日本技術士会県支部(平尾繁和支部長)は、鳥取大学社会システム土木系学科の倫理学講座に講師として招かれた。鳥取大からは10年以上にわたって講演を依頼されており、今年も同支部に所属する3人の技術士が技術者としての倫理に対する姿勢などについての思いを学生に伝えた。(=写真)
講演には倫理学の講座を聴講する約140人の学生が参加。技術士としての経験に基づく建設コンサルタントの役割や業務で直面した倫理上の課題などをわかりやすく解説した。講演では西尾尚さん(アサヒコンサルタント)が「建設コンサルタントについて」。西谷技術コンサルタントの中井貴彬さんが「土質・地質分野の事例紹介」。シンワ技研コンサルタントの吉田航一郎さんが「構造物の設計と維持管理」をテーマに説明。3人は技術者の倫理について、設計ミスや地質調査の断面作成、若手技術者の不足、チェックや指導の補足といった事例を交えながら「技術者としての必要な資質とは何か」を伝えた。
平尾支部長は「学生からは多くの質問も出るなど、熱心に聴講していた。今後も技術士の認知向上とスキルアップに向けて、積極的な対外活動に取り組む」。伊藤徹名誉支部長は「技術者は優れた成果を創出するための能力を身に着けること。若い人には技術者の倫理とは何かをよく考えてほしい」と話していた。
