鳥取市は、鳥取城跡内にある久松公園(同市東町)米蔵跡周辺に、休憩施設や展示施設、バリアフリートイレなどを一体化した複合型ビジターセンターを整備する。12日開会の6月定例市議会に提出する一般会計補正予算案に、同整備事業費として5983万円を計上。予算成立後、早ければ7月にも測量、新築設計、地質調査の業務3件を発注する。2029年3月に予定する鳥取城跡のリニューアルオープンに向けて整備を本格化させる。
計画によると、米蔵跡にある既存の公衆トイレと東屋(=写真)を解体し、跡地に平屋建て延床面積300平方メートルの新たなビジターセンターを建設。市民や観光客の交流・滞在促進を図る拠点として、館内には休憩スペースやクールシェルター、バリアフリートイレのほか、鳥取城跡の歴史を解説する展示施設を配置する。
また、建設地が文化財区域内に位置することから、施工内容に制限が生じるため、建築物の構造については設計と並行して検討を進める。あわせて、ユニバーサルデザインの観点から建物周辺の外構などについても再整備を実施する方針。
今回計上された整備事業費の内訳は、測量設計業務に2420万円、新築設計業務に2493万円、地質調査業務に1070万円。担当する市河川公園課によると、補正予算案の承認が得られれば、7月頃にもこれら3件の業務を同時発注する見通し。
今後のスケジュールとしては、今年度中に設計・調査を完了させて概要をまとめ、2027年度から建築工事に着手。2カ年をかけて工事を進め、2028年度内の完成を目指す。計画段階における総事業費は約5億2000万円を見込んでいる。
