいれば退社する人も。驚いたのは、飲食業で「皿洗いしか、させてもらえなかった」と言い、わずか4日で辞めた事例。さすがに、新人にいきなり接客はさせられないと企業を擁護する声が多い▼県内の建設業界にも新入社員が入った。着実に成長を重ね、業界をけん引する存在を目指してもらいたい。(隼)
2025年4月4日
社会人の基本行動で定着する「ほうれんそう」というワード。1982年頃、当時の山種証券の山崎富治社長が発案し、社内で「ほうれんそう運動」を始めたのがキッカケとされている▼「ほうれんそうは古い?」と言われることがある。管理職からすると「相談だけして自分で考えようとしない」社員か増えてると頭を悩ませ、また、現代のビジネス環境で求めらるスピードや柔軟性に対応しきれないという▼「かく(確認)れん(連絡)ぼう(報告)」や「ソラ・アメ・カサ」など情報共有の手法は様々ある。それらを取り入れることで、スピーディーな問題の解決や事前に準備する事例が増えている▼新年度になり新しい仲間も増える。新社会人はその行動を大切に日々の研鑽に励んでもらいたい。(鴎)
2025年4月3日
「極めて多い」。朝のニュースで連日報じられる花粉の飛散量に辟易する。先月末でスギ花粉のピークを過ぎるも、今度はヒノキ花粉が幅を利かせているといい、辛抱の日が続きそうだ▼今や日本人の2人に1人以上が花粉症を患い、労働生産性の低下をも招く由々しき時代。対策はマスク着用や手洗い、うがいなどのセルフケアが中心となるが、問題の根本には、伐採期を迎えた膨大なスギやヒノキの人工林が手つかずのまま成長を続けている点があげられる。自国の豊かな山林を活用せず、安価な海外の木材を輸入し続けた結果、適切に管理する人材も育たなかった▼国産材は耐久性や断熱性に優れ、日本の気候風土に適して肌触りもよいとされる。ふんだんに使った建築需要が一層喚起され、国民病から救う処方箋となるよう切に願う。(鸛)
2025年4月2日
「今の若い子たちはかわいそうだ」。現場で働いていた頃、ある年配技術者が呟いた言葉が今でも耳に残っている▼自分たちが若い頃は、仕事で失敗をしても、周りの人間が失敗をカバーするだけの余裕や時間があった。今は誰もが携帯電話を持ち、インターネットも普及し、仕事の流れが早く進む。その早さが当たり前になり、周りも余裕がなくなり、時間がない中で、若い人たちの失敗を許さない雰囲気ができてしまっていると話していた▼ひっきりなしに鳴り響く携帯電話を片手に、休みなく現場を駆け回る若手を見て、その人は嘆かずにはいられなかったのだろう▼今年も多くの企業で入社式が始まり、新入社員が期待と不安の中、業界に入ってくる。失敗を繰り返しながらも、成長する彼らを支えることが、先人たちの務めだ。(燕)
2025年3月31日
中学校の音楽授業で鑑賞したミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」が印象深い。お転婆な修道女マリアが海軍トラップ元大佐の一家に家庭教師として赴く。子供たち7人に音楽の魅力を伝え、やがて家族の一員に。楽曲「ドレミの歌」「エーデルワイス」は広く知られることになった▼映画の舞台になったのは、第2次大戦が迫ったオーストリア・ザルツブルク。ナチスドイツの占領下から逃れるため、トラップ一家はアルプスを越えてスイスに亡命する。暗い時代を背景にトラップ合唱団の明るい歌には哀歓を伴う▼年度末を迎え、別れと出会いの春の時節に哀歓が重なる。県の今春人事も発表されたが、終盤になって一部に差し替えがあったと聞いた。人事は蓋を開ける最後までわからない。非情な側面が垣間見えた。(鷲)
2025年3月28日
時計好きには、構造が透けて見えるタイプを好む方も多いという。機械の動きを確認できることに魅力を感じるのだろう▼レモンは皮が厚く切ってから品質が分かる。ある業界では、見た目では判断できない不良品を俗称でレモンと呼んでいた。対照的なのは桃で、傷んでいるかがすぐに分かることから、ピーチは高品質の物を指す。市場では、買い手と売り手の間で情報が対等でない場合レモンとピーチが逆転する現象も。例えば中古車市場などで売り手側だけが当該商品をレモンだと知っている場合、その場での売買は成立しても、長期でみれば価値が逆転することも▼建設工事では、コンクリートで固めることにより、中が見えなくなる物が多々ある。「メンテナンスを」と言うのは簡単だが、マンパワーや予算付けだけでなく、中身の詰まった議論が重要だ。(雛)
2025年3月27日
国会中継で石破茂総理の答弁を聞いていると、久しぶりに「裏日本」という言葉が流れる。子供の頃に過ごした昭和の時代は「天気予報でもこの表現が当たり前」。かつて、この人からは何度かこの言葉を聞いた▼裏日本と呼ばれた地域は山陰や北陸地方。新幹線が岡山まで来たのは53年も前になる。当時、運行していたのは「ひかり」と「こだま」の2種類。あの頃、「ひかりは西へ」というキャッチコピーをうらやましく見ていた▼今世紀中に山陰に新幹線が走るのは難しいと聞く。だが、鉄道だけではなく道路や港など兵庫県北部を含む日本海側の交通を充実させなければ、いざという時の迂回路が機能しない▼「裏側」と呼ばれたこの地にも日常の暮らしがある。国は人が少ない地域に手厚く接して、多くの安心を与えてほしい。(鷺)
2025年3月26日
米国のトランプ大統領が、教育省廃止が目的の大統領令に署名するなど、話題に事欠かない▼1963年に暗殺されたケネディ元大統領の事件に関する文書も公開。「人々が長年待ち望んできたことだ」と主張し、黒塗りなどの修正は一切しないよう指示。約8万ページに及び、ファイルを開くだけで2日間もかかる膨大な量という。機密文書を巡っては、既に大部分が公開されているものの、全部または一部が公開されていないファイルがあるとされており、解読の結果に関心が集まる▼今月は、工事検査の集中期。完了検査に臨む業者の姿を役所で多く見かける。発注者は受注者の負担軽減に向け、書類の簡素化を図っていると説明するが、まだまだ量が多い気が。こちらの文書は膨大にならないよう、願うばかりだ。(鴛)
2025年3月24日
IOC初の女性会長が誕生した日、青谷かみじち史跡公園では女性の復顔像がお披露目。国際女性デーや女性史月間にあたる3月、二人の女性の「顔」が並んだニュースは印象に残った▼女性の社会進出に関して、日本は先進国最低水準と言われる。例えば四大進学率を見ても有意に男性が多くを占めるのだが、47都道府県で唯一、女性の割合が上回るのが広島県だ▼興味深いのが、同県は小学校長の女性率が日本で一番高い点。幼い頃からトップに立つ女性の姿を見ることが、上昇志向の底上げに一役買っていると研究者は指摘する▼つまり活躍する女性の存在が後続を導くわけだが、鶏と卵に近い難題か。とはいえ女性登用は人手不足に対する一つの打ち手。まずは働きやすい環境整備から、知らぬ顔ではいられない。(鵯)
2025年3月21日
ヘアドネーションという活動がある。病気などで髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛からウィッグ(かつら)を作って無償で提供する活動のことだ▼2019年のアデランスの調査では、全世代の認知度は6割。特に若年層ほど認知度が高い傾向を示した。ニュースでも活動が取り上げられており、今後活動の輪が広がっていくのではないだろうか▼認知度が高まる一方、今はウィッグの質も高まり「人毛を寄付することに意味がない」など批判の声があるようだ。本当にそうだろうか。需要がある限り、意味がないことはない▼さて、寄付金贈呈や清掃ボランティア、壊れた物を無償で直すこと。業界でもこうした活動をしている企業は多い。批判もあるようだが、誰かの役に立っていることは間違いない事実だ。(隼)
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