コラム

2025年5月12日
 今日5月12日はアセロラの日。初収穫を記念し、認知度向上を目的に制定された。今ではアセロラを知らない人は少ないだろう▼語源はラテン語ということを知っていただろうか。酸っぱい(acerolus)から派生したと言われている。アセロラはオレンジやレモンの30倍にも相当するビタミンCが含まれており、「ビタミンCの王様」と呼ばれるほど驚異的な栄養価がある▼ビタミンCは深部体温を下げる効果があると近年の研究で出ており、また、抗菌作用や免疫力向上に欠かせない成分 。熱中症から守る役割を果たしてくれる▼これから先、猛暑の時期がやってくる。熱中症対策では梅干しやバナナ、スイカなどが有効な食べ物と推奨されているが、アセロラドリンクを飲んで備えるのも良いだろう。(鴎)
2025年5月9日
 情報が伝わるスピードが速くなり、追いつくのも大変な時代になった。反面で情報の正確さや、裏にある背景を考える余裕もなくなっている。すぐに答えを求め、洞察力は低下しているような▼GWが明け、夏の参院選を前に与野党が存在感を示そうと必至だ。「年収の壁」「教育無償化」「消費税減税」など、政治の世界では分かりやすいフレーズが飛び交う。経済、暮らし向きはどう変わるのか、表表紙だけに目を奪われていないか▼国交省の入札加点にも賃上げほか、ワーク・ライフ・バランス(WLB)に関連した「えるぼし」「くるみん」認定などの評価項目がずらり並ぶ▼国施策の上澄みをすくうような基準ばかり。県内企業にとっては、とてもハードルが高いと聞く。本来の品質確保とは、あまりにもかけ離れてしまっている。(鷲)
2025年4月30日
 近年広がりを見せる城ブーム。美しい城郭に目を奪われがちだが、無骨な城跡にも着目したい▼ドイツのハイデルベルク城は13世紀築城の由緒ある古城だが、17世紀の戦禍で廃墟になった。規模が大きすぎるあまり、当局は再建を諦めて廃墟のままの保存を決断。その哀愁漂う姿は、後にゲーテやカント、ショパンらの思索に影響を与えたほか、民衆にとってはナポレオンの圧政に対する愛国心の象徴となった。こうした歴史に加え、旧市街と山河、廃墟が織りなす独特な景観が世界中の人を魅了し続けている▼天守を失い、石垣のみが残る米子城にも通じる話だろう。市は史跡の特徴を守りながら、中心市街地の憩いの場へと整備中。今後は城下町の町家の保存と活用にも力を入れるという。3期目の伊木市政が商都にどんな文化の風を吹き込むのか、手腕に期待する。(鸛)
2025年4月28日
 大阪関西万博が開幕し、盛り上がりを見せている。入場者数が100万人を超え、メディアも連日盛況ぶりを報じているが、開幕前は否定的なニュースも多かった▼建設費の高騰、工期の遅れ、建設中のパビリオンを映し、開幕までに間に合うのかと各メディアがあおるような報道を続けた▼東京オリンピックも似たような流れだった。コロナ禍ということもあり、感染症の拡大など否定的な報道が続き、始まれば打って変わったようなお祭り騒ぎとなった。猛暑の中、マスクをしながら、会場の設営に取り組んだ工事関係者の奮闘をどれだけの人が知ったのだろう▼メディアが伝えるべきは、不安をあおるような報道ではなく、こうした立役者たちの姿ではないのだろうか。万博開幕に向けて、昼夜を問わない作業を続けた多くの人達に敬意を表したい。(燕)
2025年4月25日
 旅行中などで渋滞になった時に、「どこでもドアがあれば」「車が空を飛べたら」など、移動時間を削減できないものかと考えてしまうことがある▼そんな「空飛ぶクルマ」が現実になろうとしている。今月開幕した、大阪・関西万博の目玉の一つに「空飛ぶクルマ」がある。実際に乗車はできないようだが、丸紅など4社の機体のデモフライトのほか、空飛ぶクルマのある未来を体感できる、映像、音響、振動を組み合わせた没入型アトラクションなどがあるようだ▼しかし、移動時間が長いことは、悪いことでもない。「発想力は、移動した距離に比例する」という言葉もあるように、もしかしたらアイデアが生まれる場なのかもしれない▼建設業も時間外労働の上限規制が開始し、時間に追われることが増えているが、空は飛べなくても移動時間も楽しむのも良い。(雛)
2025年4月24日
 4月も下旬。昔、知人から届いた葉書に書かれた言葉は「春爛漫(らんまん)。おだやかな風を感じる季節」から話が始まった。あれから長い時が過ぎた今年の4月は寒暖差が大きさと花粉、黄砂。個人的には心地良くはなかった▼今年の「八十八夜」は5月1日。はるか昔には、この日を目安に平地では田植えなど、夏の準備や長雨の対策も始まったと聞く▼今年の梅雨はどうか。専門家は、自然災害の発生をあらゆる角度で想定しておくべきだと話す。行政も河川の堤防点検を進める。単なるイベントではなく、問題を見逃さないための効果がある。安全対策に手抜きはできない▼かつて届いた短い手紙の結びに書かれた言葉を思い出す。「この時期の風は初夏の香りを運んでくる」。時代は移り、近頃は短い春が終わると同時に猛暑の夏が待つ。(鷺)
2025年4月23日
 大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手に第一子となる女児が誕生し、祝福ムードに包まれている。チーム内だけでなく、敵地でも大歓声やボードで祝意が伝えられているという▼花巻東高校時代に残した人生設計シートには「31歳で女の子誕生」と記しており、3カ月前倒しで有言実行を果たした形。ワールドシリーズ制覇など、シートに記載した目標は既に達成し、今回は性別まで的中。「40歳 引退時代でノーヒットノーラン」といった今後の未来予想図はいかに―▼業界では、それぞれ人生設計を描き、加わった新入社員が1カ月の社会人生活を経たころ。早くも狂いや先行きが見通せなくなっていることもあるだろうが、経営者や先輩の支えで、軌道修正していってほしい。(鴛)
2025年4月21日
 独禁法違反でグーグル検索に排除命令が下された。独占の見返りが端末価格に転嫁されていた部分もあり、メーカーの反応やいかに▼かつて「ググる」といえばネット検索と同義だったが、今や死語に近い。とりわけ若年層では慣れ親しんだソーシャルメディアを駆使しての、写真や動画も交えた情報収集が主流だ▼彼らをZ世代と一括りに称すことも既に下火か。とはいえ向こう10年は採用市場のボリューム層であり、SNSの隆盛と不可分な、いわゆる「承認欲求」の扱いに戸惑う管理職は多い▼建設や製造の現場では、モノが適切に作られるのが当たり前。それゆえ、できたことを認めるというアプローチが少ないのは確かだろう。新人もそろそろ成長の実感が欲しくなる大型連休前、軽く一声かけてみては。(鵯)
2025年4月18日
 きょう4月18日は「よ(4)い(1)歯(8)」と読む語呂合わせから、よい歯の日に制定されている。歯科保健の啓発活動が目的だ▼食事はもちろん、発声や表情、脳に刺激を与えたり体のバランスを保ったりと、日常生活を送る上で歯は重要な役割を担っている。また、よい歯は生活の質を高めてくれるとされている▼歯にまつわるエピソードで有名なのは、王貞治氏だ。選手時代、ホームランを打つ時に激しく歯を食いしばったことで、歯が悪くなったというもの。王氏のように仕事で歯が悪くなることを「過労歯(かろうし)」と呼ぶようだ。建設従事者の場合は不規則な労働時間などの影響も▼「芸能人は歯が命」というCMが昔あったが、誰にとっても歯は大事なもの。しっかり歯科検診を受け、健康に気を遣いたい。(隼)
2025年4月17日
 14日ゴルフの歴史に名が刻まれた。マスターズを制覇したローリー・マキロイは四半世紀ぶり、6人目となるキャリアグランドスラムを達成。ローズとのプレーオフは今後も語り継がれるだろう▼4日間のマスターズ。マキロイも簡単な勝負ではなかった。最終日の後半戦ではスコアを2つ落とし延長戦にもつれた。ドラマを生んだコースがマスターズ専用となるオーガスタ・ナショナルGCだ▼このコースの設計者、A・マッケンジーは元大英帝国陸軍の軍医。戦争時にカモフラージュ技術を目の当たりにし、後に自身が行うコース設計にも活かした▼様々な改修を行い、あり続けてきたマスターズの舞台。建設当初は世界恐慌でもあり逆風の中、成し遂げた。そんなコースで数々のドラマが生まれるのは感慨深いものがある。(鴎)
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