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2021年7月12日
最近、SDGsについて色々な取り組みを耳にする機会が増えた。「持続可能な開発目標」を意味するSDGsは、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193カ国が30年までに達成するために掲げた目標▼17の大きな目標があり「貧困をなくす」「質の高い教育をみんなに」といった発展途上国に対する支援から、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「働きがいも経済成長も」など先進国における問題提起、「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」の世界が考えなければならない事項にまで至っている▼建設業界では、全建協がSDGs推進委員会を設置し、6日に初会合が開かれた。地域建設業SDGsの取り組み経営指針の検討を続けていく。建設業界も考えていかなければならない問題だ。(雛)
2021年7月8日
7日まで実施された全国安全週間の活動を通して、改めて防災について考えられた方も多いだろう。健康や安全は、それが失われて初めて意識されるということがしばしばある。だからこそ日々の意識づけが大事だ▼労働基準監督署の発表によれば、今年も墜落・転落災害は建設業がトップ。特に梯子や脚立などからの転落は、急遽仕事が増えて忙しなくなった時の発生が最も多かったと言う▼焦りとは即ち未来への不安。業務を遂行できないかもしれないという恐れや、それによって生じる不利益―それらに心が囚われ、安全を希求する現実的な感覚が置き去りにされる▼仕事に追われ気が急いている時こそ、踏みしめる一段一段を大切に。そうした意識を着実に積み重ねる事が、ゼロ災達成の未来に繋がるのだと忘れずにいたい。(梟)
2021年7月7日
この時期になると、来年度予算の編成に向けた動きも本格化する。財政当局に思いを伝えるが、何年も動き出さないプランも多く残る。それでも、道路の交通安全や災害を軽減させるための防災対策は最優先の課題だ▼歩道や交差点の安全施設に欠ける通学路の整備は、急がなくてはいけない。そして、市町村が掲げる観光や農林水産業、教育などを支援するために必要な道路なども地元からの期待は大きい▼何も大型事業ばかりではない。山間地域にとって道路や河川の維持修繕、除雪などは防災そのものにつながる。行政は、この地に暮らす人たちの気持ちに、いつも寄り添う▼今年も梅雨末期の災害が発生した。極めて甚大な被害で、自然の恐ろしさを痛感する。国民を守る対策に時間の余裕はない。(鷺)
2021年7月6日
近年頻発している自然災害。毎年この時期になると豪雨による災害が全国各地で発生している。今月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が起こり、各メディアが取り上げている映像を見て、私は唖然とした▼豪雨災害になるとよく耳にする「線状降水帯」。最近では、ニュースでも「線状降水帯が発生しているので警戒してください」と報道されるし、豪雨災害は線状降水帯の原因が多い。しかし、熱海市の土石流を起こした豪雨は、線状降水帯の基準には達しておらず、「隠れ」線状降水帯と言われている▼その基準とは、対象面積の降水量が150㍉以上など全部で4つあり、それをすべて満たしてないといけない。熱海市で発生した豪雨は、そのうち3つを満たしていた▼自然災害の恐ろしさを改めて感じた出来事だった(鴎)
2021年7月5日
月をまたいで、北米大陸西部を記録的熱波が襲った。カナダBC州・リットンでは同国観測史上最高気温を3度更新し、6月29日には49・6度を記録。1日に発生した山火事で村の大部分が焼失したという▼発達した高気圧の停滞が熱い空気を押し留めたとみられ、ここにも地球温暖化に伴う気候変動リスクが潜んでいると専門家は指摘する▼先のG7サミットでは首脳声明への明記が見送られたが、石炭火力発電の全廃はもはや既定路線。英国では再エネ発電量が化石燃料を上回るなど、エネルギー政策の転換は加速する一方だ▼代替となる財源や法案整備など、具体的な議論を次のステップに進めている国も。立ち遅れは否めない国内情勢、活発な民間の動きをサポートするのが近道か。(鵯)
2021年7月2日
作物に害を与える虫を食べてくれる益鳥ツバメ。春から始まった子育ても終盤に入ったのか、先日、スーパーの軒下で大きくなったヒナ4羽が、同じ巣の中でキュウキュウになって親鳥からのご飯を待っていた。見た目は親鳥とさほど変わりないだけにとても微笑ましかった▼今年は建設業への入職者が例年より多く、各社が大切に大切に彼らを育成している。「入職して5年目の若手技術者が工事成績で高得点を取った」というのは、ある建設会社の社長。成績は技術者へ責任がのしかかり重荷になることもあるが、今回は本人の仕事のやりがいに繋がったようだ▼しかし、油断は禁物。5年目で仕事に慣れてきたと言えど、わからないことは多く悩みは尽きない。立派に見えても半人前。細かいフォローは欠かせない。(鴨)
2021年7月1日
先日、鳥取市と鳥取県土整備事務所の意見交換会があった。それぞれが所管する鳥取市内の事業を円滑に進めるために、問題点を掘り起こし、解決策を探った▼県管理河川の堤防道路が市道となっているなど、県が管理する施設と市が管理する施設が近接している場所は多い。効率よく管理するためには、情報を共有して調整を図ることが重要だろう▼市の工事を施工する業者が効率の良い施工方法を提案しても「そこは県が管理している施設だから」と融通の利かない返事が返ってくることもあったそうだ▼「県も市も目指すところは同じ。市民生活の向上につながる意見交換にしたい」。鳥取市の岡和弘都市整備部長が冒頭あいさつで述べた言葉だ。事業を効率よく円滑に進めるためには連携が重要だろう。(鷹)
2021年6月30日
梅雨入りしてからまとまった雨はなく、例年に比べて暑さもさほどでもなく過ごしやすい。6月も終わり▼きのう終了した6月県議会の一般質問の中では、山陰近畿道鳥取―覚寺(南北線)のスケジュールを巡る質疑があった。いつ用地買収にかかるのか―地権者は気をもんでいるという▼都市計画決定手続きの一つ、公聴会が開かれて8カ月。音沙汰なしでは地権者に限らず気になる。公聴会ではゼロベースでルートの再検討を求める声も上がり、県は重い課題を担っている。果たして事業者の国交省に呑み込んでもらえる計画となるか▼平井知事は2022年の事業化を目指していると時期に言及。ただ、調整によってはもう少し時間も…と、予防線も張った。まずは公聴会の意見に対する県の見解がいつ出てくるのか。注目である。(鷲)
2021年6月28日
菅首相が、2050年までに温室効果ガス排出ゼロを目指す政府目標を打ち出してから2カ月。SDGs、カーボンニュートラルといった言葉もすっかり耳に馴染むようになった▼町面積の9割を森林が占める日南町では、植生保全の推進を目的にJ‐クレジットの購買が盛んだ。これは事業を行う上でどうしても排出されるCO2を、同等量のCO2削減活動に投資して相殺するという考えに基づくもので、購入業者は「森を守る優良企業」として県から表彰される▼協賛する建設業者も数多く、三伸工業が県下で初めて優良企業に認定されてから10年が経つ。環境保全に立脚した「持続可能な開発」が全世界的な潮流となった現在、国土開発の推進主体たる建設業がこうした活動に貢献する事は、殊に大きな意義があると感じる。(梟)
2021年6月24日
官民問わず若い世代に土木や建築などの魅力を伝えるために、多くの人が知恵を絞る。以前とは違い、最近は現場見学会や作業の体験、出前事業なども小学生が対象になることさえ多くなった▼こうした催しに参加した子供達の中から「一人でもいいから、この業界に入ってくれれば」と願いを込めて、わかりやすい言葉で思いを伝える▼先日、鳥取市内で中学生の植栽体験があった。県道の改良に伴って移設した新しい植栽帯は、地元の中学生が長い時間をかけてレイアウト。テーマは「春夏秋冬を感じられる石畳の広場と遊歩道」▼自ら考えた広場に芝桜を植栽する姿。県や施工業者の技術者は中学生が大人になった時、この道路と今日の出来事を覚えていてほしい、という願いを込めて作業を見守る。(鷺)
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