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2020年8月17日
県が発注する「測量等業務」の総合評価。22年度の本格実施にあたり先月、県と協会が受注各社から聞き取りした意見がまとまった▼簡便型は保有技術者数の採点に、中下位業者はおおむね現状維持で一致。上位からは技術者数の上限撤廃を求める意見が寄せられた。一方、地域密着型では測量、土木コン、補償コンの全業種を一本化し、発注件数の確保を希望する声が大勢を占めた▼いまだ、どの業務に総合評価を適用するのか明確な基準がない課題も残る。最終的に制度を決めるのは発注者の専権事項。しかし、個々の会社経営を揺るがしかねない決断は容易でない▼この結果、意見がばらばらでは大幅な見直しは考えにくい。県は年度内に方向性を出すとするも、相変わらず制度改正後のビジョンは見えないままだ。(鷲)
2020年8月12日
7月からプラスチック製レジ袋の有料化が始まった。マイバッグを持ち歩くのは意外と面倒で、コンビニなどでは、ちょっとしたものならシールを貼って対応してもらっている。数円払えばレジ袋を貰えるが、汚染を防ぐためプラスチックごみ削減をうたいスタートした制度。プラスチック製の袋を持つことを後ろめたく感じてしまう▼レジ袋は日本のプラスチックごみ全体の2%程度で、削減による環境汚染防止への効果は大きくはないという。有料化は身近なレジ袋を象徴に、ごみ問題へ関心を持ってもらうきっかけづくりの側面もある▼自然界でプラスチックが分解されるには膨大な時間が必要。適切に処分されなければ海にたまり続けていく。レジ袋有料化を契機に行動を見直し環境問題へ目を向けてほしい。(雛)
2020年8月7日
発注者側のミスを原因とする落札取り消し措置。受注者の抱える不満の一つとして、意見交換会などでもしばしば話題に挙がる課題だ。年度末に予定されていた工事が積算ミスにより繰越、というケースも時折起こるが、当てにしていた業者にすれば大打撃と成り得る。こうした事態が頻発する状況下では受注計画の策定も危ぶまれる事になる▽今年も某機関が発注した工事で、決定方法に不備があった、との理由で落札決定が取り消される事態があった。原因は同価格入札者のくじ引きを行う際、誤って失格者も人数に含んでしまっていたこと。話を聞けば単純なミスに思えるが、それに振り回される業者の側は大変だ▽無駄骨折りが重なれば、受注者は心身ともに煩労する羽目になる。その意識を強く持って業務にあたってほしい。(梟)
2020年8月5日
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない。県内でもここ1週間感染者が発生している。3密を徹底しなければならない▼コロナ感染は経済的にも大きな影響を与え、住宅建設をはじめとする民間建築動向は低調感が漂う。鳥取市では、対策の一つとして7月に20万円を上限とする住宅小規模リフォーム助成金制度を展開し、個人住宅等の小規模営繕の促進を図っている。また、大山町も住宅リフォーム券(1万円)を住民全員へ配布、さらに倉吉市も鳥取市同様の住宅リフォーム助成予算を補正予算化するなど、コロナ対策に向けた地域経済対策が講じられている▼地方経済を支える建設業。公共事業は景気策として最も効果的であることに変わりはない。防災・減災対策とコロナ景気対策に向けた公共事業の促進が求められる(雀)
2020年8月4日
7月末から梅雨明けラッシュで、残すは東北北部のみ。迎える夏本番、豪雨被災地での復旧作業は熱中症リスクが懸念される▼線状降水帯が猛威を振るった陰で、7月は台風が一つも発生しなかった。1951年の統計開始以来、初の出来事だという。そのぶん今後一斉に――という理屈にはならないが、海面水温は高く台風が発達しやすい状況。「この状態が続くとは限らない」と、気象庁は警戒を呼び掛けている▼一方で県内の新型コロナ感染も、7月末から報告が相次いだ。それでも3日現在の累計は人口10万人に対し約3人で、全国的にもベスト5に入る水準を保っている▼とはいえ相手は未知の感染症。追える統計は日々の検査数程度だが、台風同様「この状態が続くとは限らない」。(鵯)
2020年8月3日
気づけばもう8月。今年は平年よりも梅雨明けが遅かったせいか、夏の到来が遅く感じる。気象庁によると、今週は一転して高気圧に覆われて晴れる所が多く、最高気温が35度以上になることもあるという▼建設業ではこの時期、熱中症対策が大きな課題となっている。昨年の業種別の死亡者数をみると、全体の4割(10人)が建設業で発生している▼業界も休憩場所の整備、透湿性・通気性の優れた作業着を着用するなどして対策を進めている。しかし、一番危険なのは、「自分だけは大丈夫」といった過信や、「周りが頑張っているから自分も無理して頑張ろう」といった意識を持つことだ▼人にはそれぞれ自分のペースがある。それをよく知った上で万全の対策を施し、厳しい夏を乗り切って欲しい。(鴨)
2020年7月30日
7月の最終週から8月の第1週にかけて鳥取市は、各業界団体と意見交換会を開催している。市が提示している議題は、2021・22年度格付けについてだが、現行から変更する点はないようだ▼一方、各業界はそれぞれの懸案事項を示し、市に改善策を検討するよう要望する見通しだ。人材の育成や働き方改革など建設業界にも課題は多い▼先日、第1弾となる造園建設業協会東部支部との意見交換会が開かれた。業界は、格付けよりも入札制度や緑化推進のための啓蒙活動に関心が高いようだった▼入札制度については競争性を確保しながらも、受注が偏ることのないような制度にすることを提案していた。誰もが納得する入札制度は難しいが、いろいろな意見を聞くことは、制度を検討する上で重要だろう(鷹)
2020年7月29日
人間、だれしも間違いは犯すもの。十分に承知はしているけれど、それが受注できるか否かでは発注者に文句の一つでも言いたくなる▼昨年度、県発注の工事で積算にミスが見つかり、入札中止になった事例は表立ったものだけで20件前後ある。場合によっては、受注者側が開札後まで故意にミスを指摘しないことも…▼言うまでもなく、特に年度末の工事ではその時だからこそ応札したり、その時だから受注できるケースなど業者個々によって事情はさまざま。間違いが判明して開札時期が変われば、入札の環境(点数)はまったく違うものになる。それだけに積算ミスは避けたい▼だけど、ミスが見つかれば誤りを正すことも大事。要はいかに取り計らうかだが、今のところ受注者側が納得できる方策は見つかっていない。(鷲)
2020年7月28日
電気自動車(EV車)は、航続距離の向上や価格の低下により、目覚ましい普及を遂げている。また、商業施設や高速道路の休憩施設に充電スタンドが設置されるなど、インフラ整備も進んでいる▼群馬県に一風変わった充電スタンドがある。ダイソン社の羽根無し扇風機を彷彿とさせるデザインの機器には「テスラ」と書かれている。テスラ社は長距離運転をする顧客向けに充電スタンドの設置を進めており、その数は全国で21カ所に上る。メーカーによるインフラ整備はEV車普及へ新しい潮流を作り出しそうだ▼EV車の普及は地球温暖化対策が目的ではあるが、自国の自動車産業の存亡に関わる重要事項になっている。こうした次世代車の普及に伴い、道路など交通インフラも大きく変化を遂げていくだろう。(雛)
2020年7月27日
県・市町村と各種協会との間で、大規模災害発生時に備えた廃棄物処理要請や被災建物の解体撤去協力といった協定締結の機運が高まっている▼「後始末」は災害対策を考える上で重要なポイントだ。先日の集中豪雨被害により氾濫した球磨川流域でも、水害による直接的な被害のみならず、水が引いた後に残された数多くの災害廃棄物の処分が人々の頭を悩ませている。未だに片付けがままならない地域も多いとのことで、住民や応援ボランティア達の苦労が偲ばれる▼迅速な復旧を果たす為には、地域を熟知し、対応のノウハウに長けた人々の協力は不可欠。また横の繋がりを活かし、外部からの応援も頼めるとなればこれほど心強い事は無いだろう。災害対応には官民一体となって臨む姿勢を貫き、盤石の備えを築いてほしい。(梟)
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