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2021年6月9日
各自治体が災害対策の強化に乗り出す梅雨時期。クラウドカメラを実証実験中の千葉市では、河川監視に加え道路の緊急点検や住民説明会、避難所管理にも活用する道を探っている▼中には官公庁特有のハードルもあるとか。発災時を想定して携帯電話との代替を検討した際には、優先回線への切り替えがネックに。また通信回線が民間と分離しているため、庁舎側からの音声が遮断されるケースもあったようだ。初めて気づく課題の数々に、環境の変化を感じたという▼建設工事の受注形態も年々変わる。価格に見合わない工種の広さや、JV構成比の主流から見て厳しい加点要件など「実情に即していない」と嘆く声が増えた。フィードバックを得た部分はやはり見直していかなければ。(鵯)
2021年6月8日
先月中部建協青年部が倉吉市内で実施した幼稚園児を対象にした魅力発信事業。幼稚園内の砂場を作り変えるというものだったが、ダンプカーなど大型機械を前に子どもたちは大はしゃぎ。純真な笑顔で物事に取り組む園児たちを見ていると、主催者としてもやりがいを感じるだろうし、取材する側としても楽しい▼子どもの多くはモノづくりが好きだ。しかし、成長するにつれてモノづくりへの興味を失う。建築家の伊東豊雄氏は以前、その理由について「夢を失うからではないか」と指摘していた▼固定観念に縛られることでモノづくりへの自由な発想が消え、興味を失っていくというものだ。なるほど、面白い意見だと思ったが、この凝り固まった価値観を持つ日本を柔軟にしていくためには、まず何をすべきだろうか。(鴨)
2021年6月7日
県内の高規格道路の早期整備を要望する道路期成会3団体は、このほどリモートで総会を開き要望内容をまとめた▼山陰道は、1年でも早い全線開通を求めることに加え、暫定2車線の早期解消やワイヤーロープの早期設置などを要望する▼山陰近畿自動車道は、全線の早期整備と鳥取~覚寺間の早期事業化などを要望。姫路鳥取線は志戸坂峠道路に別線バイパスルートの整備、付加車線の早期供用に加え、国道53号黒尾峠をバイパス化することで美作岡山道路を延伸させ鳥取道に接続することを検討するよう要望する▼未開通区間の整備促進に加え、道路構造の強化による災害に強い道路の構築、安全対策など、今後整備が必要なことは山ほどある。国土強靭化と地域の発展を図るためには、道路整備に終わりはないだろう。(鷹)
2021年6月4日
日常、スマホを手にする機会が多くなった。待ち時間や調べもの、自ずと利用してしまう。記憶力や学習能力の低下といった脳機能の後退、情報に接していないと不安になるなど、便利さゆえの弊害も▼ICT(情報通信技術)は日進月歩―。県は維持管理システムの一つ、道路パトにタブレット端末を活用した新たな取り組みをはじめる。試行段階だが、現業職員やパト業者が巡回する際に端末を携行。道路上に損傷や不具合を見つければ、その場で記録できる▼わざわざ事務所に帰って書類づくりせずとも、端末から位置情報と損傷度合いをデータで送信。巡回能率も上がる。来年度から本格導入するという▼合理化とか効率化といったものに、いささか抵抗感を抱く。だが、柔軟さも大切。デジタル社会に上手く付き合っていかなくては。(鷲)
2021年6月3日
今年は、例年より一足早く梅雨の季節がやってきた。これからくる暑い夏は台風の季節でもある。台風などの自然災害との戦いは、ほとんど「水」との戦いと言える▼河川整備などハード面での備えを固める一方、ソフト面の充実も欠かせない。例えば、5月20日には「避難指示」と「避難勧告」が「避難指示」に一本化された。局所的な大雨を降らせる線状降水帯に関する情報発信も、より一層活発になる。有事の際には周りに流されない判断力や行動力が求められる▼復旧に防災と、災害に関して建設業の担う役割は大きい。だが、技術者の不足、いわゆる担い手問題が将来に一抹の不安を残す。ハード対応に加え、将来の技術者を確保するというソフト面での、国のさらなる支援が進むことが期待される。(雛)
2021年6月2日
伯備新幹線・山陰新幹線の整備促進を求めて。先日松江市で開催された推進会議では、「恩恵を享受する地域住民の熱意を醸成する事」が議論のポイントの一つとなっていた。その点に関して、ライバルである四国新幹線の熱の入れようは一入であるとか▼他地域の報告事例で印象に残ったのは、「それ専用の予算を組んで、地元の子ども達に実際に新幹線に乗ってもらう」という取り組みを行っているケース。なるほど、「新幹線は良いものだ」と、幼い頃から身をもって実感出来れば、将来的な支持も確固たるものになるだろう▼方法は様々だろうが、いずれにせよ。行政側の働きかけだけでは、実現を目指す上で不十分。群雄割拠の新幹線争奪戦を勝ち抜く為には、地域住民と一体的に機運を高め、協働を図っていかなければ。(梟)
2021年6月1日
春らしい天候を感じる間もないほど、今年は早く梅雨に入った。長く続くのか。それとも、早い梅雨入りだから開けるのも早いのか。蒸し暑さを感じる日も多くなり、体調の管理には気を付けなくてはいけない▼近ごろは、穏やかな天候が続く季節が短くなった、と感じる人も多いのではないか。仕事で出会う人達とのあいさつも、同じような話から始まる。そして、今年も猛暑の夏になるのかと▼大きな被害につながる豪雨が発生しなければと思う。この時期は、規模の大きい災害が毎年のように全国各地で発生する。最近は、県内でも局地的な豪雨による被害が発生しており、他人ごとではない▼防災と減災にはハード面の対策が欠かせないが、まずは自らが暮らす地域の環境を今一度、見つめたい。(鷺)
2021年5月31日
八頭町発注の「目玉」工事が6月に開札される。1件は郡家西小改修、もう1件は旧安部小改修。いずれも分離発注で旧安部小の電気設備以外はJV工事だ▼郡家西小の電気設備は鳥取市内A級2社JVだが、予備指名されたある業者では「2カ年で1億円の2社JVじゃ儲からない」と話す。たしかに国や県の工事では単独でも請け負える金額だ▼建築や機械設備は町内業者を含むJVで、町内業者に受注の機会や経験を積ませたい町の思惑が感じ取られる。電気は指名したのがA級業者ということもあり、前述のような億物工事を単独で受注できる業者だと、ためらうだろうと感じた▼様々な意見交換会で議題に挙がる分離発注や利益の問題。最善策が出れば、業界の未来は明るいものになるだろう。(隼)
2021年5月27日
書籍の売れ行きは世相を反映する。ビジネス関連の棚にはここ数年、骨太で難解な書き味のものが増えた▼主要な作品群で通奏低音のように流れるテーマは「具体と抽象の往復」だ。個別の事象から抽象・普遍的な法則を立て、それを具体化する実証プロセスは極めて基本的な自然科学の方法論。社会科学的な企業経営の世界に持ち込まれだしたのは、改善や現場主義に代表される具象化一本槍の経営が、今や成功方程式と呼べないからだろう▼しかし抽象化する能力を持ち続けて経営の椅子に座るのは、まさに過去の成功体験からくる経路依存性ゆえに困難を伴う▼総会シーズンに入り、中には驚くほど若いリーダーも生まれた。刷り込みの薄い世代に、経営の一般法則から疑う役目を託す―そんな覚悟が見て取れる。(鵯)
2021年5月26日
30歳を超えたあたりからか、あまり洋服を買わなくなった。オシャレをしたところで…とネガティブな思考がつきまとう▼一方、若者はファッションに敏感だ。以前のニュースで、ある若者が農業のイメージを向上させようと、スーツ姿で農業に従事していたことを思い出す。何もそこまでしなくても、と当時は思ったものだ。しかし、最近新しいスタイルのワークウェアが流行っているところを見ると、仕事着は若い人が仕事を選ぶ軸のひとつになっているのだと再考させられる▼中部地区の建設会社でも、昨年あたりから作業着を一新する会社が増えてきた。どこの会社もオシャレと機能性を兼ね備えた仕事着だ。「ここの会社は作業着のセンスが良いから」と、若者が入職するきっかけのひとつになればと思う。(鴨)
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