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2019年12月16日
「働く気持ちもあるし、意欲はあるんだけど、体調がねー…」と。多くの人々は大なり小なりそれなりの心身の傷病を抱えている。その中で、疾病と名が付く病を抱えている人にとって治療と仕事を両立しての就労は、勤めていても何かと気後れしてしまいがち▼厚労省によると、主な疾患として糖尿病、がん、難病、心疾患、脳卒中、肝疾患などがある。そして治療のために2週間以上休暇を取得したが約3割あったが、取得していない、そもそも休職制度がない、などが続いている▼働き盛りで経験豊富な社員が病気で退職にいたることは、企業にとって大きなダメージを受ける。働き方改革が叫ばれる中、病気を抱える社員が治療を受けながら安心して働き続けられるような就労環境作りや配慮が今以上に求めらる。(雀)
2019年12月13日
橋梁などの近接目視による定期点検の一巡目が2018年度末で完了した。地方自治体が管理する橋梁で修繕が完了したものは、18年度末時点で12㌫にとどまっている▼先月末には、奈良県国道169号南行きの芦原トンネルで天井部分のコンクリートが崩れ、通行止めになった。並行するトンネルで通行は確保しているものの、現在も崩落したトンネルは復旧の目処が立っていない▼これも今は一地方の稀有なニュースという扱いだが、急速に老朽化する構造物を前に、今後は全国的に起きても不思議ではない状況だ▼桜を見ても見なくても人は死なないが、インフラ整備は怠ればすぐに人命にかかわる。今年成立した新・担い手3法を無駄にしないためにも、より建設的な議論を行政にはしてもらいたい。(鴨)
2019年12月12日
今、山陰地方で最も活気のあるまちは島根県の出雲地方だという。その大きな要因は、村田製作所をはじめとした企業立地(誘致)などだそうだ▼鳥取市内ではかつて、鳥取三洋電機が地元の経済を牽引した。が、撤退した後、地域経済は大きく地盤沈下した。産業クラスターとはよく言ったものだ▼ブドウの房(クラスター)のように大きな企業の周りには関連企業が黙っていても張り付く。そのシナジー効果は高い。島根県中央にある出雲のそうした産業振興を後押ししたのは紛れもなく高速道路網で、道路整備の効果は絶大だ▼県内では待望久しかった山陰道・鳥取西道路が完成。鳥取道、山陰道、近畿道の岩美道路の完成形、そしてこれらをつなぐネットワークの南北線の姿も見えつつある。地元建設業者の期待も大きい。(鶯)
2019年12月11日
「公共工事の発注を平準化してほしい」という声は昔からあった。そういった要望に対し、以前は「早期発注に努めたい」と答えるのが発注者のお決まりの回答だった▼早期発注に努めても、年度当初に工事発注できるはずもなく、年度当初の公共工事の稼働率は低い。建設業者は春先の仕事の確保に苦心していた▼鳥取市は、債務負担行為を活用して、翌年の工事の前倒し発注に取り組む。作業員や技術者が確保できず入札中止が発生していることへの対応で、働き方改革にもつながる動きだ▼これまでは、予算の執行に合わせて工事を施工していた。これからは建設業者が効率的に稼働できるよう、予算の組み方を工夫することも必要だろう。建設業者がより活躍できる環境が整うことを期待したい。(鷹)
2019年12月10日
国道29号の渋滞解消や市街地を回避できるといった点では案①全線バイパス化が有力か。ちょうど1年前、山陰近畿道(鳥取―福部間)・南北線のルート帯3案が示された際、小欄が予想している▼県内の山陰近畿道で唯一、事業化されていないミッシングリンク・南北線の概略ルートが決定。平井伸治知事は「大動脈の実現に向けて大きな一歩を踏み出せることになった」と、期待感を示した▼ルート内にはIC5カ所の設置が計画され、鳥取空港や鳥取港、鳥取砂丘、中央病院などへのアクセス面も検討される。今後は都市計画決定に向けて詳細ルートを図面上に落とし込む作業に移る▼山陰近畿道は東側の岩美道路が令和ひと桁前半の完成が見えてきた。県東部の大型事業を引き継ぐ意味でも南北線の事業化を急ぎたい。(鷲)
2019年12月9日
去る3日の産業教育振興協議会で、県西部の主要な学校から、卒業見込み者の就職状況について報告があった。内定取得率は84・8%と平年並み▼しかし出席した建設関係の企業会員からは、いわゆる「おなじみ」の学校から応募がないことに戸惑う声が。彼らはどこへ行ってしまったのか…という話になる一方、普通科の学生に裾野を広げ、ICTの活用で技術面を補う方策に手応えを得た会員も▼「○○テック」の普及は目覚ましく、今年度内にも大手通信キャリアと不動産・損保会社が「異業種情報連携基盤」と称したコンソーシアムを立ち上げる動きもある▼技術で産業間の壁が低くなれば、人材確保の競争はさらに激化する。勝ち残るには情報発信力の強化が必須だが、「魅力発信」と言うは易し。施策は転換を迫られている。(鵯)
2019年12月6日
「私には夢があります。ふるさとの島に橋を架けることです。一生信じ合える仲間を作ることです。その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ることです」とは大手ゼネコンに入社した5人の若者たちを描いたテレビドラマ「同期のサクラ」の主人公サクラの言葉。最近では珍しく建設業のドラマでおもしろい▼「将来は維持の時代」と言われ、橋梁などのインフラ維持の重要性と責任が再確認されている。国交省が維持修繕工事の評定店に加点するなど、受注意欲の促進にもつながる動きも出てきている。今後は維持の仕事における働き方改革にも踏み込んでいく必要があるだろう▼今の世の中、予想だにしないことが起きる。しかし常に弊紙は、「ONETEAM」で発注者と受注者を結ぶ懸け橋でありたい。(雛)
2019年12月3日
道路交通法が1日から改正施行され、スマホや携帯電話、ナビなどの操作運転に対する違反罰則が強化された。罰金は普通車が従来の6000円から18000円へと3倍にはね上がった。交通事故件数が全国的に減少している中、「ながら運転」に起因する事故は、逆に1・4倍増加している統計がある。県内での「ながら運転」事故は、過去10年間で人身事故が133件発生し、この内追突事故が92件(69%)。それも気が緩みがちな直線道路での事故が72件(54%)と多い▲最新機器は便利だが、その利・使用を運転中に操作すると大事故につながる。12月に入り何かと気ぜわしい師走。業務上であれ、プライベートであれ、見ない・触れない・操作しない、を徹底し良識ある運転に努めていかなければならない。(雀)
2019年12月2日
今年もいよいよあと1ヶ月。11月7日から始まった「ゼロ災55」無災害運動も折り返し時期に来た▼慌ただしい年末に増加傾向にある労働災害を減らそうとする取り組みで、期間中は、労働局や労基署、各業界団体などが安全パトロールを行い、労働災害防止の徹底を呼びかける▼転落・墜落事故はもちろんだが、冬季に増加傾向にある転倒災害にも重点的に対策する必要がある。また、最近では、労災とメンタルヘルスの関連性からストレスチェックをする会社も出てきた▼重要なのは、この運動をマンネリ化させないこと。事故が起きてからでは遅い。労災は企業も労働者もその責任が厳しく問われる。指差し点呼や事前確認など、基本的なことをしっかりと把握して対処していくことが必要だ。(鴨)
2019年11月29日
一期一会、袖振り合うも多生の縁。若輩の記者に大きな影響を与えた人たちは多い。その中でも敬拝しているのは「民藝」にも深く関わっている木谷電機(鳥取ビルコン)社長だった木谷清人氏だ▼高校が久松山の方の僕は、どちらかと言えば本通りの若桜街道より智頭街道ボーイ。その佇まいが今でも脳裏に焼き付いているせいか、足が向くのは瓦町▼つい、先日、気の置けない人たちと「民藝」に縁のとあるお店で忘年会した。老若男女問わない無礼講の交流会で楽しいひと時を過ごした▼「社長、僕もあほやけど、あんたもほんまにあほやな…」。と水を向けると、「なごり雪」をアレンジした変な歌声が耳元に響いた。「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう…」。季節は早くも冬へ。竹内まりやも紅白歌合戦に出るんだね。(鶯)
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