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 県西部土木施工管理技士会女性部会は20日、境港市の境港外港昭和南地区で進む岸壁整備の現場見学会を開いた。国土交通省境港湾・空港整備事務所と施工者の木下建設から事業概要や施工方法の説明を受け、港湾業務艇「はくしゅう」に乗船して海上から現場を見学。水中での施工を支える測量技術や、海上工事特有の安全管理などについて知見を得た。
 同地区では、物流機能の強化や船舶の大型化に対応するため、水深12メートル、延長230メートルの耐震強化岸壁などを整備するふ頭再編改良事業が進められている。
 当日は同事務所で職員が事業計画を解説した後、木下建設の木下辰男社長と廣島武見工事部長代理が工事内容を紹介=写真。先行工事で実施した床掘りや基礎捨石の撤去、鋼矢板の引き抜きから、現在施工中の「岸壁(マイナス12メートル)築造工事(その2)」までの流れを写真や図面で説明した。
 施工技術では、先行工事でUAVグリーンレーザー測量とマルチビームによる深浅測量を併用し、陸上から海底までの地形を3次元で把握した事例を共有。目視しにくい水中の施工状況や出来形を確認する方法を示した。水中の鋼矢板を撤去する際は、潜水士が引き抜き用の機器の取り付けを確認し、退避してから作業する手順などについても触れた。
 参加者からは、海中での掘削深さの管理方法や天候による工程への影響、安全対策などについて質問が相次いだ。施工者は、台風や冬季の荒天に加え、隣接する岸壁へのコンテナ船などの入出港時には作業を停止する必要があることを説明。参加者は質疑を通じ、港の利用と両立させながら進める工事への認識を深めた。