県企業局が管理する鳥取放牧場の風力発電設備で、風車本体の撤去工事が本格化している=写真。対象となる3基について、9月末までの撤去完了を予定しており、現在は運転を停止している1号機から解体作業を進めている。
撤去するのは、三菱重工業製の水平軸プロペラ型3枚羽風車発電機3基。1基当たりの最大出力は1000キロワットで、風車の高さは98・7メートル。2005年12月の運転開始以来、約20年間にわたり電力を供給。老朽化に伴い設備の復旧を試みたものの、今後の事業性が見込めないことから、設備を撤去する方針を決定した。
撤去工事はアチハが担当。放牧場に近い1号機から着手し、3号機、2号機の順に解体を進め、9月末の本体撤去完了を目指す。その後、風車の基礎撤去をYAHATAが担当する予定となっている。
また、送電線や受変電設備などの関連設備についても撤去を計画している。対象設備の規模は、受変電設備(変圧器容量3500kVA)、送電線(受変電設備から津ノ井変電所)延長3640メートルほか、配電線路、監視カメラなどの付属設備とする。
現在、設計を進めており、関連設備は2カ年に分けて撤去する方針。1期目は架空電線の撤去を予定しており、今年度中の工事公告を見込んでいる。基本設計の段階では、1期目の工事費に2200万円、2期目の工事費に3200万円を見込んでいる。
