コラム

2019年5月22日
県内設備設計最大手のエクス・プラン(米子市)の代表取締役社長で県設備設計事務所協会副会長の宮本秀成氏がこのほど、57歳の若さで急逝した▼5月27日に鳥取市内で開かれる同協会の令和元年度定時総会で会長に選任される予定だっただけに関係者のショックは相当に大きい▼しかも、6月7日に米子市内で開かれる県建築士会西部支部の50周年記念式典にも携わっていただけに、なおさらだ。今後の活躍が期待されただけにその死を惜しむ声は多い▼このほど鳥取市内で開かれた県管工事業協会の総会の後の懇親会の席で、同協会の守山康仁会長にあらためて弔意を表したが、当然ながら、落胆ぶりが見て取れた。社業もそうだが、協会運営の方も悲しんでいる暇を与えない。非情ながら前を向くしかないのが世の常か。(鶯)
2019年5月21日
4月下旬から5月下旬にかけては業界団体の総会シーズン。今年は御代替わりもあり、各団体長があいさつで平成の時代を振り返る言葉が目立った▼平成の時代には大きな自然災害が多発した。平成7年の阪神淡路大震災、23年の東日本大震災、28年の熊本地震。県内でも12年に鳥取西部地震、28年に鳥取中部地震、29年に鳥取豪雪、30年には7月豪雨があった▼これまで多くの自然災害で応急対応と復旧に力を発揮してきた建設業。各団体長とも今後の課題として担い手の確保・育成が第一に挙げられると声を揃える▼自然災害はいつやってくるかわからない。これまでのように地方の建設業者の技術力と機動力を維持し続けることが地域の安全と安心を守る重要な要素だろう。(鷹)
2019年5月20日
令和元年度の県土整備部予算は、10年ぶりに500億円を突破する見通しになった。予算編成中の6月補正で過去最大級の260億円を肉付けし、補正後の総額は529億円規模。前年度同期を60億円も(13%増)上回る▼補助の岩美道路30億円、倉吉関金道路10億円など地域高規格道路は前年比41%の大幅増。交付金事業も「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」によって重点配分された▼中身をみても県内業者向けの仕事量は確実に増えることが予想される。昨年の災害復旧工事を巡る入札不調からしても、ここ20年で業界の機動力は明らかに低下してしまった▼仕事量が一定程度見込まれるなか、急がれるのは若年雇用をはじめとする経営体制の立て直しだ。賃金アップなど待遇改善は待ったなし。業界自らが腰を据えて取り組みたい。(鷲)
2019年5月16日
「百聞は一見にしかず」ということわざがある。意味はご承知の通り。見ることで得られる情報の量や正確性は疑う余地がなく、とても説得力のあることわざだ▼だからと言って、決して聞くことが無駄というわけではない。目に見えない、見ても分からないものはたくさんある。むしろ見えてこないものの方が重要な場合も多々ある▼さまざまなデータや統計から担い手不足は喫緊の課題だと認識できるが、実際に人手不足が起きている現場でどのような弊害が起きているかまでは把握は難しい。問題を解決へ導くには画面や表に現れない事柄を聞き出し、深く掘り下げる作業が必要になる▼報道の使命は情報を正確に、早く、広く発信することだ。建設業界の明るい未来のために何百回も取材し、一見のために百聞する。
2019年5月13日
本紙受注NEXT2018年度確定版による県下1カ年間の建設事業量は、昨年度より約112億円の増加していた。18年度当初は鳥取西道路や境港漁港高度衛生施設、中央病院建設など大型工事の終盤によって事業量の大幅減少が危惧されていたが、結果的には昨年7月の豪雨災害復旧事業を中心に、178号岩美道路、境港貨客船T棟新築、9号北条道路事業などの工事によって増加となった▼今年度は脆弱な国土保全に向けた国土強靭化事業が集中的に進められることで、事業増が見込まれそうだ▼一方で、今年10月には消費増税が予定されている。実施されると、可処分所得増額感が乏しい地方経済は一気に冷えこんでしまう恐れがある▼建設事業量の安定的な供給こそが地方経済を支える根幹施策といえる。(雀)
2019年5月10日
連日報道される交通事故のニュース。8日には、大津市の交差点で乗用車と衝突した軽自動車が、そのはずみで保育園児らの列に突っ込み、多数の死傷者が出るという痛ましい事件も起きた▼実際に事故を起こした人を対象とした調査では、ストレスを強く感じている人ほど、事故回数が多いという結果が出ている。ストレスがたまり、イライラしている時に自動車に乗ると、運転が荒くなり事故を起こしやすくなるのだろう▼労働災害も同様で、普段であれば容易に対処できることであっても、高ストレス状態では認知機能が正常に働かず、事故を起こしてしまう可能性が高まる▼現代人は皆、何かしらのストレスを抱えていると思うが、そのストレスを少しでも和らげられるようなツールを常に持っておきたいものだ。(鴨)
2019年5月9日
正直言って、史上初の10連休という長期休暇に戸惑いを隠せなかった。この長い祝日をダラダラ過ごした方も多かったに違いない▼欧州のようにバカンスを楽しむ慣習のない日本人の休暇の使い方の多くは行楽か観光旅行で、県内の観光地も多くの人出で賑わった。地元の人は敬遠する鳥取砂丘もそうだ▼広島、松江経由で、鳥取そして姫路に4日間の旅行をするという山口の若いカップルは「鳥取砂丘へ渋滞も少なく比較的スムーズに行けた」と話した。これも、長期休暇で県外からの客入りが分散したためだろう▼一方で、県土整備部をはじめ交通に関わる関係者が渋滞を解消するために有効な対策を取った成果もある。「無料の高速道(鳥取道)があるのもいいですね」とも。待望久しい鳥取西道路もいよいよ12日に開通する。
2019年5月8日
過去最大級の大型連休も終わり、令和の仕事始めを迎えた。長く休んだせいで、体調や気分が普段のペースと違うと感じている人も多いだろう▼連休明けには体調を崩すケースも多いそうだ。「早く通常のリズムに戻らなければ」というストレスのほか、休日中の食生活の乱れ、さらに休み明けのため仕事量が増えることも原因としての挙げられる▼気分や体調が万全でなければ、些細なミスが起こる可能性も高くなる。普段のペースに戻るまでは、より慎重に行動することが必要だろう▼建設業では小さな油断が大きな事故につながることもある。過去に起こった事故の事例を見ても日頃の安全管理の重要性を再認識させられる。この数日は普段以上に安全管理を徹底する必要がありそうだ。ご安全に(鷹)
2019年5月7日
山々の緑が色濃くなり「令和」の新時代が幕開けした。知事選からちょうど1カ月。選挙中がまるで充電期間だったかのように、平井知事は4期目の県政を精力的に再開。選挙戦で掲げた55の政策課題ごとに五つの新時代プロジェクトチーム(PT)を立ち上げた▼業界に関連する政策項目は、河床掘削や流木対策、志戸坂峠道路整備…それに米子―境間を結ぶ高速道路の構想などだ▼鳥取西道路が12日に全線開通するものの、今後4年間で新たに完成する幹線道路はなく、そういった意味では新鮮さに欠ける。「防災・減災」「国土強靭化」の集中投資で向こう3年間の公共事業費は増えそうだが、その先の見通しはどうか▼「令和新時代を開く」のキーワードにふさわしい、新たな業界の目玉を何か探し求めていきたい。(鷲)
2019年4月26日
「GW」の出処は、はっきりしないが、昭和26年頃に映画会社が言い始めた。「GW興行」と銘打つと、大入りになったという。「10連休」という“怪物”がやって来た。無縁な庶民は対応に苦慮している。建設業然り▼先日、まさに愚問で笑われた。建築関係のその社長は「法律で決まっていると言われりゃそうだし、第一材料が入らない」。休日には農業に追われるという人は「山や畑の雑草は、伸びていくのを休んでくれない」▼漁業関係者も気が気でなかろう。連休のない魚相手の商売。漁を休んでゆっくりする暇はない。サービス業で働く人は「交代はありますが、店全体が休むことはありません」▼週休2日でも“大往生”の建設業。平成から令和への降って湧いた贈り物は、どんな産物をもたらすのか。
1 132 133 134 135 136 154