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2025年8月25日
プロ野球のセ・リーグが2027年から、指名打者(DH)制を導入することを決めた。パ・リーグと足並みが揃う形で、投手の負担軽減、野手の出場機会の拡大が期待される。点数の入り方も変わってくる▼醍醐味である得点シーンが増えるとの賛成意見、代打の起用や投手交代のタイミングなど野球の面白さが減るといった反対論も渦巻く。ただ、国際的な潮流となっており、高校野球でも26年春から採用されるそうだ▼業界での流れといえば、電子入札の推進。県内でも県、倉吉市などで導入され、米子市は26日がいよいよ初回の開札日。入札の形が変わる。準備に時間がかかり、導入開始時期がずれ込んだ経緯がある中、トラブルが発生しないかが気がかり。本来期待した効果が見込まれず、業者から不評を買わなければよいのだが。(鴛)
2025年8月22日
19日深夜、西日本上空の広い範囲で火球とみられる現象が発生。宇宙を漂う塵などが大気圏に突入する際に燃焼・発光する流星の一種で、10㍍級の隕石とも言われる大物に各地が沸いた▼流れ星を人為的に生み出そうとしている企業がある。人工衛星を打ち上げ、宇宙空間で1㌢ほどの粒を放出するという原理だ。壮大なエンタメとなる一方、小惑星探査など科学的探究の意義も大きい▼創業者はかつての「事業仕分け」を目の当たりにした世代。天文学を専攻する学究の徒として、多くの夢が政権の転換で頓挫したことに忸怩たる思いを抱えていたという▼直近の3号では県選出含む3議員の奮起に期待する業界の声を届けてきた。一瞬の閃光に終わることなく、人や産業の未来を照らす灯となってほしい。(鵯)
2025年8月21日
この夏も毎日エアコンが手放せない。今月上旬には雨が降り、一時的に気温が下がったものの、お盆以降は再び猛暑に転じている▼一昔前、夜中にエアコンを付けたまま寝ていたら、親からしこたま怒られたなんて人も多いだろう。しかし今は、エアコンを付けずに寝ていたら熱中症のリスクも高まる。電気代のことを考えると非常に悩ましい問題だ▼今や学校にも設置されているエアコン。ネックなのはフィルター清掃だ。教職員も夏休み期間中に清掃するそうだが、なかなか追い付かない。そんななか、管工事業協会東部支部が恒例のエアコン清掃ボランティアを実施した。手際よく作業にあたる姿を見て、学校の先生方は物凄く助かると感謝していた▼こうした活動が巡り巡って、業界にとって良い作用となることを願う。(隼)
2025年8月20日
今日8月20日は交通信号設置記念日。1931年、東京・銀座の尾張町(現在の銀座4丁目)や京橋など34カ所の交差点に、日本初となる青・黄・赤の3色の自動信号機が設置されたことが由来となる▼設置当初の信号機は現代とは異なり、信号の色が変わるたびにベルで知らせる仕組みだった。知られていないあまり最初は事故が多発していたと言う。その後当然になり、歩行者用の信号機も設置数が増え、現代のLED式信号機へと変遷していた▼熱中症対策として、海外では歩行者やバイク運転手の暑さ対策として赤信号の時間を短縮する措置が取られる。日光にさらされる時間を減らすための対策である▼10月までこの猛暑が続くという。現場で働く技術者たちは、安全第一で体調が赤・黄信号になる前に対策や休息が重要となる(鴎)
2025年8月12日
世の中が随分と便利になっていく。Z世代に受け入れられているのが、いわゆるタイパ(タイムパフォーマンス)。時間をかけずとも、比較的満足度が高い価値が得られるもの▼デジタルが身近にあふれる。新聞のコラムでも、キーワードを打ち込めば、AIが自ずとそれらしい文章を作ってくれる。便利になれば、なるほど何か大事なものを置き去りにしているように感じる▼理想と現実のあいだを右往左往しながら、時には立ち止まり深く思いを巡らせることがあってもいい。先日、建築現場で施工ができない図面に困っているという声を聞いた。理由は「CADを使えば何でも線が引けてしまうから」だという▼実際の現場には材料や寸法といった制約があるのに…。逆に設計者と施工者の溝を深めてしまっている。便利さゆえに。(鷲)
2025年8月8日
Z世代と呼ばれている今の若者たちの間で「ステーキ離れ」が加速しているという。「ごちそう」の概念が変化していることが要因となっているそうだ▼考えてみても、Z世代でもない自分でもあまりステーキを食べることは少ない。肉を食べに出掛けるとすれば焼き肉屋に行くことの方が多く、ステーキはどこか特別な感覚がある。意見の中には、たくさんかまなければいけない、脂っこくて胃がもたれる、高いわりに満足感がない―などが挙がっている。健康志向の高まりを感じる結果だった▼若者の「○○離れ」は、これまでも多くあり、建設業界も若い人が少ないと言われている。様々な業界団体や企業、行政が工夫を凝らして担い手確保の取り組みを進めている。近い将来にその成果が出て、すてーきな未来が来てもらいたい。(雛)
2025年8月7日
「暮らしやすい場所」と感じるのは人それぞれの思いだ。身近なエリアに買い物ができ、学校や病院もある都市部に人が集まるのは当然だろう。しかし、不便なことも多いが住み慣れた山村や漁村にもたくさんの暮らしがある▼2年前の豪雨で大きな被害を受けたのは市街地からは遠い山あいの地域だった。「道路や河川の復旧は終盤」と現地にある復興事務所のスタッフが話すように、片側通行の区間も減ってスムーズに目的地に着く▼被災直後に現地の人が話した言葉を復旧に携わる多くの関係者から聞いた。所有する農地が被災して「この地に暮らす意味を失いかけている」と▼2年が過ぎてあの人達の今はどうだろう。こうした地域の消滅を防ぐには防災対策を含む手厚い対策が必要だ。人が少ないからといって、見放されるようではたまらない。(鷺)
2025年8月6日
記録的な少雨に伴う水不足が深刻化している▼河川では取水制限が設定され、家庭には節水の呼び掛けも。出穂期を迎えたコメづくりでは、品質低下が懸念されている。県内でも貯水率が下がり、土が干上がってヒビが入ったダム、田んぼが多い。国は農業用水の渇水対策への補助金の活用を促すほか、県は緊急支援策を検討中。「恵みの雨」はいつになるのか▼不足といえば、業界の人手不足も顕著だ。このほど、県が産学官で立ち上げた緊急確保プロジェクトの初会合では、業者にとどまらず、土木系技術職員がゼロとなっている自治体があり、業務体制への課題が浮き彫りに。こちらは「恵みの雨」のような他力本願は期待できない。干上がってしまう前に、処遇改善など効果的な施策を打ち出していきたい。(鴛)
2025年8月4日
戦後80年を迎えた今、戦争体験者の証言は減り、記憶の風化が進んでいる。その隙間を縫うように、ネット上では歴史の改ざんが散見される▼ホロコースト否定論もその一つ。「被害が誇張されている」「連合国の捏造だ」といった主張が広がり、ナチスによる迫害の事実すら疑われるようになっている。では、600万人もの犠牲はどこへ行ったのか。一人一人に名前があり、家族があり、人生があったはずだ▼最近、ある人に言われた。「統計を読むとき、数字だけで理解した気になるな」と。たとえば労働災害による死者数。前年比の増減だけに注目すれば、その背後にある当事者の無念や遺族の悲しみを見落としかねない▼数字の裏にある現実を思い描く想像力こそ、過ちの再発を防ぎ、平和を守る力になると信じたい。(鸛)
2025年8月1日
カムチャッカ沖の大規模地震で、当面は災害に備える意識が喚起されそうだ。防災・危機管理を主要政策に掲げる石破内閣は真価の見せ所か▼他方、災害が起きると不安につけ込む悪意も増長する。少し前に巷を騒がせたような予言や疑似科学の類が拡大解釈され続け、いつしか「宗教」と化していることも▼象徴、儀式、熱狂―しかし構成要素を取り出してみると、5万人が斉唱するリバプールFCの試合や、大音声が鳴り響く甲子園も一種の宗教と言えるかもしれない。共通するのは、心の拠り所に対する強い思いだ▼その熱を仕事に向けたい人々もいる。近年、宗教的と評されるスタートアップの隆盛は一つの証左。苛烈な採用競争の中、「信者」獲得のため業界が示せる教義はどんなものだろうか。(鵯)
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