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2024年10月31日
今から71年前、慶應義塾大学などの大学生10人が、「演劇界に革命を起す」という志のもとに劇団を結成した。劇団四季の誕生である。その志を引き継ぎ、今では約1400人のスタッフが日本全国に感動を届けている▼東京に行く機会があり、ディズニーミュージカル『美女と野獣』の公演を鑑賞した。魔女の魔法で野獣の姿に変えられた王子が村娘のベルと出会い、真実の愛を見つける物語。子供の頃、物語に触れた読者も多くいるだろう▼キャラクターを演じる俳優陣の熱演はもちろんのこと、舞台装置にも圧倒された▼引き継ぐという意味では、建設業界も長い歴史の中で、技術を継承して、今に至る。担い手不足など課題が多いが、若き技術者たちが先人の思いを受け取り、業界を盛り上げていってほしい。(燕)
2024年10月30日
一般的にサービスの満足度は、顧客が主観的に判断する。形がないためサービスの品質は変動し、数値で明確化するのが難しい▼サービスマネージャーには「真実の瞬間」という言葉がある。顧客は、接する瞬間でその企業などのサービス全体に対する良し悪しを評価してしまう。一度悪いイメージがついたらなかなか払拭できない▼「サービス・ドミナント・ロジック」という考え方があるという。有形・無形問わず、企業の事業は全てサービスとして捉えることで、企業と顧客が一緒になって価値をつくっていく。しかし、これこそ「言うはやすく行うは難し」で、簡単にできることではない▼公共工事でも、完成した道路を発注者、受注者、そして地域住民が一緒になって価値を高めていけたらより良いものになるだろう。(雛)
2024年10月30日
本紙1面コラム「道標」に、読者から貴重な意見をいただいた。県の総合評価方式を点検してはどうかという内容に対し、同意するもので、実態を踏まえ、生産指標額の上限額の引き下げなどを検討すべきとの考えという。道標で「そろそろ制度疲労を起こしそう」と指摘したことについても共感され「現在の県方式は、当初の趣旨から外れてきている」と。そういえば、県西部総合事務所と県西部建設業協会との意見交換会でも、県方式の見直しについて活発な議論が交わされた。変更すれば、業者によってプラス、マイナスの影響が出るのは確実だが、議論を深めるのはよいことだ。(鴛)
2024年10月28日
県内でも高齢者だけが暮らす世帯が多くなった。人口が少ない過疎地だから、という理由だけでインフラの整備から見放されてしまうことがあってはならないが、能登の復旧には長い時間と人が必要だ▼県測量設計業協会が23日に開催した郷土づくりシンポジウムのテーマは「災害」。毎年興味深い内容で、取材を忘れて聞き入る時間がある。今年も会員のほか大学、国、県の専門家が実際に現地で見たことや暮らす人の声を紹介▼防災や減災、国土強靭化への取り組みを話す言葉に引き込まれた。「住む家」を災害で失えば、地域そのものが消える。事前のインフラ整備が欠かせない▼久しぶりに大都会を歩くと人の多さに圧倒される。この人波の中にも地方出身者が大勢いるはずだ。人が減る故郷の景色をどう思うのか、聞いて見たかった。(鷺)
2024年10月25日
日本シリーズを控えるプロ野球で、監督交代が相次いでいる▼既にセ・リーグ2球団、パ・リーグ3球団で退任が発表され、楽天に至ってはわずか1年で交代。「名選手が名監督になるとは限らない」と言われる中、PL学園出身3氏が、揃って成績不振からユニホームを脱ぐのも印象的だ。新監督の多くは40代で投手出身。フィールド全体を見渡してきた捕手、内野手らとは異なる采配が予想され、支えるコーチの陣容も鍵となる▼指揮官の変更といえば、業界ではM&Aに伴い、代表者の交代が全国的に続く。県内でも土木、建築、機械、電気で案件があり、競争力強化や後継者不足への対策と、理由は様々。新監督の来季の指揮とともに、新たな代表者により、工事の受注に対する考え方など経営方針が変わるのかどうかも、気になるところだ。(鴛)
2024年10月24日
売る側は高く多く売りたいし、買う側は良いものを安く買いたいのが商売の基本。その利害が一致しない部分を折衝するのが、流通や商店といった仲介者の役目だ▼では大規模な流通業が存在しない時代はどうだったかというと、売る側が自分で流通を作っていた。街中の商店と提携し、化粧の仕方を教えてくれる販売員を育て、チェーンストアとして認定する。資生堂の例は初期のマーケティングの一形態だろう▼しかし今日では流通の力が強まり、関係性が逆転気味。それゆえメーカーは流通を飛び越えて、直接顧客の需要を掴みにいっている▼採用もまた、同じ三者の構図をとる売り買いの市場だ。過当競争で埋もれないための戦略が必要なのだが、「建設業」という老舗ブランドの持つイメージはなかなかに手強い。(鵯)
2024年10月23日
鳥取駅周辺は週末になると何かしらイベントが開かれていて、来場者でにぎやかそうにしている。特にここ数年はイベントが活発に行われているイメージだ▼ただ、集まった人が駅周辺を散策しているかというと、必ずしもそうとは限らない。様々な要因はあるが、集まった人が街中に繰り出せる動線が出来ていないことが大きいだろう。ある人は「鳥取は各事業者が個別にイベントをやっていて街全体の盛り上げとなっていない」と話す▼先日東京に行く機会があり、街を散策した。人口が多いことはさておき、一つの拠点を中心に街なか全体がにぎやかな街づくりとなっていて、さすがは都会だと感じた▼鳥取駅周辺も再整備に向けた取り組みが開かれている。地域活性化に結び付く事業となることを期待したい。(隼)
2024年10月21日
21日は「あかりの日」。1897年の今日、1300もの発明と技術革新を行ったトーマス・エジソンによって開発された白熱電球が実用的なものに到達した偉業を称え制定された▼今では身近にある「あかり」。人間の手によって始めて生み出された最初の明かりは、落ち葉などを燃やし闇夜を照らすものだった。そこから電球に至ったのは120年前。最初は45時間しか寿命がなかったが改良に改良が重ねられた▼長持ちさせようと取り組まれたのがフィラメントの改良だった。エジソンは材料を見つけ出すのに非常に苦労したという。髭までも素材として試し、その数6000種類。中でも日本の竹は約2450時間ほど保ち、全世界に明かりを灯し続けた▼今では省エネとしてLEDが普及している。照明の進歩は更に加速するだろう(鴎)
2024年10月18日
衆院選は27日の投開票に向けて、そろそろ折り返し地点に。期日前投票を済ませたという方も多かろう。与野党の論戦も気になるところだが、複雑な選挙制度が有権者を戸惑わせる▼衆院選の比例代表は全国11ブロックに分かれ、投票用紙には政党名を書く。一方、参院選の比例代表は全国一括りで、投票は候補者名か、政党名のどちらかを記入する▼衆院選の「比例復活」に象徴されるように、小選挙区で落選した候補者が比例で返り咲く仕組みに「納得と共感」は得られているか▼業界にも入札制度がある。かつての価格競争から総合評価が幅を利かせている。「評価の方法は、どうにかならないか」。定着しつつあった県のルールも、そろそろ制度疲労を起こしそうな。情勢の変化をにらみながら、再点検してもいい。(鷲)
2024年10月17日
日本の文化として深く根付いている「衣替え」▼衣替えの起源は平安時代と言われている。中国の習慣が日本に伝わり、それが平安時代の宮中行事となったことが始まり。明治時代には役人などの制服を定め、衣替えの時期も制定した。政府主導で進めた服装に関するものにクール、ウォームビズがある。環境負荷への対策として気温の適正化や服装の軽装化、温かく過ごせる格好を提唱してきた▼昨今の気温上昇を考えると、夏服、冬服期間が気候と合っていないことも。そこで政府は21年度からは各自の判断に任せることにした▼建設業は外での仕事も多く、暑さ寒さ対策は永遠の課題。政府が各自の判断に委ねたように気温や湿度に縛られることなく、ストレスが小さくなるよう自分に合った服装を選択して乗り切ってもらいたい。(雛)
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