志戸坂峠防災・福原地区BOXカルバート工事(智頭町福原)で、AI(人工知能)やMR(Mixed Reality)技術を使った施工が進んでいる。施工者の藤原組は13日、最新技術を活用した施工現場を知ってもらおうと、発注元の国交省職員に説明会を開いた。
説明会には鳥取河川国道事務所の職員7人が参加。現場では安全性や生産性の向上を目的にAIや、仮想と現実世界を組み合わせたMR技術を各工程に取り入れている。
監理技術者の上口達哉氏は、動画を使ってカルバート完成までの手順を説明。この後、スマホを使った3次元測量で点群を取得したり、ドローンを飛ばして3次元データを作成する作業を紹介した。
また、安全教育では動画を視聴して危険カ所を洗い出し、作業員が考えた対策をAIが評価。評価結果をフィードバックして安全行動につなげる過程に詳しい説明を加えた。
このほか、作業員が身につける保安具は、AIが画像から判定して装着漏れを防いだり、タブレット上からレーザー計測で配筋の位置を確認した。鳥取河川国道事務所の職員は一つひとつの工程を実際に体験し、先端の技術に理解を深めた。
藤原組の藤原正弥常務は「初めて現場に入る作業員でも、画像による可視化で現場状況がすぐに理解できる」と、MR技術のメリットを話していた。
スマホアプリから3次元測量の成果を確認するようす
