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2018年9月12日
県発注の測量等業務に総合評価を本格導入する動きに業界が揺れている。8月に県が示した素案をめぐり各社は疑心暗鬼に▼1本目の受注減点は、金額の大小かかわらず一気にマイナス30点。2本目にはすぐに手が届かない。500万円前後の業務には、だれも最初から手を挙げないのではないか。いきなり優良業務を加点するのか…▼シミュレーションでは、総じて上位、下位ともに厳しくなる一方で、中間にいる層が若干優位になる。先行する工事の総合評価にしてもそう。自然と中間層が浮かび上がってくる。県は近く寄せられた意見への回答を業界に提示。10月にかけてキャッチボールして改正案を固める▼現時点では本格運用への道のりは険しく見える。急がず、部分的な適用で試行を継続するのが無難か。(鷲)
2018年9月10日
近い未来、労働の半分が人間からAI(人工知能)に代替可能になるという研究結果がある。代替できず、人間が担うであろう残り半分は創造性を要する業務だという▼日々進歩する技術で生産性を高めようと、国があらゆる分野でICT活用を推進している。建設業界においても、ICTを活用した施工技術は労働環境を変化させつつある▼「AIが人間の仕事を奪うのでは」と懸念する声もある。しかし、情報と技術はあくまで人間が使う「道具」だ。そろばんも計算機も同じ結果を求めるために使う道具だ▼これからは道具を活用し、人間ならではの創造力を存分に発揮する能力が求められるのではないか▼情報、技術に踊らされるのではなく、使いこなして何をするのかを考えるべきだろう。(鶴)
2018年9月7日
平成最後の夏は酷暑に見舞われ、また、数十年に一度の大型台風の襲来と北海道の大地震が、日本列島に大きな爪痕を残して終わった▼平成の30年間でも多くの自然災害が日本を襲った。その中でも地震は、阪神淡路大震災に始まり、東日本大震災や鳥取県も一昨年の中部地震では大きな被害を受けた▼一度被災すると復興するまでの道のりは険しい。東日本大震災は発生から7年以上経過した今でも完了していない。中部地震では、町には崩れてそのままの建物や閉店してしまった店などが見受けられるが、県市町村の公共施設の復旧工事は今年の5月に完了。発生から、2年半以上の時間を要した▼国民が安心して暮らすために、数々の災害を教訓にした、強靭な公共施設のインフラ整備が不可欠だ。(雛)
2018年9月4日
20日投開票の自民党総裁選に立候補を表明した石破茂議員。総裁イコール事実上の総理大臣。県から初の総理大臣誕生に大きな期待が寄せられる。公約には日本創生会議の設立、防災省の設置、など地方回復と災害対策重視の施策が打ち出されている▼アベノミクス政策は、大都市圏、大企業優先が軸。日本全体への好況浸透感は今ひとつ。進む少子高齢化、人口も1億人を割る込むといわれ、さらに近年に見られ異常気象による大型台風による暴風雨災害や猛暑の灼熱高温被害。今週もまたまた今年最大級の台風21号が日本列島を襲っている▼防災意識と地方重視施策を打ち出す石破政策への期待値は、地方であればあるほど膨らむ▼各報道を見る限り劣勢は否めないが、鳥取県からの初の総理誕生に熱い声援を送る。(雀)
2018年8月31日
総務省統計局の労働力調査結果によると、2018年上半期(1月~6月)時点の建設業就業者数は平均で503万人。昨年(1月~12月)の平均498万人と比較すると5万人の増となった。各業種が人材獲得にしのぎを削る中、行政や各民間団体の担い手育成支援策などが功を奏していると言える▼しかし20年後、現在約7500万人いるとされる生産年齢人口(15~64歳)は、6000万人を割ると推計されており、労働力不足はますます深刻となることが予想される▼各業種がそれぞれの魅力を発信し、人材を確保することは有用なことだが、それだけでは事欠く時代がすぐそこまで来ている。今後を担う若い世代に日本の未来を考える機会を与え、危機意識を持ってもらうことが必要だ。(鴨)
2018年8月30日
「よくこんな立派な道ができたものだ」。鳥取市街地の慢性的な渋滞を解消するため新設された延長3・8㌔の鳥取環状道路。2009年に全線開通してから10年近い歳月が流れた▼車の流れを大きく変えた街路の事業効果は多岐にわたる。その魅力は、何と言っても市街地を走る4車線の自動車専用道路で、その存在感は大きい▼1988年に県の一般道路事業としてスタートしたこの街路整備が大きく進展したのが地域高規格道路に指定された97年。完成までの20年間に約400億円の巨費が投入された▼年間の予算はざっと20億円で、かなりの予算が800件を上回る公共補償費に充てられた。開通後、周辺の宅地開発を誘発し、広域交通網の要となっている。道路の地域経済に及ぼす影響は大きく、事業効果は高い。(鶯)
2018年8月29日
9月14日から11月4日まで、山口きらら博記念公園で全国都市緑化やまぐちフェアが開催される。フェアには鳥取県も庭園を出展、県造園建設業協会が受託し、鳥取県の魅力を詰め込んだ庭園を作成する▼2013年に全国都市緑化とっとりフェアが開催されて以降、鳥取県は他県で開催される全国フェアにも積極的に出展してきた。今回は県造園建設業協会西部支部が設計と作業を担当する▼同じ中国地方にありながら島根県西部や山口県は、とても遠いイメージがある。実際の距離もさることながら、高速道路や新幹線が整備されていないことが大きな原因だ▼日本海側の都市が交流を深めることは、高速道路のミッシングリンク解消に向け大きな後押しになるだろう。(鷹)
2018年8月27日
8月最終週となり、9月の上期末に向けた発注機関の執行がピークを迎えた。「忙しい今、仕事を取っておくか。下半期に余力を残すべきか」▼今年は7月豪雨の“特需”があり、県東部でもとりわけ八頭管内の下期は復旧工事が本格化する。「今年、来年の仕事量は十分」―ここ近年、工事量の減少を嘆いていた声も吹き飛んだ。復旧に必要な大型ブロックが手薄になりはしないかと心配する業者も▼ところで昔の県職員には、いざ災害となれば「やれ予算獲り」と、途端に威勢が良くなるベテランがいた。他県では護岸が破堤して一大事に化した。再度の災害に備え、関連事業を入れて改良復旧しておくべきカ所はないか▼予算の目論見一つできない職員が多くなったと聞いた。災害に学ぶべきことは、まだ沢山ある。(鷲)
2018年8月22日
猛暑が落ち着きを見せたのも束の間、台風19、20号が西日本に上陸するようだ▼行政は自治体が提供する防災マップの活用を呼びかけるなど、絶えず日本を襲う自然災害に備えるよう注意を喚起している▼西日本に甚大な被害をもたらした7月豪雨では、県内でも避難指示が出された。避難所、経路を把握している住民はどれほどいたのだろう▼台風接近について「毎年のことだ」との声も聞くが、7月豪雨、これまでの猛暑はすでに異常だ▼もしかしたら「長年の経験」では対応できない台風が上陸するかもしれない。冬になれば想像もしなかった豪雪が襲うかもしれない▼命を落としてしまえば「想定外だった」という言葉では済まされない。身の安全を守れるよう備えておくことが大切だ。(鶴)
2018年8月6日
国や県が試行している週休2日工事。導入する企業が少数にとどまっていることから、問題点が見えてきた▼具体的には日給労働者の収入減少につながること、週6日働くことを希望する下請業者が離れる恐れがあること、工期が長くなることによるコスト上昇などが上げられる▼発注の平準化で年間稼働日数を上げること、経費を上乗せして週休2日でも従来通りの利益を確保できるようにすることなど発注者の協力が欠かせない▼もっと踏み込んだ意見としては、労務単価を引き上げた時のように、半ば強制的にやらないと定着しないという声も。労働人口が減少すれば、担い手の確保は、他産業との取り合いになる。行政と業界が協力して建設業を魅力ある産業に育てていかなければならない。(鷹)
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