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 ホルムズ海峡の事実上の封鎖から約半年。最悪の量的危機は脱しつつあるが、ナフサ由来の建設資材で供給の偏りや流通の目詰まりが生じ、原油高に伴うストレートアスファルト(ストアス)の仕入れ価格や輸送コストの上昇は今も合材価格を押し上げている。需要の縮小に新たな資材高と供給不安が重なる中、本紙は県アスファルト合材協会(金田孝成会長、会員8社)がまとめた2019~25年度の県内出荷実績を再集計した。

 25年度の出荷量は15万4153トン。比較可能な19年度の18万8903トンから3万4750トン、率にして18・4%減少した。20年度は20万7702トン、21年度は21万1120トンまで伸びたものの、これをピークに縮小。22、23年度と2年連続で減少し、24年度に一度持ち直した後、25年度は7年間で最も低い水準となった。ピークの21年度と比べると27・0%減となる。
 地区別で変化が最も大きいのは東部。19年度の7万7022トンから25年度は4万7211トンとなり、38・7%減少した。県全体の減少量3万4750トンに対し、東部だけで2万9811トンの減となっており、市場縮小の大部分を占める。県内出荷量に占める構成比も40・8%から30・6%へ低下した。
 中部は年度間の振れが大きい。19年度の2万7866トンから25年度は3万1338トンとなり、7年間では12・5%増えた。一方、24年度には4万3923トンまで伸びたものの、25年度は前年度から28・7%減少している。
 西部は19年度の8万4015トンから25年度の7万5604トンへ10・0%減少したが、東部ほどの落ち込みには至っていない。県内構成比は44・5%から49・0%へ上昇し、県内需要のほぼ半数を占めるまでに比重を高めた。ただ、10万6899トンを記録した21年度のピークからは29・3%の減少。
 全国でも25年度の合材製造量は前年度比3・6%減の3424万2000トンとなり、5年連続で減少した。県内の動きも全国的な市場縮小と軌を一にする。
 出荷量が細る一方で、合材工場には原料、燃料、輸送費の上昇がのしかかる。資材供給環境が不透明感を増す中、地域の舗装工事を支える製造・供給体制をどう維持するかが一段と重い課題になっている。