コラム

2020年8月31日
8月も今日で最後だがまだまだ暑い日が続く。引き続き体調管理には気をつけたい。今年5月1日以降、県内で熱中症により緊急搬送されたのは301件。内訳は5月に8件、6月に50件、7月に57件、8月は23日までに186件だった▼先日開かれた業界団体の安全衛生研修会でも講師が熱中症対策を呼び掛けていた。WBGT値(暑さ指数)により熱中症リスクを把握し、こまめな休憩、定期的な水分・塩分を補給することがポイントだという▼建設業の安全管理といえば、事故の防止が第一だが、健康管理も重要なポイントだ。加えて今年は新型コロナ対策もある。県では感染拡大防止につながる経費は設計変更に応じる。課題は多いが、創意工夫を凝らして安全に工事を進めてほしい(鷹)
2020年8月27日
納得できるような、できないような―何ともすっきりしない入札が鳥取市発注の工事にあった。同市覚寺のため池浚渫工事は2億円超の大物。結果、うち3者が調査基準価格に並んで抽選となった▼片方で調査基準を下回って入札無効になった1者が積算内容と契約の手続きに疑念を抱いている。発注者の回答は「積算に誤りがあったが、入札参加者が同じ条件で積算しており公平性は保てる」。実際に抽選した3者は同じ積算で見積もっていた、との筋立てだ▼邪推すれば、正しく積算した方が悪いとも捉えられる。第三者の目線から入札手続きが妥当だったかどうか、判断する機関がないのも難点だ▼最近は県発注の工事でも積算ミスによる入札中止や延期が増えている。誤りが分かれば、入札はやり直すに越したことはない。(鷲)
2020年8月26日
道路利用者のための休憩施設や情報発信機能などを備えた「道の駅」。全国には1180カ所(7月1日時点)が整備されており、旅の目的地として訪れる人が増えている▼じゃらんニュースによると、施設に行く目的で一番多いのは「休憩するため」、次いで「地域の特産品などを買う」「直売所で買い物」と、2位以下は食に関する回答が多い▼鳥取県内には17の道の駅があり、その土地の名産品や特色が楽しめる。現在再整備を進めている、道の駅「北条公園」は、全国的にも珍しくオートキャンプ場を併設する道の駅で、地域振興や防災対応が評価され、国交省から重点道の駅に選ばれた▼地域の活性化に大きく貢献する道の駅も新型コロナウイルスの影響で苦戦を強いられているが、進化する道の駅に期待したい(雛)
2020年8月25日
昨年から新築工事が進められてきたとある大型公共施設が、間もなく竣工を迎えようとしている。私も工事現場近くを通りがかる度に、コンクリート打設から仕上げ工事に至るまで。施工の進捗状況をその時々で目の当たりにしてきた▼建設検討委員会の頃から追ってきた建物が、徐々に形を伴って立ち現れてくるさまには感慨深いものがある。私でさえそうなのだから、日々その土地で工事の進行を見守り、これからその恩恵を直接享受する住民の方々の喜びはまたひとしおであろう。新たに造られたこの施設は、正しくこの地域の人々の未来を負って立つ希望の象徴だ▼感染症拡大の恐怖。波及して発生する経済問題。いまだ混迷する社会状況の只中にあっても、建設業は地域に寄り添い、希望をもたらす事のできる仕事であってほしい。(梟)
2020年8月21日
猛烈な暑さだ。連日36度以上の猛暑日、熱帯夜も続く。気象庁によれば山陰地方も最高気温が35度以上の猛暑日が暫く続くと予報。水分やエアコンなどの対策を取り入れ、健康管理を徹底するよう呼びかける▼コロナ感染マスクと熱中症の予防をどう両立させていくのか。「両立させなければならないが、なかなかね・・・」と。水分補給も必要以上に取ると体調に変化が生じ、身体の最も弱い部分に吹き出物等の異変が現れる。水分も適量的確に摂取しなければならない▼「コロナが収束すれば、元の社会生活に戻れるのか」、いや「決して、そうはならないだろう」との声も。新しい生活様式・新しい社会・経済形態となることも想定しながら、万全の対策と備えを徹底し、誰も経験していない今年の厳しい夏を乗り越えて欲しい。(雀)
2020年8月20日
盆の連休が明け、迎える9月は解体工事需要のピークだそうだ。一括見積りサービスを運営するクラッソーネが示したデータで、閑散期の12月に比べ見積り申込件数が約1・7倍に増加するという▼背景として風水害の増加や、盆の帰省が不動産の処分を話し合う機会につながる可能性を指摘する。であれば、人の移動が制限された今年は少々違った数字になるかもしれない▼公共事業でも、地権者の帰省に合わせ用地取得交渉を進めた例はよく見る。県の用地ストック減少が課題に挙がる中、交渉機会の損失は頭の痛い話だろう▼大事な話は面と向かって―文化に根差した対面・接触信仰の存在は否めない。脱却は困難ながらコロナ禍で開いた風穴、「何もかも元通り」を目指していいものか。(鵯)
2020年8月19日
最近、若手技術者を対象にした基礎研修会で女性技術者をよく見かける。女性技術者を積極的に育てようとする企業の姿勢に、建設業の担い手不足を打開しようとする気概を感じる▼建設業で働く女性を増やすことは、顧客に安心感を与える、現場の雰囲気が明るくなるなどメリットは計り知れない。また、最近ではBIM/CIMの活用など、緻密で正確さが要求される業務を女性に任せている会社も少なくない。「建設業は男社会」と固執していては、今後の人材育成に大きな遅れをとることになる▼しかし、現場での女性用化粧室・更衣室の設置、家庭との両立など、まだまだ女性にとって働きやすい職場環境と言えないのも事実。早期解決は難しいが、着実に取り組んでいきたい課題だ。(鴨)
2020年8月18日
鳥取西道路が開通して1年あまりが経過した。開通により多くの車が西道路を利用し、開通前と比べて国道9号の交通量は50~70%減少、特に大型車の減少が大きかった▼移動時間のばらつきが減少したことで、製造業では計画的に業務が行えるようになったほか、配送の効率が上がりドライバーの働きやすい環境が整った。移動時間の短縮で残業時間の削減につながった企業もある▼安全面では、交通が分散することで事故件数が3割減少。事故通行止め時の迂回時間も短縮しており、安全性が向上していることが明らかだ▼鳥取県内の高速交通網は、まだ未整備区間がたくさん残っている。道路を整備することで得られる効果をPRし、県民がしっかりと認識することが整備を促進する力になるだろう。(鷹)
2020年8月17日
県が発注する「測量等業務」の総合評価。22年度の本格実施にあたり先月、県と協会が受注各社から聞き取りした意見がまとまった▼簡便型は保有技術者数の採点に、中下位業者はおおむね現状維持で一致。上位からは技術者数の上限撤廃を求める意見が寄せられた。一方、地域密着型では測量、土木コン、補償コンの全業種を一本化し、発注件数の確保を希望する声が大勢を占めた▼いまだ、どの業務に総合評価を適用するのか明確な基準がない課題も残る。最終的に制度を決めるのは発注者の専権事項。しかし、個々の会社経営を揺るがしかねない決断は容易でない▼この結果、意見がばらばらでは大幅な見直しは考えにくい。県は年度内に方向性を出すとするも、相変わらず制度改正後のビジョンは見えないままだ。(鷲)
2020年8月12日
7月からプラスチック製レジ袋の有料化が始まった。マイバッグを持ち歩くのは意外と面倒で、コンビニなどでは、ちょっとしたものならシールを貼って対応してもらっている。数円払えばレジ袋を貰えるが、汚染を防ぐためプラスチックごみ削減をうたいスタートした制度。プラスチック製の袋を持つことを後ろめたく感じてしまう▼レジ袋は日本のプラスチックごみ全体の2%程度で、削減による環境汚染防止への効果は大きくはないという。有料化は身近なレジ袋を象徴に、ごみ問題へ関心を持ってもらうきっかけづくりの側面もある▼自然界でプラスチックが分解されるには膨大な時間が必要。適切に処分されなければ海にたまり続けていく。レジ袋有料化を契機に行動を見直し環境問題へ目を向けてほしい。(雛)
1 117 118 119 120 121 159