コラム

2020年1月16日
昨年5月に鳥取西道路が開通した。半年余りが経過したが、市民は恩恵をどのように感じているだろうか▼鳥取河川国道事務所が取りまとめた整備効果によると旅行速度の向上や緊急搬送の支援、周辺の観光活性化などを挙げている。またアンケート調査では快適性や安全性に関する評価が高かった▼鳥取西ICから青谷IC間の鳥取西道路と国道9号の交通量は1日あたり2万6500台で、そのうち1万6300台が鳥取西道路を利用している。青谷ICから鳥取県庁までの所要時間は開通前の46分から30分に短縮されるなど整備効果はデータからも読み取れる▼インフラ整備を推進するには国民の理解が欠かせない。そのためには整備効果をPRしてくことも大切だ。県内の道路整備がさらに進むことを期待したい。(鷹)
2020年1月15日
県が建設工事に設定する調査基準価格の算定式を見直す検討を始めた。当初、説明していた予定価格の92%程度は、実際には92%を下回るものが続発。建設業協会が改善を求めていた▼現行の算定式は、設計単価の上昇を受け一般管理費が上がれば、自ずと調査基準は下がる傾向があった。一般管理費に係数の上乗せがなされれば、大半で92%台(上限93%)が維持される方向だ▼気になるのは工事原価の実態調査結果。県の調べ86・4%に対し、協会が調査した結果は93・4%。かなりの差があり、分析が待たれる。協会側の調査が確かなら、調査基準(予定価格の92・3%)よりも経費をかけて工事を完成させていることになる▼もっとも、県は全国トップの調査基準を盾に、現行の水準を維持する姿勢を崩していない。(鷲)
2020年1月14日
昨年は、18年に猛威を振るった西日本豪雨・台風24号のような大災害に見舞われることなく、鳥取県は比較的穏やかな一年を送ることができた。災害復旧に尽力する年となり、河床掘削工事なども多く出た▼これについて、工事自体は簡単でもその後に悪影響が出るケースがあると聞いた。土砂を撤去した影響で上流側の水位が減少。付近で農家を営んでいる方が圃場に水を引き入れる事が出来なくなり、廃業へ。あるいは他所と交渉して他の水路から水を調達しなければならなくなったケースもあるとか。何十㍍という長さのパイプで水を引く…というのも、大雨の時には流されてしまうであろうし現実的ではない▼河床掘削そのものは災害の対応として必要不可欠な事ではあるが…自然を相手にする事の難しさを実感させられる(梟)
2020年1月10日
取材で国や県の出先機関、市町村を訪ねるが、取材先の対応は様々だ。同じ官庁でも対応する人によって、話してもらえる内容の範囲も全く異なる▼人によっては公告時期、工事内容などが全然話してもらえないこともある。その理由は多種多様だが、納得できるものもあれば、そうでないものもある▼その反面、少しでも多くの業者に入札参加してもらいたいと、工事内容を詳細に教えてくれたり、記事を書いてほしいと、連絡が来るところもある。しかし、そんな人は少ない▼発注機関にはもっと積極的に情報を発信してもらいたい。公告案件について、より詳細に掲載されることで、多くの業者の目にも留まりやすくなる。たくさんの税金をつぎ込む公共事業こそ、多くの人に周知することが重要だと感じる。(雛)
2020年1月7日
令和2年・鼠年。今年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます▼国の2020年度一般会計当初予算案は2年連続100兆円の大台を超える規模となり、今月20日頃に召集予定の通常国会で審議される▼県内では「北条道路」、「北条湯原道路JCT」、「竹内南地区岸壁事業」などの大型懸案事業の促進や災害対応、生活環境インフラ整備事業等も編成され、3次補正では県中部地震の復旧予算も盛り込まれている▼生活を脅かす自然災害が多発し、住環境の基盤となる国土、県土の一層の強靭化が求められる近年、公共事業は安心して平穏な社会を営む基礎地盤造り事業。それを担う建設産業の役割はますます大きくなている。今年も業界の発展向上に向けて、皆様に役立つ情報の発信・提供に邁進してまいります。(雀)
2019年12月27日
今年も残すところわずか。建設業の発展を願ってスタートした1年だったが、結果はどうだったか。技術者の確保、適正な利潤が確保できる単価や経費の見直し、業務の効率化などの課題解決にはまだ時間がかかり、来年へ持ち越しとなりそうだ▼一方、予算が割り当てられた事業は着実に進行し、待望の鳥取西道路が開通するなど、県内のインフラ整備は少しずつ前進している。そういう意味では、良いことと厳しいことが交錯する1年だった▼課題についても、業界・行政が意見を出し合いながら、改善に向け着実に歩を進めている。議論が進展しないこともあるだろうが、未来ある業界のための粘り強い議論は決して無駄にはならない。今年もご愛読ありがとうございました。良いお年をお迎えください。(鴨)
2019年12月25日
働き方改革は国全体のテーマだが、建設業にとっては担い手不足を解消する意味でも重要な課題だ。具体的には週休2日工事やi―Conを活用した生産性の向上などがある▼週休2日工事の取り組みを見てみると、鳥取河川国道事務所では2018年度に38件、19年度に21件と発注工事の約半数で行われている。今後さらに増えていくことを期待したい▼一方、鳥取県土整備事務所では、18年度が8社14件、19年度は12月までで9社11件となっている。工期が長い工事でないと取り組みにくいなど簡単に解決しない問題はあるが、定着までにはまだまだ時間がかかりそうだ▼発注者と受注者の意思疎通が図れないといい工事ができないように、働き方改革も双方が同じ思いで取り組んでいかなければ進まない。(鷹)
2019年12月24日
今年7月から試行範囲を拡大している測量業務の総合評価。12月時点で県の検証結果がまとまり24日、県測量設計業協会に見直し素案が示される▼発注金額の小さいものに入札不調が発生しており、受注減点が金額ベースではなく、件数であれば当然だろう。「簡便型」(500万円以上)と「地域密着型」(500万円未満)の金額ラインをそれぞれ引き上げる▼限定公募(500万円未満)は、入札要件に本店所在地をうたって制限付き一般競争に移行するなど、そのほか細々とした改正はあるものの、基本的に来年度も現行制度を継続する。それにしても…▼総合評価の目的は所詮、低入と抽選の回避だけでいいのか。各業者の妥協点を見いだす地道な作業は必要だが、その先の業界ビジョンが受発注者ともに抜け落ちている。(鷲)
2019年12月23日
工事量が増大し、供給が需要を上回る、と聞けば、業界にとっては大変喜ばしい事のようにも思えるが。今年度に起きた不調不落札の多発や人材・資材不足は考えなければならない新たな課題▼足りないのは技術者や下請だけでなくダンプ車も同様。引く手あまたで賃料が高騰してもまだ足りない。ある業者では複数現場で確実に確保するため、泣く泣くリースにしたとか。コストは嵩む一方だ。またある業者。誘導員を雇おうにも、県内ではまるで捕まらず。結局、新見市から応援を呼んだのだが、発注者との調整で苦慮したとか。技術者不足の解消に一人が複数現場を受け持てるよう改正を求める声は多い。しかし業界が推進している働き方改革に逆行しかねないのが悩ましい▼受発注者がお互い快適に走れるような環境整備が肝要だ。(梟)
2019年12月19日
12月も半ばを過ぎ、世の中もいよいよ年末の慌ただしさを増す時季である。12月を「師走」と呼ぶのは、僧侶が仏事のために走り回るからという▼慌ただしい師走は1年で最も交通事故が発生しやすい月であり、理由は暗くなるのが早いこと、年末にかけて帰省などで交通量が増えることなどがある。実際に私も、ここ最近で3度も交通事故に遭遇した。その内1件は死亡事故だった。様々なことに追われ、気持ちが先走ってしまい事故を起こしてしまうのだろうか。このような時こそ、気持ちに余裕を持った運転を心掛ける必要がある▼交通事故は被害者だけでなく、加害者の人生も狂わせる。奪われた命は決して戻ってこないと肝に銘じて、運転者の責任を再度自覚し、安全運転に努めていくことを強く誓いたい。(雛)
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