米子市は、市児童文化センター(米子市西町)=写真=の再整備に向けた基本構想を策定した。現在の敷地を基本に、隣接する湊山公園の日本庭園部分の一部活用も検討する。整備手法は、共創施設として建て替える「案A」と、現施設を大規模改修・機能強化した上で増築し、鳥取大学との共創施設(体育館機能)を併設する「案B」の2案を提示。来年3月策定予定の基本計画で決定する。
24日の市議会民生教育委員会で報告した。
基本構想では、センターの「学び」「遊び」の機能と鳥取大学との共創による新たな機能を融合し、「学び・遊び・つながるみんなのワクワク体験空間」を基本コンセプトに設定。(1)文化や科学を楽しく学ぶ機会の提供(2)全天候型のこどもの遊び場(体育館機能)の確保(3)鳥取大との共創による魅力の創出―を基本テーマに掲げた。
整備場所は、現在の湊山公園内の敷地8094・79平方メートルを基本とする。日本庭園部分の一部活用については、文化財の清洞寺跡や庭園景観を生かす可能性も含め、基本計画で検討する。
整備機能は、▼児童図書室(自習室)▼プラネタリウム(天体観測室)▼多目的(交流)スペース▼体験活動スペース▼乳幼児の遊び場▼屋内運動場▼屋外広場―の7機能。
屋内運動場は、雨天や猛暑時にも子どもが体を動かせる場とし、屋内遊具などの設置・配置を検討する。鳥取大医学部の体育館として、授業やクラブ活動での利用も想定する。
現施設は1983年3月の開館から43年が経過し、雨漏りや設備の不具合など老朽化への対応が課題となっている。市は今後、10月に鳥取大と共創施設整備に関する基本協定を締結し、12月に基本計画案を示してパブリックコメントを実施。27年3月に基本計画を策定し、27年度以降に設計業務などに着手する予定。
