コラム

2021年4月13日
 近ごろ朝夕は肌寒く感じられるものの、日中は暖かくなった。花冷えの時節もそろそろ終わりか。4月人事異動でバタバタだった取材先も段々と落ち着いてきた。新年度も本格的にスタート▼県工事の発注は20年度補正の残りがこれからの開札を控え、総合評価の各社施工能力点もようやくまとまった。指名競争が主だったころは、何でも格付け点数の上位が有利だった▼が、いまの総合評価では施工能力点が受注の行方を左右する。評価項目の「会社工事成績」「企業経営(P点)」は固定点。とくに年度後半になって重みが増してくる。それに受注ポケットの大きさを表す生産指標額も重要だ▼そんな訳で、各社は施工能力点の内容を実力と見て優劣を競う。群雄割拠。八頭管内の土木では意外な業者がトップに躍り出てきた。(鷲)
2021年4月12日
新年度が始まり、一週間余りが経過した。今まで顔なじみだった取材先の担当者が異動などによって新しい担当者に代わり、名刺交換をする場面が増える▼名刺には、91㍉×55㍉という限られた寸法の中に多くの情報が詰まっている。顔写真付きのものもあれば、名前のみのシンプルなものもある。官公庁の名刺には、その地域の観光名所の風景を紹介する写真が入っていたり、業者の名刺には、会社イチ押しの商品の名前などが入っているものなど様々だ▼業者の中には、あえて特徴的な名刺を作り、会社名や名前を印象付ける業者もある。たった一枚の名刺でも、工夫を凝らすことで営業の武器と成り得るのだ▼過去に名刺交換をした方々がいずれ昇進し、またどこかで再会できることを願い取材に励みたい。(雛)
2021年4月8日
県内にもグループ企業を有する島根県松江市の島根電工が、このほど栄誉の賞を受賞した。「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の中小企業庁長官賞に輝いたのだ▼この賞は従業員とその家族・顧客・地域社会といった「人」を大切にしている優良企業に贈られるもので、今年で11回目となる。島根電工の受賞にあたっては、職場のバリアフリー化や離職率の低さ、社員の生活を守るための経営革新努力などが高く評価された▼「働き方改革」の推進はまさしく、業界全体で取り組まなければならない大きな課題の一つ。山陰の建設・設備業者の中から業界のイメージアップにも繋がる受賞が果たされたことを大変嬉しく思う。これを嚆矢として、より良い働き方を希求する動きが今後ますます活性化していくことを期待したい。(梟)
2021年4月6日
▼春は、花咲き乱れる季節。寒い時期を乗り越えて咲く花木を見て春を感じる人も多いだろう▼誕生花は、1年中全ての日に存在し、それぞれ花言葉を持つ。花言葉の起源は17世紀ごろのオスマン帝国と言われており、セラム(恋文)として使われていた。日本に伝来したのは、19世紀末の明治初期。当時は伝来した花言葉をそのまま使っていたが、次第に日本独自の花言葉に変更した▼今日、4月6日の誕生花は木五倍子(キブシ)、花言葉は「待ち合わせ」や「出会い」という意味を持つ。建設業界でも各会社で入社式が開かれた。会社側は、将来の成長に期待を寄せて新入社員を出迎え、また、新入社員は、同期や先輩たちとの出会い、新生活に胸を膨らましているだろう。入社式の取材をすると、いつもほっこりする(鴎)
2021年4月5日
新年度を迎え、国予算の箇所付けが公表。「まずルートが決まらないことには」とぼやく声が聞こえた中海・宍道湖圏域の高規格道路網にも言及があり、ようやく具体化の兆しが見えてきたか▼3月末の第2回勉強会では、日本海側の5都市圏と4つの切り口で比較した。いずれも4位を上回ることはなく、中でも生産年齢人口当たりの付加価値額と4車線整備率は最下位。草野愼一県土整備部長(当時)は野球に例えて「Bクラス」と表現していた。一方で人口の面では時にAクラスを上回る潜在力がある、とも▼依然影響力の強い「首都圏からの距離」に難がある以上、事業評価を勝ち抜くには地力の低下は抑えたい。力に直結する「数」の減少が加速する前に、スピード感を持った打ち手を。(鵯)
2021年4月2日
今年の春は穏やかな天候が続き、桜の開花も早かった。昨日1日には、各社が入社式を行い、新社会人の門出を祝った。県中部地区の建設業者でも、新卒採用で人材を確保できた会社が数社。さらに産業人材育成センター倉吉校では、土木科へ入校する生徒が多く、早々に定員いっぱいになったとか▼新型コロナの影響か、これまでの魅力発信事業が実を結んだのか、理由はまだ明確ではないが、若手技術者の確保という点では、ここ数年で一番勢いを感じる▼新入社員が建設業のやりがいや楽しさを感じ、それぞれが後輩にその楽しさを伝えてくれれば、業界の人材不足も大きく改善されるが、逆もまた同様。今の若者を理解し、接し方や仕事の教え方など、根本からいま一度見つめ直すのもいいかもしれない。(鴨)
2021年4月1日
きょうから新年度。本紙でも人事異動や新格付けの発表、発注見通しの公表など年度替わりならではの記事が連日掲載されている▼新年度から新入社員を迎える企業もあるだろう。建設業では、人材の確保・育成に向け魅力ある職場づくりが大きな課題だ。週休2日工事の適用拡大やICTの活用など生産性の向上につながる取り組みをさらに進めていることが重要だろう。それには発注者の後押しも欠かせない▼やりがいの持てる職場環境で、今年入社した社員が10年後、20年後に県内の建設業界をけん引する技術者や職人として育っていることを期待したい▼本紙では4月に入社した新入社員の方を紹介するニューフェイス紹介コーナーを設けます。該当する読者の皆様は是非ご一報下さい。(鷹)
2021年3月31日
春うらら♪今年の桜開花は早まり、智頭町の桜土手でもソメイヨシノ180本がピンク色に染まった。例年よりも2週間近くはやい。あいにくコロナの影響で2年連続して「桜Cafeフェス」は中止に。だが、あす1日からは夜間ライトアップが始まる▼慌ただしく県の4月人事が決まり、別れのあいさつも交わせられなかった顔なじみも。小欄を借りてお世話になった方に感謝の意を伝えたい▼ともあれ、各発注機関の新体制がスタートする。取材先のスタッフも入れ替わり、懐かしい人との再会もありそうだ。よく見ると、世代交代が確実に進んでいる。それに女性の配置も多い▼土木行政のレベルでは入札契約もそうだが、以前に比べて女性を相手に取材する機会が増えた。こうとらえること、そのものが偏見とみなされるのかどうか。(鷲)
2021年3月30日
レジ袋有料化にも慣れ、エコバックを持ち歩く習慣が身に付いた人も多い。また、環境省のプラスチック新法案で、使い捨てプラスチック製スプーンやフォークの提供規制が盛り込まれた。レジ袋だけでなく、これらも有料化となる方針だ▼建設業でも環境問題への取り組みが進んでいる。群馬県の燃料会社が1月から環境負荷の少ないGTL燃料の取り扱いを開始した。国土交通省の新技術情報提供システムで唯一登録されている燃料で、建設用重機や発電機などで利用可能。軽油の代替燃料で、二酸化炭素排出量は軽油と比較して8・5%削減可能などの特徴を持つ▼業界全体で本気で環境問題に取り組もうと考えるのであれば、官民一体となった議論が必要不可欠。環境に優しい建設業への動きが加速してほしい。
2021年3月29日
昨年日本中を沸かせ、未だ人気の冷めやらない『鬼滅の刃』。実は鳥取県にも、文献上で日本最古とされる鬼退治伝説が残っている▽巨大な鬼の像が見下ろす伯耆町溝口の町。第七代孝霊天皇が、周辺を荒らし回っていた鬼達を退治した史実から、何かと鬼と縁の深い地域だ。日野川に架かる橋の名前は「鬼守橋」。怖ろしい筈の鬼が守っている、と聞くと些か不思議の感もあるが。猛き怨霊だった菅原道真が、今や天神様=学問の神として祀られ、受験生の味方となっている例もある。災い転じて福“を”為す、と言った所だろう▽そんな鬼像の足元に建つ文化交流施設「鬼の館」では長寿命化改修事業が進行中。来年度にはいよいよ1・5億円規模の実工事に着手する。溝口を守る鬼達は建設業にも福をもたらしてくれそうだ。(梟)
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