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2025年3月19日
日付を語呂合わせした記念日は数多くある。今日19日は「眠育の日」。睡眠の大切さを認知拡大させるために2018年に制定された若い記念日である▼睡眠は脳によって制御されていおり脳と睡眠は密接な関係がある。脳機能の維持や心身を安定させるなど、生き物にとって重要な生理現象の1つと言えるだろう▼では、脳を持たない生物は睡眠という生理現象がないのか。この答えを「YES」と断定するのは難しいが、人と小型生物で睡眠状態のメカニズムには類似点が多くあることはとても興味深い。また、概日リズムいわゆる体内時計はほとんどの生物に存在し、24時間周期で生理活動が制御される▼建災防では「健康KY」の実施を呼びかけており、睡眠スコアなどを付け技術者の健康状態をチェックするのは必要である(鴎)
2025年3月17日
春の陽気が続く3月中旬。近くの田の畔には早春を告げる白梅も花開いた。日中の最高気温は20度近くまで上がり、過ごしやすくなった。が、今週あたりから寒の戻りも▼そろそろ通知が届いたころか。県の建設工事で次期格付けが決まった。向こう2年間、個々の受注動向を左右するだけに、業界の関心は高い▼上がり下がりで複雑な面があるのは、今の入札制度によるものか。「現状維持でよかったのに」―昇格した会社がすべて喜んでいるわけではない。同クラスの位置によっては、かえって受注から遠ざかるというもの▼よくみると、クラスの境がどこに線引きされるのか、最後まで分からない工種がある。とび、電気、管、造園の各Aクラス…透明性の確保といった観点からは、定数制をもっと広げてもいいのでは。(鷲)
2025年3月14日
自動販売機が日本に誕生してから100年以上が経過した。子供の時にはよくお世話になったが、社会人になったからはめっきり使用する機会が減った▼日本は世界一の自動販売機大国と言われているが、2000年に560万台を突破してからは減少し続け、20年までには156万台が消滅していった▼その一方で、新型コロナウイルスの流行を経て、接触リスクの低減、人手不足への対応のためにまた注目を集めている。そんな自動販売機は近年進化しており、花束やケーキ、昆虫にかばんなど今までになかった様々なモノやサービスを販売している▼こういった商品の開発は新たな視点、アンテナの高さから生まれるもののような気がする。時代の節目の今、建設業界でも画期的なアイデアや企画が生まれる時なのかもしれない。(雛)
2025年3月13日
6年前の話になる。JR鳥取駅の改札口に置かれていたホワイトボードに「平成最後の卒業生のみなさまへ」と駅のスタッフが書いたメッセージが話題になった▼「卒業後、県外へ行く方も多いでしょう。日本の人口1億2600万人のうち、わずか56万人の鳥取県勢。そんなレアキャラとしての誇りと郷土愛を忘れずに」▼あの日、未来行きのホームに立った人達の今はどうだろう。都会での生活にも慣れて、田舎暮らしとは違う速さで歩く姿が思い浮かぶ▼メッセージの終盤には「いつでも故郷へ帰って来て下さい。ここで待っています」。あれから人口はさらに減った。それでも、地元で働く人は少なくない▼昨日も発注者との協議に若い人が同行して、真剣にメモを取っていた。彼も可能性が無限大の未来へ向かう切符を持っている。(鷺)
2025年3月12日
今月中旬には選抜高校野球大会が開幕するなど、いよいよ球春到来した中、各地で練習に励む球児らの足元を見て、気になったのが白色のスパイクの多さ▼かつては黒スパイク一色だったが、黒を探すほうが難しい。近年の気温上昇に伴う熱中症対策の一環で、日本高校野球連盟が公式戦での使用を認め、一気に普及。比べると内部温度は約10度、表面は約20度低くなるとか。猛暑対策で言えば「水を飲むな」という指導も前時代的となった▼業界では新入社員を迎える企業が少なくない。経営層や上司が常識と思うことが、彼ら、彼女らの認識とは異なる場合があるに違いない。内面が複雑で、白黒はっきりさせないタイプの若者もいるだろう。入社を喜ぶ一方、時代や状況の変化に戸惑う経営層、上司の姿を今年も見るのだろうか。(鴛)
2025年3月10日
近頃、飛行機事故の報が相次ぐ。統計的には極めて安全な乗り物なのだが、それでも一抹の不安を覚えるのは、昨年の羽田の印象も強く残っているからだろう▼航空機の製造管理は厳格だ。9月にボーイング社でストライキが起きた際、終息するまでの2カ月の間ラインを離れていた労働者は、現場復帰の前に訓練を受け直すよう求められた▼ほんの2カ月程度でも、使わなかった技術は錆び付いてしまう可能性がある―例えば夏休み前後の児童の学力差のように、「スキルの陳腐化」を語る調査を挙げれば切りがない▼ただでさえ人手不足の建設業界、インフラの質に直結する熟練工の腕は一種の共有財産と言える。もうすぐ新年度。彼らが存分に能力を発揮し続けられるよう、大いに実践の機会を確保してほしい。(鵯)
2025年3月7日
カルビーのポテトチップスが値上げ―。今年7月21日から同社のポテトチップス10品目の内容量を減量するとの報道があった。じゃがいもの高騰を受けた、実質的な値上げとなる▼ネット上では「容量を減らす実質値上げはやめてほしい」といったコメントが多い。カルビーに限らず、食品では実質値上げの手法が選ばれることが多いが、評判はすごく悪いと見たほうが良さそうだ▼さて、建設業ではどうか。県の3月単価では、東部の生コン価格が1年半ぶりに上昇した。このほかの資材単価も、随時実勢単価を設計単価に反映させている▼問題は発注時。これまでと同等の工事で予定価格も同等なら、手元に残る利益は実質的に目減りしてしまう。そうしたことを考慮した発注、ひいては制度改革が発注者には求められている。(隼)
2025年3月6日
人が最も美しいと感じる黄金比。数学のフィボナッチ数列と密接に関係があり、身近な自然現象とも調和する不思議な比率である▼黄金比は様々なものに活用される。例えば名刺のサイズや西洋建築物のサグラダ・ファミリア、絵画のモナ・リザなど数多くある。どうしてここまで魅了するかは謎だが、数学的な見方をすれば美しいと言える▼一方日本では、黄金比とは別に、古くから「白銀比」が一番美しいと感じる。この比率は1対1・41…。近年ではスカイツリーの設計にも採用されている▼丸太から無駄なく木材を得るため、寸法を測るために使われた曲尺。白銀比はこの大工道具に関係があるとされた。昔からの知恵、そして技術者たちが曲尺を使い建てたいくつもの建築物から生まれた独自の比率である。(鴎)
2025年3月5日
大半は完成しているのに、大事な肝が抜け落ちている。中国・南北朝時代の故事にある「画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く」―▼睛とは目のこと。絵師が描いた竜の絵に、最後に目を描き入れたところ、竜が勢いよく天に昇ったことに由来する▼県東部の道路ネットワークで、まさに「点睛」を欠いていた南北線(鳥取―覚寺間)事業が前進しそうだ。鳥取西ICをハブに山陰道、鳥取道から兵庫県但馬地方に向かう山陰近畿道のうち、県内唯一のミッシングリンク区間。県による都市計画手続きが再開される見通しになった。ルート帯の決定後、公聴会が開かれて4年半。長かった▼総事業費は少なくとも600億円以上。ルート沿線の移転対象は100件以上とされ、着工を見越した不動産取引にも注目。建築関連の事業も続々、動き出しそう。(鷲)
2025年3月3日
3月3日はひな祭り。長女の初節句を祝う中、義実家から贈られたひな人形の容貌が気になった。ぱっちり開いた目とシャープなフェイスライン。男雛の衣装も桃色基調で華やかだ。全体のシルエットは確かに伝統的な日本人形だが、随所に薫る「今風」の趣に惹きつけられる▼近年、人形業界は若い親世代の節句離れに頭を抱えている。住宅が全体的に狭くなって場所の問題が生じてきたほか、昔ながらの顔立ちに恐怖を抱く親もいるとか▼最新の流行を取り入れて伝統の再評価につなげようと奮闘する人形師の姿は、古民家の再生で、かつての風合いを残しながら現代のニーズにも応える建築の世界と重なって映る▼「古き良き文化を守るためには進んで新しいことをしなさい」。喋りこそしないが、人形たちの目がそう訴えている気がした。(鸛)
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