鳥取市は、市営住宅の長寿命化に向けた改修事業費として、6月補正予算に6億4200万円を計上した。昨年度からの継続事業となる大森団地(RG3棟)の改修工事費のほか、大森団地(RG4棟)の実施設計費、浪花団地の改修工事費に充てる。
浪花団地(福部町海士)=写真=は、同じ福部町内にある亀井団地の統合に伴い、既存住宅の長寿命化を図るもの。今年度から改修工事に着手し、5カ年で整備を進める。
1期目は10棟を対象とし、事業費3億2400万円を計上した。内訳は、建築工事費2億円、機械設備工事費5000万円、電気設備工事費5000万円。建築工事は、解体工事と4棟の整備、6棟の整備に分け、1億円規模の工事2件として発注する予定。予算可決後、速やかに公告する方針で、6月下旬から7月上旬の公告を見込む。
同団地は、1980年代に建設された木造住宅で、平屋建てと2階建てを合わせて61戸で構成する。計画では、このうち老朽化した20戸を廃止し、解体後は駐車場として整備する。残る住宅については、毎年10棟程度を改修し、居住環境の改善を図る。実施設計は、赤山建築設計と本間設計が担当した。
一方、大森団地では、最終整備となるRG4棟の実施設計に着手する。昭和60年建設の同棟について、住宅内部のリフォームなどを行い、住環境の向上を図る。設計業務費として2167万円を計上し、工事は2027年度から2カ年で実施する計画。
市は、市営住宅の適正な維持管理に向け、35年度までを計画期間とする「長寿命化計画」を策定。今後も老朽化した住宅の改修や用途廃止を計画的に進め、施設の適正配置を図る。
