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2022年4月8日
目下、境港でマイワシの記録的な豊漁が続いている。3月の水揚げ量だけでも、昨年半年分に相当する1・7万トンを記録。イワシ漁獲量日本一で鳴らしたかつての勢いが思い起こされる嬉しい流れだ▼境港では水揚げ後の管理販売体制も万全。新規開店を間近に控えた水産物直売センターや、着実に建設が進む高度衛生管理型市場など。これら境港のブランド化を支える施設整備にあたって、建設業界が果たした役割も大きい▼今後さらに求められるのが、新鮮な海産物を迅速に輸送する物量の強化だ。熱望されている米子―境港間高規格道路や圏域8の字ルートなど、境港周辺の道路整備をめぐる動きは今後ますます熱の入ったものになるだろう。イワシ漁の勢いに追随し、港の発展にとって実り多き年になることを期待する。(梟)
2022年4月7日
生活に必要な商品やサービスの値上げが止まらない。原油価格の上昇に伴う物流費や原材料費の高騰を背景に、食品系にとどまらず、日用品、家電製品、クリーニング代など、あれもこれもという印象だ▼ワンコインで買えた駄菓子「うまい棒」も発売以来、初の値上げ。販売開始は1979年と著者が生まれる前のこと。影響の幅広さと深刻さを実感する▼建設業も例外ではなく、原材料や建設資材の値上がりが経営を直撃。今契約を結んでも、先々の工事価格に転嫁できず、利益率の低下を懸念する声を多く聞く。事業者は発注者への協力要請に加え、資材の歩留まり率の改善など、経営努力に知恵を絞っていることだろう▼桜は各地で満開を迎えつつあるが、家計や経営への影響を考えると、すっきりしない。(鴛)
2022年4月6日
春がくればスポーツファン達も活気づく。プロ野球はペナント開幕、サッカーはW杯の組分けが決まった。贔屓次第で悲喜交交だろうが、まずは熱戦を期待したい▼アスリートの訓練法は様々で、中には「手触りでやすりを粗い順に並べる」という研修もある。両端くらいは分かっても、その間が難しい。20個あれば7〜8個は間違えてしまう▼ところが、そのうち一つだけに「これが真ん中の粗さですよ」と印を付けてやると、途端に正答率が9割まで跳ね上がる。基準が分かれば人は格段に情報を整理しやすくなるようだ▼新しい世界に飛び込む時は、まさに「右も左も分からない」状態。新人の手を引いて中道を示し、判断の軸を養わせるのも指導者の役目―スポーツに限らず、企業の人材育成にも当てはまる。(鵯)
2022年4月4日
全国各地で桜の開花、満開の便りが送られてくるなか、鳥取でも日に日に桜が見ごろを迎えている。休日には花見に出かけた人もいるのではないだろうか▼桜の季節は別れの季節、出会いの季節と重なる。新年度を迎え、県や市町村などの顔ぶれも変わった。新入社員を迎えた業者もあるだろう▼異動などもあり、この時期には引き継ぎが必ず起こる。引き継ぐこと全てが後任者に伝えられればよいが、現実はなかなか上手くいかない。少し前までは「報告・連絡・相談」と言われていたが、「確認・連絡・報告」で対応していきたいものだ▼業界と発注者との「ワンデーレスポンス」も指示や回答の遅れが現場の負担の増加となり、働き方改革の障害となってしまう。新年度を迎えた今だからこそ、再度徹底をしてもらいたい。(隼)
2022年4月1日
新年度が始まった。各社入社式が開かれ、新しい出会いが始まる季節でもある。今年はどんな新入社員が入るのか。取材をしていても初心が蘇ってくる▼さて、年に1回、嘘をついてもいい日と言われる「エイプリルフール」。嘘といってもjoke(冗談)やトリック(いたずら)という単語で表現される。マイナスイメージを伴わない、みんなで楽しむ冗談が適切なようだ▼技術開発が進んだ2030年、人工知能や機械の台頭によって50%の仕事がなくなると訴えた論文発表もあった。冗談だと思うような内容だったことを今でも覚えている▼建設業でも機械化の研究は進んでいる。ICTの導入により、雇用の受け皿が狭まるのか、はたまた人材不足を補う方向に進むのか。未来のことは誰も分からない。(鴎)
2022年3月31日
しだれ桜がほころびて~南の庭に夢を見る~春はうれしい新学期~膨らむ希望を抱きしめて♪小学校時代の校歌とは不思議なもので…毎朝、先生のピアノに合わせて歌っていたのは40年以上も前。いまでも歌詞はよどむことなく口に出る▼別れと出会いの季節。年度替わりを迎えた。役所の人事異動の発表もあった。昔、若かった記者のころは、やっと仲良くなれた取材相手が代われば不安でいられなかった▼ところが場数を踏むと違ってくる。どんな人なのか―新しい出会いも楽しみになってきた。それに、馴染みの面々との再会もある▼責任あるポストに就けば、以前に知っていた人も顔つきが変わる。まさに「地位は人をつくる」。県の4月人事では予想外だったポストも。コツコツと人脈を広げようと、また役所に足を運ぶ。(鷲)
2022年3月30日
この時期は、多くの市町村で来年度の予算関連の議案を決める議会が行われている。最近開催された議会では、議案書などの紙の資料が片手では持ちきれない量を渡された。この中から必要なカ所を探すだけでも一苦労だ▼これらの問題を解決するのが、ペーパーレス化。全ての資料を紙で提供するより、これらの資料をデータにすれば、資料の印刷、配布、製本などの作業は必要がなくなり職員の手間も紙代も少なくなるのではと思う▼ペーパーレス化など、デジタル化を推進することで、セキュリティの強化や、知識の乏しい職員への指導が必要となるなど課題もある。建設業界でも書類簡素化が緊急の課題だが、発注者側と受注者側にはまだまだギャップがある。働き方改革を進める上で、業務の効率化は必要不可欠だ。(雛)
2022年3月29日
先日、とある工事の安全祈願祭を取材する機会があった。心地よく晴れ渡る春らしい日和だったが、神事の途中から俄に強めの風が吹き始め、会場の天幕をはたはたと鳴らした▼地鎮の儀で風が吹くのは吉兆―と、何処かで聞いた話が思い起こされた。日本の風神は名をシナツヒコと言い、元寇の際に神風を吹いた神であるとも伝わる。この神に由来する「科戸の風」という言葉は、特に罪や穢れを吹き祓う風を指す。祈願祭に福を呼び込む風とは、この風の事なのかもしれない。昨今の世情に纏いつく諸々の憂愁も春風が吹き散らして欲しいものだ▼この工事が無事完了する事はまた、地域がさらなる発展を迎えるための嚆矢にも成り得る。追い風に乗って、明るい未来に繋がる事を期待しながら。風すさぶ儀式の模様を見届けた。(梟)
2022年3月28日
彼岸が過ぎたこの頃になるとタイヤを交換する人も多くなる。県東部の山間部は久しぶりの豪雪だったこともあり、その地で長く暮らす知人は「ようやく迎えた春。今年は水不足の心配もない」という元気な声が電話の向こうで響く▼雪の季節が過ぎると、次は雨を心配する。今年の気象を予想する知識は少しもないが、自然災害は相次いでいる。昨年は、県中部地区で豪雨による大きな被害が発生しており、気が抜けない▼危険な場所は身近なところにもある。道路を見ても、通学路でありながら未整備な安全施設。道路脇を流れる側溝も危ない▼自治体は多くの道路を管理する。すべてに対応するには財政的な制約もあるが、小さな問題を見逃していたため、大きな災害や事故につながったことも多い。(鷺)
2022年3月25日
暑さ寒さも彼岸まで―と言うには上着の手放せない日が続いたが、3月最終週には寒の戻りも落ち着く予報。各地で開花ラッシュを迎え、新生活の門出に色を添えてくれそうだ▼新規学卒者の建設業入職状況は09年に底を打って以降、毎年4万人前後で推移。3年間離職率は改善傾向でも、母集団の縮小ペースが上回り総就業者数は右肩下がりを続ける。4割超の高卒離職率は特にテコ入れが必要だ▼待遇改善が有効な手段なだけに、先の厚労省調査の結果は悲報と言える。労務単価の上昇が必ずしも賃金に反映されないのなら、次の一手を講じなければ▼冒頭の慣用句は「過酷な状況を時間が解決する」文脈でも引かれるが、あくまで自然の節理に限った話。人の営みを支えるには、やはり人が知恵を絞るしかない。(鵯)
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