鳥取労働局は、2025年1月~12月の県内労働災害発生状況をまとめた。休業4日以上の死傷者数はコロナ関連を除き、全産業合計585人で24年(コロナ除く514人)と比べ13・8%増加。2009年以降最多の数字となった。
業種別の労災発生状況は多い順に、製造業118人(前年比16・8%増)、保健衛生業103人(同45・1%増)、卸・小売業87人(同20・8%増)、運輸交通業73人(同43・1%増)、建設業60人(同30・2%減)。死傷者数が多い上位5業種のうち、建設業のみが前年を下回った。
また、死亡災害は全産業で7人(24年3人)。建設業で2件、卸・小売業で1件、旅館・ホテル業で1件、その他の事業で3件が発生した。
事故の型別では「転倒」が183人(構成比31・3%)、「墜落・転落」が94人(同16・1%)と、全体の約半分を占める結果となっている。特に建設業では墜落・転落災害が目立つ。
昨年、熱中症による休業4日以上の死傷者数は全体で7人(24年11人)。業種別では▼建設業3人▼卸・小売業1人▼通信業1人▼社会福祉施設1人▼産業廃棄物処理業1人―。発生場所は屋内1人、屋外6人だった。
昨年の年代別の死傷者数は50歳以上が347人で、全体の約6割を占めている。
また、各地区の労働基準監督署管内で発生した労災状況は次の通り。死傷者数(うち死亡者数)、死傷者数の前年比の順。
※全産業合計
▼鳥取署=178人(1人)、6・6%増
▼倉吉署=103人(2人)、6・2%増
▼米子署=304人(4人)、21・6%増
※建設業
▼鳥取署=18人(0人)、58・1%減
▼倉吉署=11人(0人)、15・4%減
▼米子署=31人(2人)、3・3%増
鳥取署管内の建設業で労災が大幅に減少した。
同局では「25年は転倒、高年齢者労働者の労災が24年と比べ増加し、依然として割合が高い」と話しており、「転倒災害のない職場づくりや高齢労働者対策を推進している」とした。
