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2022年7月15日
梅雨が明けたというのに、空模様はすぐれない。大気の状況が不安定になり、梅雨の時期がぶり返したよう▼先日は久しぶりに長靴を履いて現場に。県が土木遺産・若桜橋(若桜町浅井)の3D画像を制作する取材だ。歴史的に価値がある遺構のアーチ橋は昭和9年に竣工し、その姿形をHP(ホームページ)に公開。若い世代に関心を持ってもらう狙い▼今月23日には倉吉市駄経寺町に建設中の県立美術館を舞台に「土木ツアー」(県・土木学会主催)と、倉吉未来中心では「どぼくカフェ」も開かれる。夏休みに入る親子連れをターゲットにして土木の魅力を伝える▼以前に比べたら、こうした建設業の魅力をPRする取り組みは増えている。それぞれ地道な活動が積み重なって、担い不足の解消につながれば、将来の視界が開けてくる。(鷲)
2022年7月14日
電気自動車(EV車)は、航続距離の向上や価格の低下により、目覚ましい普及を遂げて、また脱炭酸社会に向けて更に注目を集めている▼日本で自動車が使われ始めたのは明治時代のこと。それから一世紀の歳月が経過し、車の性能は飛躍的に向上したが、運転者の判断次第で簡単に事故が起きる状況は変わっていない。そんな中、世界中が自動運転の実現に向けて開発を進めている。AIが走行を支援する「レベル2」の技術はすでに市販車に導入されており、さらに高速道路など特定の道路で自動運転を行う「レベル3」機能を搭載した車が出てきている▼建設業界でも、AI技術を使った重機の遠隔操作や自動運転の開発が進められている。自動化の技術が一般化されれば、工事現場でも人身事故の発生は減っていくだろう。(雛)
2022年7月13日
予想もしなかった事件が発生し、多くの国民の間に驚きとともに動揺が広がった。理由はともあれ、この事態を断じて許すことは出来ない。安倍晋三元首相の冥福を祈る▼事件の翌日9日には、日本技術士会県支部が主催する定時大会が倉吉市であった。伊藤徹支部長と来賓に向かえた県危機管理局の水中進一局長はあいさつの冒頭、哀悼の意を込めた言葉とともにこの蛮行を非難した▼同協会は、十数年前から一般の県民を対象にした防災教育に力を入れる。生徒や学生、自治会などのほか、障がいを持つ人たちで組織する団体にも活動が広がる。危機管理への意識は高く、今回の事態にも敏感に反応した▼この事件の検証はあらゆる分野で進むが、政治家と国民の触れ合える場が減ることは避けたい。(鷺)
2022年7月11日
子どもたちの夏休みが近づき、旅行計画を思案する人が少なくない時期を迎えた。新型コロナの感染拡大を踏まえ、政府が今月前半を予定していた全国旅行支援の開始を延期する調整に入るなど、状況が刻々と変わる中、行き先は悩ましいところ▼帰省客の動き、3密を避けながら近場に出かける「マイクロツーリズム」が引き続き定番化するのかなど、今夏の動きは読めない。ただ、不特定多数が利用する公共交通機関を避け、マイカーを選ぶ人は増えたそうだ▼車移動といえば、県内の高速道路でワイヤロープの設置カ所が目立つようになった。安全性は増したが、あくまで暫定2車線区間での衝突事故の緊急対策。そもそも対面通行の高速道路自体、世界的に珍しい。安心感を高めるため、あるべき姿の4車線化を粘り強く求めたい(鴛)
2022年7月8日
金融庁と東証は2015年から、上場企業を対象に「コーポレートガバナンス・コード」という行動原則を敷いている▽昨年6月に2度目の改訂があったが、企業価値を高めるものとして無形資産、特に人的資本を大きくクローズアップした内容だった▽改訂のベースになった「人材版伊藤レポート」の中で、重要な指標に挙がるのが「エンゲージメント」。端的には「仕事への熱意」と捉えられるが、国際調査の結果、日本は世界平均の4分の1に留まっている▽海外基準だからと思いきや、パーソルの類似調査でも平均以下の95位。一方で「誰かの役に立つことへの使命感」は世界2位の高さだという▽社会的意義の高さが熱意に直結しないのなら、業界は働きがい以上の魅力を見出していく必要があるのかもしれない。(鵯)
2022年7月7日
先週末から今週にかけ、KDDIの通信障害でauの電話がつながりにくい状況が続いた。この出来事で感じたのはIT社会の「脆弱性」だ▼ネット環境がなければ生活するのも不便なくらい、今はネットが普及している。白物家電ですらネットにつながる時代。便利な世の中に慣れてしまい、以前のアナログな生活にはもう戻れない▼問題は今回のような大規模な通信障害が起きた時だ。100%完璧なものは世の中にはない。常にバックアップを考えなければならない。このことは他の場面でも同様だ▼業界でも働き方改革でICT、システムの導入などを進めている。当然こうした変化は必要だ。ただ、いざという時のためにも、従来のやり方もバックアップとして次世代にしっかりと伝えるのがよいだろう。(隼)
2022年7月6日
「ダブル高気圧」の影響で最速を更新した今年の梅雨明け。2018年の気候と似ていると一部の専門家は言う。その年は、梅雨明けの猛暑、西日本豪雨が発生した年。今年も同じような状況になるのか▼防災、減災のため国土強靭化に向けた投資は続く。西部管内でも県、市町村の建設事業費の総額は増大傾向にあるが、技術者は積算に苦労しているとの声▼というのも工事件数の増加に伴い、現場事務所や資材置き場などを構えるための土地の借地料が上がっていることが一つの要因。とある業者に聞くと「昔と比べて2~4倍」だと話す▼役務費で計上している借地料。長い工期の現場だと、業者の負担が大きくなるばかりだ。現場環境の一つ一つで、それに応じた迅速な設計変更の対応を求めたい。(鴎)
2022年7月5日
酷暑。冷えた果物を口にすれば心も休まる。夏の風物詩はスイカに限らない。メロンも県中部産のクレオパトラ、プリンスメロンなどは糖度が高く、しかもお手頃なところが魅力▼熱を帯びた参院選は10日の投開票が迫った。かつて、衆参で与野党が逆転していたねじれ国会では、参院不要論も。今は下火になったが、衆院を補完するものと下に見る向きは根強い▼選挙区と比例代表に、特定枠と制度が複雑すぎることもよくない。ましてや、鳥取・島根の合区選は3度目。関心が薄まるのも仕方がない。それでも有権者として責務は果たすべき。期日前投票を利用して勤め帰りに一票を投じた▼ネット投票でもできれば、投票率も上がるだろうに。従来の選挙運動を見るにつけ、世の効率化の流れにあって政治の分野だけは昔のまま。(鷲)
2022年7月4日
野菜やお肉、油関係などさまざまな食料品が値上がりしている。また、世界情勢の影響により小麦不足も予想され、パンや麺類も今後本格的に値上げすると言われている▼2021年度に供給不足で木材の価格が高騰した「ウッドショック」。木材以外にもあらゆる資材が高騰している。国内では輸入木材の代替需要として国産木材の需要が増加したが、安定供給することができず、多くの建設事業者は国産木材ではなく値段が高騰した輸入木材を使用しているのが現状だ▼日本は国土の約7割を森林が占めているが、整備が行き届いていないという林業の衰退傾向が続いている。国産木材の普及は、時間を要するかもしれないが、現在の輸入木材の高騰を国産木材シフトへのチャンスとして前向きに考えていきたい。(雛)
2022年7月1日
茹るような熱気に苛まされる日々。実感も無いまま史上最短の梅雨が明けてしまった。もはや異常気象が常態になったような気さえしてくる▼地震に台風、津波…自然災害の脅威が著しい日本では、国土強靭化を担う建設業が果たす役割もまた大きい▼東日本大震災では、3月17日に大規模崩落した自動車道が、23日には完全復旧を果たし世界を驚かせた。これ程の大工事の期間が、たった六日だったなんて―日本建設業の底力に感嘆するばかりだ▼しかし、有事の際にだけ注目されるというのも寂しい。「表に見えない努力だ」とある技士の方は語った。安全で快適な生活を守る為、日々どれだけの貢献を果たしているか―より多くの人に伝えていく事が、この業界に寄り添う者達の使命と考える。建設業の未来に、光あれかし。(梟)
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