コラム

2025年1月17日
目覚めの一杯は何を飲むか?日によって違う人もいれば、決まっている人もいるだろう。私の朝はコーヒーから始まる▼香りやカフェインによりリラックス効果やストレス解消が期待できるコーヒー。ストレスを受けると、脳内で神経伝達物質が放出されるが、ある大学の研究ではコーヒーにより約60%軽減できたという。ただ、起床後のコーヒーはダメだとか▼土壌肥料として再利用されるコーヒー豆のかすがコンクリートの材料として活用できることがオーストラリアの研究で証明された。コンクリートの基本成分は水、砂利、砂、セメントの4つだが、砂の一部をコーヒーかすから作られたバイオ炭に置き換えることで強度が30%高くなったという▼思いがけない物から浮かび出るアイデア。この研究者はコーヒーを飲みながら思いついた。(鴎)
2025年1月16日
キャベツ、ハクサイといった野菜の価格が高騰している。都内にあるスーパーではキャベツ1個が1000円だとか。鳥取市内のスーパーでも1個500円と高値が続く▼天候不順による不作が原因。値がつり上がった分の利益を農家が懐に入れているわけでもなく、生産者の苦労は並大抵ではなかろう▼建設業界も資材価格高騰の真っただ中にいる。上昇率は30%を上回っているとも言われる。コスト上昇分を受注者側が抱え込めば、中でも下請けはしわ寄せを被りやすい。昨年12月、改正建設業法の価格転嫁協議ルールが施行。契約前に価格上昇のリスク情報を受発注者で共有し、発注者は変更協議に応じるものだ▼ただ、実効性を担保する子細は整っておらず、まずはこれまでの商慣習をあらためていかなくては。(鷲)
2025年1月14日
株式会社MIXIが新しいSNSサービス「mixi2」の提供を発表した。その名前を聞くと懐かしいと思う人も少なくないはずだ。mixi2は短文を共有するSNSで、似たサービスのX(旧ツイッター)は、誰にでも情報を公開しているのに対し、mixi2は招待制で身近な友人や知人と交流することに重点を置いている▼今のXやインスタグラムが一般的に広まる前までは、SNSの代表格として様々な人に使用されていた「mixi」。しかし、近年は多くのSNSが現れて、影を潜めていた。日本の企業として海外SNSの牙城を崩せるか▼最近では、各企業が自社の魅力をSNSで発信しているが、官庁も事故や災害情報などを積極的に発信している。SNSが「情報」といった方向からのアプローチにより、県民の安心・安全に寄与している。(雛)
2025年1月10日
長かった年末年始の休みも終わり、日常が戻った。正月の過ごし方は人それぞれ。のんびりできた人もいれば、仕事だった人も少なくないが、誰もが新しい一年を歩く▼今年はどんな一年になるのか、日本の先行きはなかなか見通せない。世界情勢や少数与党になった国内の政局は。メディアに登場する評論家からは様々な意見を聞くが、占いのような予測はあまり当たらない▼業界団体の新年祝賀会も始まった。トップや来賓の言葉から聞く今年のキーワードは何か。課題は山積みだが、記者は明日に向けた心に残る言葉が出てくることに期待を込めて、会場に向かう▼この時期の業界は多忙だ。ベテランと一緒になって年度末の現場に取り組む若い人は少なくないし、仕事への誇りも持つ。見通せない明日ではないことを伝えたい。(鷺)
2025年1月9日
今年の相場格言は「辰巳(たつみ)天井」。辰年と巳年の株価は天井まで上昇するという経験則という。前年の日経平均株価は史上最高値を更新しており、勢いそのままに高値圏を維持するかが注目だ▼今年の干支「乙巳」の年は、戦乱や政争・政変の始まりや終結、社会変革のきっかけとなった出来事が多く、古くは645年の大化の改新、前回1965年はベトナム戦争の本格化。良くも悪くも経済に影響を与えており、今年はトランプ米大統領の再登板、可能性が指摘される衆参ダブル選などが焦点。足元では米子市長選が激戦となりそう▼いずれも結果次第で業界の受注動向、経営環境を左右する可能性があるが、各社の業績が上昇気流に乗るのを願うばかり。「巳年」だけに一つでも取り組みが「実」を結んでほしい。(鴛)
2025年1月8日
「一年の計は元旦にあり」―。ご存じの通り、1年間の計画は年の初めの元日に立てるべきという意味のことわざだ。ただ、物事の動きが急速な現代では、計画は常に見直しが迫られる▼今年は大阪・関西万博、参院選などが控えている。また、国外では直近で、アメリカのトランプ氏が次期大統領に就任する。こうした出来事が経済にどう影響を与えるか、計り知れない▼さて「2025年問題」というものがある。日本国民の約5人に1人が後期高齢者、約3人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢化社会となり、様々な問題が生じる。特に、労働力不足は建設業に限らず、どの産業でも深刻な問題だ▼復活と再生を象徴する巳年。敏感に変化を捉え、挑戦し進化し続けることが諸問題の解決への近道かもしれない。(隼)
2024年12月27日
2024年が終わる。とりもなおさず、元日の能登を襲った震災から1年が経つことを意味する▼復旧に当たる建設従事者が「ウルトラマン」への憧れを語っていた。息子を連れて行った映画館で図らずも号泣したという。本当に困っている人のもとに現れ、実力をもって救い出すことが、自分が「一番格好いいと思うこと」なのだと気付いたそうだ▼高尚な文学や芸術でなくとも、本当に心揺さぶられる体験をした時、内に秘めた根源的な価値観に突き当たる。偶然がもたらす一瞬は、市井の暮らしと地続きの世界にも無数に潜んでいるはずだ▼1年を通じて撮った千枚、万枚もの写真に、多くの建設人たちの姿を納めてきた。迎える新年、その輝きが未だ見ぬ誰かの支えとなるよう願いを込めて、ペンを置く。(鵯)
2024年12月26日
子供のころ、「君たちが大人になったら気軽に宇宙旅行を楽しめるかもしれない」と謳うテレビ番組に心を躍らせた。しかし、30年近く待ち望んでいるが、実現の兆しは未だにない▼人類の関心事が宇宙とは異なる方角を向いたり、他に優先すべきことがあったりしたのだろう。気長に待つことにする▼しかし、この「おあずけ」はもどかしさを覚える。米子市美保地区の小中学校4校を統合し、2028年度の設置を目指していた義務教育学校について、開校が3~5年程度遅れる見通しが明らかになった▼宇宙の事象に比べ、子供の成長や地域の状況は驚愕のスピードで進んでいく。焦りは禁物だが、新校舎を待ちわびる児童や、地域課題解決のために廃校利用を検討する人々の思いが汲まれながら計画が進むことを望む。(鸛)
2024年12月25日
鳥取県にルーツがある有名な人と言えば、誰を思い浮かべるだろう。「ふるさと」の名曲を残した岡野貞一など、鳥取にゆかりのある人物は多い▼北海道稚内市に創業127年の歴史を持つ中田組という建設会社がある。創業者の中田治郎吉も鳥取にルーツを持つ一人だ▼治郎吉は1863年、現在の鳥取市鹿野町今市に生まれ、34歳の時に北海道の利尻島に移住する。港と集落を行き来できる道路を整備したほか、橋梁建設などの土木事業に従事し、島の基幹産業である漁業を支えた。この地域を守り続けるという志は今も生きている▼土木事業は地域の発展には欠かせない。担い手不足で事業の継承が難しい時代だが、100年、200年と歴史を刻む県内企業が増えていくことを願わずにはいられない。(燕)
2024年12月23日
1年の終わりであると共に、新しい1年に思いを馳せる12月。皆さまは今年どんな年だったか。12カ月それぞれの月で振り返ってみてはいかが▼さて、月の名称を数字表記で表す国は少ないという。確かに公用語の占有率が高い英語やフランス語では数字が入っておらず、中国語や日本語など数字が入る言語は限られる。日本でも明治5年までは月の名称に「和風月名」と呼ばれる旧暦が使われ、季節の行事や気候などと共に親しまれた▼12月は「師走」。僧侶のような穏やかな人でも、この月は多忙で走り回るようになることが由来。どの時代も同じかと思うと師走という名に頷いた▼今年も残り僅かの暦となったが、現場は急がず、慌てず、油断せずゼロ災で1年を乗り切ることを願う。(鴎)
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