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2020年12月9日
竹内南地区貨客船ターミナルが完成し、高度衛生管理型市場も建設中の境港のバックグラウンドは整いつつある。あとは、米子と境港間を結ぶ高規格道路網の整備が急がれる▼先月、中海・宍道湖圏域の道路整備を考える勉強会が松江市内で立ち上がった。中国地整と鳥取、島根両県、関係市村で構成され、道路ネットワークのあり方を検討するもの▼圏域は日本海側でも新潟、金沢、福井に次ぐ4番目の60万人を抱える。文化と観光資源も豊富な上に、出雲と米子の両空港があり、道路ネットワークの強化が必要との見解で一致した▼中海と宍道湖を巡る「8の字ルート」で周遊できないか。南側に山陰道があるだけで、この圏域のポテンシャルは活かしきれていない。先鞭をつける意味でも米子―境港間の整備を何とか前進させたい。(鷲)
2020年12月8日
電気自動車が最初に発売されてから約130年。当初はガソリン車より速く走行できる乗り物として期待された。しかし、航続距離の問題などから長らく内燃機関の車が一般化している。やっとこの10年くらいで日本やアメリカが電気自動車をなんとか実用レベルで使用できるところまで持って来た▼欧米ではガソリン車をこれ以上開発せず数年のうちに電気自動車へシフトする。日本も2030年代半ばには新車をすべてハイブリッド車や電気自動車にする方向で進んでいるとの報道が出た▼とはいえ弊害があるとも感じる。電気自動車の充電ステーションは場所の問題などで整備が大変であろうし、自動運転も環境整備や安全対策について議論の余地がある。まだ問題はあるが、時代の移り変わりは見てみたい。(雛)
2020年12月7日
緊急3カ年対策がもたらした好影響は多岐にわたるが、河川整備事業の推進を促した事も大きな功績の一つと識者は語る。地域住民にとってその効果を実感し難く、何かと後回しにされがちな分野であるがゆえに、潤沢な予算が確保できたのは確かに喜ばしいことだ▼ところで、その河道掘削工事に関して、最近になって発注方法を従来のものから変更したケースが見受けられた。これまでは1~2千万円級の工事を多数発注し、管内のほぼ全業者に仕事が行き渡るようになっていたのを、複数カ所を纏めた3~4千万円級工事に変更。取れれば大きいがチャンスも少ない形へと変わった▼新5カ年計画予算も固まった中。果たしてどちらがより望まれているのか意見を募り、受発注者双方にとって有益な発注計画を立てて欲しい。(梟)
2020年12月2日
先月30日、各議会が一斉に臨時会を開いた。内容は主に人事院の勧告を受けた、自治体職員の給与に関する条例等の一部改正。いわゆる公務員の賞与削減で、民間の水準と足並みを揃えるため景気を表す一つの指標とされる▼10年ぶりの減額は、前年度から0・05カ月分の引き下げ。新型コロナによる景気減速の影響だが「それだけ?」と思われるかもしれない。今回は感染拡大本格化以前のデータを含むため影響は限定的。また調査の遅れもあり給与は手付かずで、本番は来年か▼そもそもの金額の多寡は議論を避けるが、特に保健・福祉周りは仕事が増えて対価が減るかたち。年々低下する公務員試験の倍率にも影響が及ぶだろう。「面倒で儲けが悪いから他にいこう」は公共の宿命なのか。(鵯)
2020年12月1日
2020年度中国i-Con表彰の式典が昨日、広島県で開かれた。県内からは唯一、井木組が受賞。3Kイメージの払拭や女性活躍の促進などが評価された▼今回受賞した22件のうち、工事部門は16件。工事部門を受賞した他県の状況を見ると、島根県が5社と中国地方で最も多い。島根県は、国土交通省がi-Conを推進し始めた16年から積極的にICT工事を導入し、作業の省力化を図ってきた。最初は慣れない技術の導入に苦戦したようだが、近年その苦労が実りだしたと言える▼ICT工事は費用対効果など諸問題を抱えており、全国的にもあまり普及していない。しかし、この人材不足の中で、最新技術の力に頼らなければならない日はいつか来るはず。今後も動向を注視し続ける必要はあるだろう。(鴨)
2020年11月30日
毎年11月7日から12月31日までの55日間はゼロ災55無災害運動。多くの業界が現場パトロールに取り組んでいる。今年もそのうちのいくつかを取材させていただいている▼パトロールをする側は、他社の現場を見て勉強になることもあるし、見られる側は他人の目から見た率直な意見を聞けるいい機会だ▼10月末までに県内で発生した労働災害は420件で前年よりも9・9%増加している。しかし建設業では65件で前年の71件から8・5%減少している▼建設業の労働災害発生状況をみると墜落・転落が最も多く全体の45%を占めている。過去の災害事例の原因をよく把握して、労災防止に努めてほしい。今年も残り1カ月あまりとなった。業界全体が無災害で年を越せるよう願いたい。ご安全に。(鷹)
2020年11月26日
ここに来て新型コロナウイルスの感染拡大ときた。食事中でのマスク着用は定着するのかどうか。話す時だけマスクを付ければ良いというが、せっかくの親しい人との会食も、随分としけたものとなりそうだ▼やや、風呂敷きを広げ過ぎたか。政府の追加経済対策で県が国報告した土木公共の執行可能額は100億円超。その後、国から交付金道路を中心に大幅に絞り込んだメニューが示されたという。これでは、用意した経済対策の「受け皿」も一回りも二回りも小さくなってしまう▼とはいえ今後、「防災・減災、国土強靭化」対策は5カ年計画で12兆円とする報道もあった。依然、第3次国補正への期待も高まる▼マスク着用は我慢が続くが、コロナ対策も、国土強靭化も人命を守る観点では同じ意味合いを持つ。両立を図る今回の補正としたい。(鷲)
2020年11月25日
34年前の11月25日、俗に言う「有楽町3億円事件」が起きた。三菱銀行輸送車を狙った3人の男が、現金3億3千万円入りのケース3個と麻袋3個を奪って逃走。三井物産支店長誘拐、三原山の噴火と続き、「3」の数字に注意喚起もあったとか▼人は数字の繋がりに意味を持たせたがる。そして50年前の11月25日は、かの「三島事件」当日だ―といった具合▼個々の事例に関連はなく、数字を使ったこじつけに踊らされるのはナンセンス。しかし裏付けのある数字はエビデンスだ▼国土強靭化の延長含む国3次補正予算案は20兆円規模とも。景気浮揚だけを見て公共事業の効用を限定的と批判する声もあるが、国連が2018年に示した直近20年間の自然災害による日本の経済損失は、約40兆円だ。(鵯)
2020年11月24日
国土交通省の2021・22年度競争参加資格審査でインターネット一元受付の手続きが始まった。造ることとともに守ることも必要な時代。1960年頃の高度経済成長期に集中的に整備された橋梁の修繕対応が増加することを踏まえ、今回から「橋梁補修工事」が新規の工事種別として追加される▼都道府県レベルではお隣の島根県で、21年4月末までだった19・20年度入札参加資格の有効期間を1年間延長する。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、事業者の申請事務負担などを軽減させる▼変化への対応は容易ではなく、島根県の措置も前例がない中、簡単な判断ではなかったはず。現在の未曾有の事態は、入札参加資格審査制度など現行の様々な制度を改めて考えさせられる契機となるかもしれない。(雛)
2020年11月20日
つい先日、某道の駅にトイレ休憩で立ち寄った時の事。ふと見ると、駐車場内はパトカーと警察官が一杯で物々しい雰囲気。何かあったのだろうか、と訝しむ私に警官は注意喚起のチラシを手渡した。 県内で交通事故が多発している状況を鑑み、目下警戒を強化しているとの事。大変お疲れ様です▼事実、11月の第2週から3週にかけて、西部で2件、中部で1件の死亡事故が発生。これを受け、西部地区にはブロック警報が発令された▼これから年末にかけて、ますます忙しくなるという人も多いだろう。師走とはよく言ったもので、急き立てられるような思いに駆られてついアクセルを踏み過ぎてしまう事もある。だが、余裕を失った心の隙にこそ魔が潜む。安全こそが最優先と肝に銘じ、年の瀬に一層の警戒を心掛けましょう。(梟)
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