コラム

2020年10月5日
時代が変われば学校もまた変わる。2016年の学校教育法改正により生まれた「義務教育学校」は9年間の義務教育を一体化した新しいかたちの学校だ▼従来の6-3年制のみならず、教育課程も自由に編成できる。福部未来学園・鹿野学園など、これまで県東部での設立が目立ったが、最近は日野郡でも。江府町で施設分離型、日野町で施設一体型で。町立小中学校を統合し一つの義務教育学校を新設することが決定している▼人口減により複数の小学校、中学校を統廃合するというのは馴染み深いが、小中学校を纏めて一つに、というのはやはり真新しさを覚える。県内若年層の人口推移を見ると、ここ10年で約2万人減。特に郡部では著しい。時代の潮流に則し、こうした動きも今後ますます一般的なものとなるかもしれない。(梟)
2020年10月1日
3~5年以下の懲役又は50~100万円以下の罰金、更に免許取消し。今年6月30日施行の妨害運転罪。あおり運転に対する罰則が厳しくなったものの、日々のニュースでは未だに後を絶たない▼ハンドルを持つと性格が変わる、とはよく耳にするが、運転していてイライラする場面によく遭遇する。統計的には、方向指示器を出さない急な進路変更、強引な割込みなどがイライラの大きな要素だが、県内を走っていても必要以上に車間距離を開ける、停止線があるにもかかわらず必要以上に手前で停車する、右折信号での強引な直進入、何を見ているのか分からないがなかなか発進しない車、などなどイライラを誘うドライバーが目に付く▼10月は絶好のドライブ日和。ルールとマナーをしっかり守ることを心がけなければ!。(雀)
2020年9月29日
来月1日から7日まで全国労働衛生週間が実施される。スローガンは「みなおして 職場の環境 からだの健康」▼今年度の重点取り組み事項は、建築物の解体などの前に義務付けられている「石綿ばく露防止対策」の徹底や、高年齢労働者の労働災害防止対策だ▼建設業の労災発生件数は、長期的に見れば減少傾向にあり、近年の業界全体の意識向上、様々な取り組みの効果が現れていると言える。しかしその一方で、技術者の高齢化や担い手不足による未熟労働者の増加から労働災害が発生する危険性が近年高まりつつある▼労災は「これくらい大丈夫だろう」という気の緩みから発生するものが多い。労働者、家族、企業が幸せでいるために、建設業が選ばれる仕事になるために、今がとても重要な時期だ。(鴨)
2020年9月28日
最近妙に考えさせられたことがある。県東部土木施工管理技士会と鳥取県土整備委事務所との技術交流会で、技士会が設計通り施工できなかった現場の例を紹介し、最適な解決策を出し合った時だ▼施工業者は安全で効率の良く、早い施工方法を望む。発注者は施工可能と思われる工法の中で最も安い工法を採用しようと考えているように感じた▼限られた予算を最大限有効に使うためにはコストの縮減も重要な要素だ。過大積算はいけないが、できる工法かどうかをきちんと見極めることも必要だろう▼「互いの立場を理解し、良質なインフラをつくるという同じ目的に向かう」。東部技士会の野藤悦男会長があいさつでよく口にする言葉だ。そのためには互いの意見を聞く場を増やしていくことが必要だろう。(鷹)
2020年9月24日
今や、携帯電話は生活必需品―。菅義偉新首相が「スガノミクス」の一つ、携帯料金の値下げに意欲を見せている。考えてみれば、ライフラインの電気・ガス、水道に比べても料金は高く、世界的に高水準だ▼値下げとなれば、ありがたいが、喜んでばかりでもいられない。通信速度など、サービスが下がれば元も子もない▼業界でも「安ければいい」といった風潮が続く。ある建設資材会社は「叩かれて安いものでは良いものは造れない」ときっぱり。紙面では伝えられない現場の実態を教えてくれた▼工事品質の維持に不可欠な資材、それに人件費や安全管理費など、どこかにしわ寄せは行っているはず。経審上では利益が上がっていても、労働環境はどうか。病理はすでに人手不足など足もとの課題に現われ始めている。(鷲)
2020年9月23日
新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが激減し、苦境に立たされている観光業を救済するべく始まった「GoToトラベル」キャンペーン。今後も、飲食業やイベントを支援するキャンペーンが実施される予定だ。県内でも、各市町村独自の商品券を発行し、地域の経済活性化を図っている▼しかし、先日県内で初めてクラスター(感染集団)が発生してしまった。これを受けて県は1日施行の「クラスター対策条例」を初適用した。幸い、市中感染の可能性は低く感染者が爆発的に増えることはないだろう▼これから感染者が全国的に減少していき、更に様々なキャンペーンで、県を跨ぐ人も増えていくだろう。その時こそ気を緩めずに、3密を避けたりマスクを着用したりを気を付けて生活しなければならない。(雛)
2020年9月17日
一月ばかりの静寂を破り降って湧いた、県西部での感染症クラスター発生の報。感染された方の殆どは仕事の為に県外から訪れていた建設業従事者という事で、コロナ問題が一気に身近な物になった心持ちがした。一日も早い回復をお祈りします▼こうした中ではあるが、安全大会や研修会など。年度当初は開催が危ぶまれがちだったイベント類も、十分に対策した上での実施が増えている。先日も某所へ取材に赴いたが、例年より大きな会場を貸し切り、席の間隔を広く取るよう呼び掛けるなど、予防に力を注いでいる事が窺えた。最初は異様に思えた入場前の機械検温にもすっかり慣れてしまった▼なかなか息を抜けない状況下ではあるが、これからの時期はインフルエンザの流行も怖い。引き続き徹底した対策を心掛けてほしい。(梟)
2020年9月15日
過酷だった暑さも若干和らぎ秋の匂いを感じさせる朝夕となってきた。が、新型コロナウイルス感染だけは未だ収束が見えない。一日も早いワクチン開発が待たれる▼県板金工業組合は、業界の主要資材である屋根材の銅板が新型コロナウイルス菌とともにインフルエンザ菌やO157菌などの細菌類の働きを抑える性質に着目し、銅板製の「ペン置き」を製作し、近く県や市などの各行政機関に寄贈する▼単に目新しい商品を造り出すのではなく、素材が持つ含有成分が細菌類の働きを抑制し、微生物や寄生虫に対し抗菌作用があるところに着目した着眼点、アイディアに今回の「ペン置き」製作の意味合いが大きい▼発想の転換や柔軟な考え方で、一つの素材が社会貢献につながるいい例でもありその効果が期待される(雀)。
2020年9月14日
「ブランド」の語源は、家畜の識別のため押した「焼印」に由来する。他者との差別化の象徴が転じて「名前と付加された価値」を意味するようになった▼不祥事を起こしたブランドは、多かれ少なかれイメージを損なう。不正送金の問題が取り沙汰されているドコモは、7月に竹中工務店と建築現場のDX推進で合意し、建設業界向けの製品を相次いで投入してきた矢先だった。今回生まれた不信感が、こうした他のサービスに波及する可能性は否めない▼同様に連日紙面を賑わせているCCUS。運営元の財政悪化で二転三転する情勢で、利用者離れの加速を憂う声も▼ともに普及促進を重視した結果、足元をすくわれたかたちだ。提供する価値を守るためにも、制度設計から見直す必要がある。(鵯)
2020年9月11日
三朝町は今年も、国土交通省倉吉河川国道事務所や県中部総合事務所との合同要望会を開いた。この要望会は、地域の代表や住民が直接、行政にインフラ整備の実現を訴えかける非常に珍しい会合で、毎年のように道路改良、除雪、急傾地対策など様々な要望が挙がる▼地域のインフラ課題を一番熟知しているのは、その土地の住民。整備を怠れば、生命に直結する可能性もあることから、時には行政の対応に、厳しい意見が飛び交うこともある▼行政も住民の声を真摯に受け止め、現地を調査し、対策を練る。限られた予算の中で、優先順位をつけて効果的に事業を進めていくのは、非常に神経を使うだろう。しかし、その声を無視して、取り返しのつかない事故が起きることだけは避けなければならない。(鴨)
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