県西部広域行政管理組合は、2027年度から民間委託を予定しているリサイクルプラザ(伯耆町口別所)=写真=と米子浄化場(米子市安倍)について、委託に関する公募内容を公表した。6月1日に公募を開始する。5年間の提案上限額は計約33億円。運転管理から補修工事までを含む包括的な維持管理を求め、民間ノウハウを活用した効率化と安定稼働を図る。
組合議会民生環境常任委員会での報告によると、参加資格は、単独企業または2者以上で構成する共同企業体(JV)とし、過去10年間に類似施設の維持管理や補修対応を含む保全業務の実績を求める。リサイクルプラザは日量17トンの不燃物処理施設、米子浄化場は日量72・5キロリットルのし尿処理施設または下水道終末処理施設などを類似実績として設定した。
業務期間はいずれも27年4月から32年3月までの5年間。提案上限額は、リサイクルプラザ管理業務が23億6924万円、米子浄化場包括的維持管理業務が9億1592万6000円。リサイクルプラザは指定管理者制度を採用し、一般廃棄物処理施設の運転、維持管理、保全業務に加え、搬入許可や再生工房の運営業務も対象とする。米子浄化場は包括的民間委託方式とし、し尿処理施設の運転管理や保全業務を一体的に委託する。
要求水準では、受託者の創意工夫による効率的な運営を求めるとともに、臭気や放流水質などの環境基準の順守を明記。リサイクルプラザでは、リチウム蓄電池起因の火災対応体制も盛り込んだ。
また、米子浄化場は31年度末の稼働停止を見据え、新品への恒久更新を抑制し、中古品活用を優先した補修計画を求める。稼働停止を見据えた経済性重視の保全管理とする。
選定では、管理能力や経費縮減に加え、圏域内企業の優先活用や地域住民の雇用も評価項目に設定。6~7月に応募を受け付け、8~10月に提案審査や選定委員会を経て受託候補者を決める予定。
