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2024年8月23日
熱戦が続く全国高校野球選手権大会は、いよいよ決勝。両校ともに初優勝を懸け、雌雄を決する▼大会を振り返ると、隣県島根の大社高校の快進撃が目覚ましかった一方、猛暑対策として、気温が上がる時間帯を避けて午前と夕方に分けて試合を行う2部制の初導入が印象的だった。日本高野連はさらに踏み込み、7イニング制への短縮を検討するためのワーキンググループを設置。「8、9回の攻防こそ醍醐味」との反対の意見もあり、議論は曲折を経るだろう▼業界でも発注機関と団体との意見交換会で、暑さ対策を巡る要望は少なくない。現場管理費の補正対応が実施されているが、足りないとか。さらには、工事書類の削減を求める声も根強いが、こちらは簡素化されればされるほど、喜ばれそうだ。(鴛)
2024年8月22日
悲喜交交のドラマが尽きなかったパリ五輪。海外開催の大会では金を含むメダルの獲得総数が過去最多と、日本選手団も大いに躍動した▼自国の期待を一身に背負う重圧は計り知れない。しかし押し潰されそうな心境を吐露すれば、試合直前になって降ろされかねないと思い悩み、心身に不調をきたしてしまう選手も多いそうだ▼あるチームは、日本のベンチャー企業が開発したロボットを帯同させた。一切言葉を話さない代わりに、頷いたり手を振ったりしてくれる。棄権を考えていた選手がこのロボットに語り掛けているうちに復調し、見事入賞を果たしたという▼人間は思考や感情について、言葉にすることで初めて整理できる。なにかと沈みがちな連休明けには、普段より話し、聴くことを意識してみてほしい。(鵯)
2024年8月21日
お盆に父方、母方のお墓参りに行ってきた。恥ずかしながら、まともにお墓参りしたのは久々だったので、御先祖様に申し訳ないという気持ちと久しぶりという気持ちで手を合わせた▼お墓参り後には、空き家となっている母方の実家を訪ねてみた。祖父母の亡き後、数年が経っているが、荷物が多かったこともありまだまだ家は片付いていない▼空き家問題は現代社会の喫緊の課題だ。県内でも空き家数が昨年度に4万戸を超えており、各自治体は対応に追われている。ある会社の社長は「隣家が空き家で自分の家に倒れかかっていて危ない」と話す▼祖父母宅は過疎が進む集落にあるが、ある社長の話は比較的街中でのこと。行政による空き家の利活用事業もあるが、抜本的な解決方法はまだまだ見つからない。(隼)
2024年8月13日
夏の香りと言えば何を浮かべるだろうか。蚊取り線香や夕立など夏独特の香りは数多くある。夏の風物詩である花火。風が運ぶ火薬の匂いは夏を感じさせる一つだろう▼ほかの花火とは違った魅力を持つ線香花火。火をつけてから玉が落ちるまで4段階の燃え方があり、蕾・牡丹・松葉・散り菊とそれぞれに名前を持つ。どの段階も味わい深いもので繊細さや儚さが際立つ中、視覚と嗅覚で風情を感じる▼人間の五感の中で唯一、嗅覚だけが脳に直接信号を送り、記憶をつかさどる海馬に届く。「プルースト効果」と呼ばれるその効果は、匂いによって喜怒哀楽や好き嫌いの感情を呼び起こす▼リラックス効果もある線香花火。一夜、線香花火に火を灯し、香りを夏の思い出にすると共に日頃の疲れを癒すのはどうか(鴎)
2024年8月9日
熱戦が繰り広げられるパリ五輪の男子体操に、夜遅くまで見入ってしまった。大けがを乗り越えて金メダルを勝ち取った若い選手の素性を知れば、深い感動を覚えずにはいられない。リハビリから励み、日ごろ積み重ねてきた準備が功を奏す▼昨年の台風7号によって甚大な被害があった佐治川流域。鳥取大学名誉教授の松見吉晴氏がNHKローカル番組で事前防災の大切さを訴えていた。松見氏は違う視点から「川に流れ込む渓流を整備していなければ、被害はもっと大きくなっていたかもしれない」と、以前にやった砂防事業の効果にも光を当てる▼施設整備によって被害を免れた事例をもっとPRしてはどうか。そうすれば技術者のモチベーションアップになるし、公共事業に対する世間の理解もより深まるはず。(鷲)
2024年8月8日
誰もが知っている日本武道館。武道館にもかかわらず、多くの音楽ライブが開催されているのはなぜか▼日本武道館で最初に公演したのは、言わずと知れたザ・ビートルズ。日本武道館が会場として決まるまでは紆余曲折があった。来日前にビートルズ側から最低でも1万人収容できる会場、野外NGなどの条件が出され、日本武道館に決まったという▼当時は「ロック」=「不良」のイメージがあり、多くの反対意見もあったが、オリンピックを前にした武道の普及や世界的アーティストということで日本武道館に落ち着いたようだ。それ以降は数多くのアーティストたちがライブを開催し、音楽の聖地となった▼多くの施設や学校が老朽化し、再利用の方法を検討しているが、固定概念や常識に捉われない発想も必要なのかもしれない。(雛)
2024年8月7日
昨年度の車名別新車販売ランキングを見ると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が1位だった。確かに通勤の途中でもよく見かける車で、トップを走り続けている▼ランキング上位の車種を見ても普通車とともに軽自動車の名前がある。専門家は「経済性や室内空間の広さなどが人気の理由か。好調は当分続くのでは」と見る▼以前、講演会で聞いた話だが、1世帯が車の維持費に支出する金額は、大都市に比べて鳥取市の数字がかなり高かった。だから、納税者からは「県内の道路整備はまだまだ」という声がいつも出る▼若い頃、仕事で毎日のように顔を合わす同年代の知人の愛車は中古のセダン。「いつかはクラウンに」と、話していた。先日、取材先の駐車場で会った彼の車は、あの頃の夢とはだいぶん違っていたが。(鷺)
2024年8月6日
連日熱戦が続くパリ五輪は、順当な結果があれば、番狂わせも▼こうした中で市場関係者が注目しているのが、日本勢による金メダルの獲得数。過去の五輪のデータを踏まえ、10個以上ならば日経平均株価が上昇する傾向があるとの調査がまとまっている。選手の活躍が投資マインドを後押しするほか、関連スポーツ用品の売上増に伴う業績向上、スポンサー企業の株価上昇などが背景にあるとか▼株価に関係する話といえば、日銀の追加利上げが企業経営に影響を与えそうだ。業界も例外ではなく、借入金利が上がり、資金繰りが厳しくなる業者が増えないかが心配。住宅ローン金利上昇による着工需要の減退も懸念される。「金利のある世界」での対応は新たな課題。「金」を巡る動きに目が離せない。(鴛)
2024年8月5日
集中豪雨に緊張走った梅雨空から一転、強烈な日差しが肌を焼く。今年の夏も熱中症に最大限の警戒を▼逆に、天気の悪い日に決まって体調を崩す人もいる。外見に兆候が現れないため、ともすれば詐病のように扱われてきた症状だが、近年「気象病」として位置づけようとする動きがある▼気圧の変化や高い湿度が頭痛・関節痛やめまいを引き起こすメカニズムを、民間気象会社と愛知医科大の共同研究チームが解き明かした。月の引力で生じる大気潮汐など、膨大なデータをAIで解析したという▼夏が終わりに近づけば台風シーズン。豪雨災害に再び備える一方、様々な自然現象が及ぼす影響を考慮して体調に気を配る必要がある。人の体はインフラと違って、一度壊れてしまえばそうそう直せないのだから。(鵯)
2024年8月2日
鳥取県、島根県のことを指す「山陰」。「陰」という字には元々、北側という意味があり、中国山地の北側に位置する両県はそう呼ばれる。ただ字面もあってか、一般に浸透している山陰のイメージは、陰気などが思い浮かばれる▼山陰だけでなく、日本海側は太平洋側に比べ、全般的に産業が遅れて発展している。道路網、鉄道網を見ても、明確な差が生まれてしまった▼交通の便が悪ければ、企業誘致にも支障が出て、結果として先述の通り産業の遅れにつながっていく。ひいては太平洋側への人口流出にも結び付く▼県内の道路網はこの20年余りで、整備が大幅に進んだように感じる。問題は鉄道網。特に東部・中部は、いまだに非電化単線区間だ。最低限、複線化してもらわないと乗る人がそもそも居なくなる。(隼)
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