コラム

2020年4月30日
まったく先の見えない新型コロナウイルス感染。緊急事態宣言が全国に発令され半月が経過する。平井知事も「不要不急の外出自粛」「従業員の出勤も極力減らて欲しい」など、県民に協力を求める▼一方、気になる経済活動。県内でも、リフォーム工事や修繕工事などで「ここにきて施主さんから見合わせたい」、「先送りにしたい」などから「工事ストップした物件があるよ」との声が多々聞かれ、民需での低迷感が出ており、各面での影響が拡大しつつある▼「終息しても、ウイルス感染前のような社会には戻らないだろう」の言葉が現実味を帯びてくる今日この頃。社会を混乱させ、経済を麻痺させるコロナウイルス。一日も早いワクチン開発とウイルス撃退策が見つかることを願うばかりだ▼こんな世の中を誰が予想できただろうか。(雀)
2020年4月27日
2020年3月時点での鳥取県の総人口は55万3971人。前年同期と比較すると、マイナス4765人。前年度の社会増減数では、県外転出者が1万1450人、県外転入者が10146人で、マイナス1304人となっており、県人口は少しずつ減少している▼県への移住の関心を高めようと、多くの市町村が移住ツアーなどのイベントを開催し、人を呼び込んでいるが現実はなかなか厳しい▼移住を決める上で重要なことは、「仕事」と「住環境」。企業誘致などで雇用の創出を図っていくことや暮らしやすいまちづくりを形成していくことが必要となってくる▼また、移住者が増えたとしても、定着してくれなければあまり意味がない。定住という観点から見て、県のインフラ整備状況はどうか。課題はまだ多くある。(鴨)
2020年4月23日
4月下旬から5月下旬にかけては業界団体の総会シーズン。例年は、いろいろな団体を取材させていただいているが、今年はコロナ禍で、総会を中止したり、短時間で簡素に行うなど業界団体の活動にも影響が出ている▼事業計画を見ても、研修旅行や県外への視察を中止にするなど例年と大きく異なる点が目立つ。新役員のあいさつ回りを控えるというのも少し驚いたが、今は当然の発想なのかもしれない▼コロナ禍は、社会全体の問題となっているが、そのような中でも、各団体とも将来に向けて人材の確保と育成を重点課題としているのは、新型コロナウイルス終息後を見据えているからだろう。ある団体の総会での理事長のあいさつ。「今年は我慢と忍耐の1年となるようです」という言葉がとても印象に残った。(鷹)
2020年4月22日
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を踏まえて、県庁で業務継続計画(BCP)が今週から発動されている。県土整備部の関係機関は各所属によって出勤者のローテーションを編成、テレワークなど在宅勤務にシフトした▼近年、官民問わず「働き方改革」が叫ばれており、新型コロナを契機にこれまでの日常の過ごし方や仕事の進め方を少しずつ見直していきたい▼政府が閣議決定した20年度補正には「公共投資を景気の下支えに」と、上半期の契約目標を設定した上で早期執行が盛り込まれた。県の事前聞き取りでも、県建設業協会からは早期発注を受け入れる意向が示されたという▼今のところ、全産業でも比較的元気な県内業界だが、閉塞感が広がる世間を横目にアクセルとブレーキ、慎重な操作が求められる。(鷲)
2020年4月21日
県内のコロナウイルス感染者も複数人確認され、16日には緊急事態宣言の対象が全国へと拡大された。数カ月前には想像しなかった状況が目の前に広がっている▼今は、たまたま出た少しの咳、空気の乾燥が招いた喉のイガイガ、普段であれば気にも留めない症状にも「もしかしたら新型コロナウイルスに感染してしまったのでは?」と戦々恐々としながら生活する始末▼また、これからの季節は気候も良くなり外出意欲が高まる。この楽しい時期を迎える時に全国的に外出の自粛ムード。メンタル面で平穏を保つには相当の忍耐力が必要だ▼ニュースでは「3密」の回避を呼び掛けている。日に日に感染者が急増する中、個々で予防するのはもちろんだが、このような非常事態には他者を思いやる気持ちが大切だろう。(雛)
2020年4月20日
 13日に発生した暴風雨は、県内各地で倒木や河川への土砂流出といった多くの被害をもたらした。驚いたのは、この低気圧・寒気の影響で季節外れの積雪が発生したことだ◆シーズン中は雪に恵まれなかった大山町でも、45㌢を超える雪が。4月の降雪は例が無い訳ではないが、これ程積もるのは近年では稀だという。また、日南町豊栄周辺でも50㌢近い積雪が発生、翌日まで通行不能になるなどの被害が出た。すでに冬用タイヤから履き替えていたり、除雪車を返却したりした業者も多かったため、今回の思いがけない大雪の対応には苦慮した事が伺える◆世の中、何が起こるかわからない。世界を混乱の渦に陥れているコロナ禍もまた。これまで経験した事の無い事態に直面した場合でも、状況を確と見据え対応する力が求められている。(梟)
2020年4月16日
県内初の感染発覚から、立て続けに届いた新型コロナ関連のニュースが波紋を呼んだ。0から1への変化は見た目以上に重く、危機感が高まる▼リモート対応が困難な現場の防疫に建設各社が頭を悩ませている。マスクの供給が追いつかない。安全には代えられないと、割高な転売品に頼らざるを得なかった企業も複数。またある企業では、職員がガーゼとゴムで自作して社員に行き渡らせているケースも。しかしその材料すら品薄になりつつある、とこぼす▼西部のある土木業者は「それでも土木の現場はまだ三密になりにくい。建築・設備業者は困難な状況だろう」と眉根を寄せた▼業種問わず「先の見通しが立たない」と口を揃える中、大手ゼネコンの工事中断決定が不可抗力と認められるか、一つの判例になりそうだ。(鵯)
2020年4月15日
今年も本紙の「ニューフェイス」で建設業界に入職した若手社員が続々と顔を並べる。小欄も数社で取材をさせてもらった▼取材中、偶然にも昨年のニューフェイス紹介で取材した若手社員の方を見かけたので、近況を聞いてみた。「仕事はしんどいが、職場環境が良いので、楽しく仕事ができている」と言う▼今の若者は、積極性にかける・競争意識が低いなどの特徴を持つ一方、真面目・チームワークを大切にするといった強みを持つという。そのため、教えたことに関しては真面目に取り組み、個人の昇格よりも職場の環境を重視する▼「今の若者は続かない」とよく聞くが、育ってきた時代背景がこれまでとは全く違うのだ。若者の特徴を把握し、それに応じた育成を続ければ、必ずや会社の宝となる。(鴨)
2020年4月14日
7都府県に緊急事態宣言が出され、文化施設や娯楽施設に休業要請が出された。感染者が多い地域では、生活にも影響が出ているし、仕事に大きな影響が出ている人も多いだろう▼緊急事態宣言の対象地域では、建設業でも工事中止・現場閉所に向け発注者と協議する企業も出始めた。工期が延期されるとなれば、経費が増加するが、誰がどのように負担するかが大きな課題になりそうだ▼県内でも、中国で生産している資材の入荷に見通しが立たないという声が聞かれるようになった。新型コロナウイルスは、感染者数が減少に転じるまでは終息への道筋が見えない。県内の建設業への影響が大きくなることも考えられる。緊急事態宣言が出された7都府県の状況も注意深く見ていかなければならない。(鷹)
2020年4月13日
新型コロナ特措法に基づく緊急事態が宣言され、お隣り兵庫県が対象となり、井戸敏三知事は全県を対象に外出自粛などの対処方針を決めた。但馬地方と縁の深い鳥取県東部も影響があろう▼目に見えない敵とは長期戦の様相を呈しており、自粛行動が経済に与える打撃は大きい。だからといって、ここぞとばかりに景気浮揚に公共事業を叫ぶのも気が引ける▼加点をもらうことが目的ではなかろうが、県格付けの加点研修に中止を求める声が出てきた。建設技術センターや土木施工管理技士会主催の各講習も4月開催は延期に▼「加点講習よりも総合評価のCPD(継続学習制度)」と話すのは県土総務課。過去5年間の実績加点は、コロナの影響で講習を受けられなかった場合にどう措置するのか。いまから対策が急がれる。(鷲)
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